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Trickstarは、氷鷹北斗、明星スバル、遊木真、衣更真緒の四人から成る王道のアイドルユニット。
ファンとの距離感も、メンバーどうしの距離感も近く、等身大な輝きをまとったパフォーマンスを得意としています。
一方、『あんスタ』アップデート前の『あんさんぶるスターズ!(ズ!)』、メンバーが夢ノ咲学院2年生のときには、「ドリフェス制度」によって腐敗していた学院に革命を起こしたりと、行動力があり大胆なところも魅力のひとつ。
それぞれのメンバーが明るくタフな性格であることもあり、先輩後輩問わず慕われています。
北斗とRa*bitsの真白友也は、夢ノ咲学院演劇部の先輩後輩の間柄です。
演劇部は、fineの日々樹渉の奇妙な行動について行けず、ほとんどの下級生がやめていったため、北斗にとっての「部活の後輩」は友也のみでした。
二人はアップデート後の『あんさんぶるスターズ!!(ズ!!)』でも、同じ劇団「ドラマティカ」というサークルに所属。
ちなみに、友也は、北斗が唯一日常的に下の名前を呼び捨てで呼ぶ存在でもあります。
夢ノ咲学院入学前に見た渉の舞台に憧れ、入学後、演劇部に入部した友也。
渉の様々な演劇指導に振り回されながらも友也が部活を辞めなかったのは、一学年上の北斗の存在があったからでした。
今すぐにでも演劇部を辞めたいのに、辞めないのは北斗先輩がいるからですよ……
この少し後から、友也は「今日もかっこいいですね……☆」など、北斗への憧れを頻繁に口にするようになります。
『ズ!!』に突入した後も、友也の北斗への想いは相変わらずです。
メインストーリー第二部のSS決勝直前には、ALKALOIDのリーダーの天城一彩に対してこんな発言をしていました。
北斗先輩はステキだろぉおお? 惚れちゃ駄目だぞ? 俺の北斗先輩だからな!
「俺の北斗先輩」というパワーワードが印象的ですよね。
ちなみに、これに対して当の北斗は、「俺は俺だけのものだ、友也」と至極真面目に返していました。
ES設立初年度の冬、何かと大変な状況に置かれていたRa*bits。
友也は、そんな中、「いつでも大ピンチを一発逆転して乗り越えてきた、Trickstarの先輩たちみたいにはなれない」と彼らへの憧れを口にします。
そして、その流れで北斗の存在を思い出し、こんな言葉をつぶやいていました。
あぁ、北斗先輩に会いたい……。会って優しく抱きしめられて、いつもみたいに『大丈夫だぞ友也。俺はおまえを愛している』って耳元で囁かれたい。
あまりにも、心が疲弊したときのオタクの妄想すぎる……!
これには同じユニットの紫之創も、「その氷鷹先輩、ほんとに実在してます?」と尋ねていました。
ちなみに、そんな創もかなりのオタクであることを忘れてはいけません!
スバルと創は、夢ノ咲学院の校内アルバイトで出会い、良き先輩後輩であり互いのファンどうしでもあります。
愛情表現が真っ直ぐなスバルにあわあわすることも多い創ですが、かなりの強火オタクな面をのぞかせるエピソードは多数。
スバルが夢ノ咲学院で革命を起こすと決意したのも、創が所属するRa*bitsのライブデビュー戦が、ドリフェス制度によって苦いものになってしまったことがきっかけでした。
『あんスタ』ユーザーの中でも浸透している「しののん」という渾名を付けたのは、他でもないスバルでした。
創はその渾名をとても気に入っているようで、夢ノ咲学院の紅茶部の先輩でもある、fineの天祥院英智に「しののん」と呼ばれた際、こう言っていました。
『しののん』って呼ばないでくださいね英智おにいちゃんっ、そう呼んで良いのは明星先輩だけです!
「しののん」呼びを許してもらえない英智は不憫ですが、憧れの先輩が付けてくれた「しののん」という渾名に寄せる特別な想いに微笑ましくなりますよね。
ちなみに、創はファンからの「しののん」呼びはOKのようです。
Switchのクライマックスイベントでは、Switchのサポート役として動いた創。
その労をねぎらうべく、Switchのリーダーの逆先夏目が「ご褒美」としてセッティングしたのが、電脳空間で推しのアイドルと疑似恋愛が体験できるゲームでした。
そこで展開したのは、なんと、憧れの存在であるスバルと、幼馴染みの友也が創を巡って争う三角関係の恋愛劇場……!
慌てて夏目にゲームを止めてもらった創でしたが、咄嗟に出たのはこの台詞。
ななな、何てことをしてくれるんですかぁっ? ありがとうございます! じゃなくて、何だったんですか今のは!?
しかも、この後、「大好きなひとたちに甘いことを囁かれるのって、嬉しすぎて、ちょっと中毒になっちゃいそう」ともこぼしていました。
創の「強火オタク」っぷりは、ストーリー内に留まらず、アプリ内のキャンペーンでも発揮されていました。
『あんスタ』9周年の際に開催された、「絶対に推しができる部屋」というキャンペーンで、ユーザーが「推し」を選ぶお手伝いをしてくれた創。
(3/4)【お知らせ】
『絶対に"推し"ができる部屋』では
参加するだけで
⭐5 [ウェルカム祭]紫之 創
をGETできます❗#あんスタ#あんスタウェルカム祭pic.twitter.com/3w84HKi0iG—あんさんぶるスターズ!!【公式】 (@ensemble_stars) March 15, 2024
「気になるアイドル」を始めに七人選ぶとき、「紫之創におまかせ」でメンバーを選ぶと、なんと先頭にスバルが固定されていたのです……!
SNSでも、「強火すぎて好き」「明星先輩はどうですか?っていう圧を感じる」と話題になっていました。
真とKnightsの瀬名泉は、キッズモデル時代からの先輩後輩の幼馴染み。
泉は真のことを「ゆうくん」と呼んで異常な執着を見せています。
アップデート前の『ズ!』のときは、泉の行動に戸惑っていた真でしたが、『ズ!!』に突入してからは上手くあしらえるように。
夢ノ咲学院では共にテニス部に所属していたほか、『ズ!!』のES設立初年度のシャッフルイベントでは同じユニットになり、映画で共演も果たしました。
夢ノ咲学院では、人手が足りずにアイドルたちがグッズの売り子をすることもしばしばでした。
真が売り子をしていたところへやって来た泉は、「ゆうくんのブロマイドと写真立てを頂戴!」と言います。
それに対して、真は「くれぐれも変なことには使わないでね?」と念を押しますが……。
変なことって?毎晩夢の中でゆうくんに会えるように、そっと枕の下に入れておくだけだよ?それで、朝になったらいちばんに『おはよう』っていうんだ♪
それは「変なこと」に入らないのか……? と思わず首を捻ってしまいますよね。
「夢の中でも推しに会いたい」という強火オタクっぷり溢れる台詞です。
TrickstarとKnightsが合同でライブをすることになった『ズ!』のイベント「ジャッジ!白と黒のデュエル」でも、泉の愛の重さは相変わらず。
このイベントの中で最も印象的なのが、泉がKnightsのユニット活動のときに着ている衣装を真に着せ、撮影会をする場面です。
やっぱり、ゆうくんはレンズ越しに見なくちゃ真価を問えないよねぇ♪
真への愛と同時に、モデルとしても高く評価していることが伺えますよね。
ちなみに、泉はこの後でこんなことも言っています。
せっかく、いつもカメラから逃げ回っているゆうくんを激写できるんだから……。何ギガバイトでも撮っちゃうからねぇ、うっふふふふ♪
「愛が重い」をそのまま体現したような台詞ですよね。
この「デュエル」のストーリーでは他にも真と泉の絡みを見られるので、二人が推しの方はぜひ読んでみてください。
泉の真への想いは、真がその場にいないストーリーでも見ることができます。
同じKnightsの凛月に、月永レオのことについて尋ねられた際、「あいつがどんな人間かとか知らないんだけどねぇ?」と言った泉。
その後に、こんな台詞が続きます。
これがゆうくんなら、ほくろの数からお風呂のときにどこから洗うかまで完璧に理解してるんだけど
筆者は、このストーリーを初見で読んだとき、思わず「怖っ」と口に出してしまいました。
どんな手段を使ったらそこまで分かるのか? と、思わず問い詰めたくなってしまいますよね。
真緒と凛月は、学院に入学する前からの幼馴染み。
凛月は留年しているため実際には真緒より一歳年上ですが、日光が苦手な夜行性体質であり、昼間は何かにつけて真緒に甘えています。
真緒も、世話好きでしっかり者な性格もあって、満更ではない様子。
凛月は、幼い頃からずっと真緒のことを「ま~くん」と呼んでおり、真緒も、時折「凛月」ではなく幼い頃の呼び方で「りっちゃん」と呼ぶこともあります。
凛月と兄の朔間零が中心となって行われたライブ「オペレッタ」。
その折、真緒は忙しいスケジュールの間を縫って凛月のために舞台に上がり、「お前が困ってたら俺はいつでも駆けつける。それで世話を焼いてやるよ、たとえ余計でも」と言います。
真緒の幼馴染みへの想いに胸が熱くなるシーンですが、なんとここで凛月が爆弾発言。
『余計なお世話』なんかじゃないよ、ま〜くん。 ありがとう、ま〜くんの気持ちが嬉しい。たくさん子供を産んで、幸せな家庭を築こうね♪
さすがの真緒も、これには「そんな予定はないけど!?」と混乱。
横で聞いていた零まで「そう簡単に、うちのかわいい弟を婿には出さんぞい」と悪ノリしており、珍しく慌てる真緒の姿も印象的です。
真緒と凛月の絡みは、Knights結成前のストーリーを描く追憶イベントでも見ることができます。
既にKnightsという名前で活動していたレオ、泉に誘われて、半ば義理で共に舞台に立つことを決めた凛月。
最初は「帰っていい?」などと言っていたものの、レオと泉の熱意と、客席にいる真緒の存在によって、やる気を出し始めます。
困ったなぁ、ま〜くんが見てるなら手が抜けない!(中略)ま〜くんが俺に手を振ってくれたんだけど!かぁわいい♪
ステージに立っているのは凛月のほうなのに、なぜか発言がオタク過ぎる……!
推しの姿を見ると途端に元気を出す様子は、同じオタクとして共鳴するものがありますよね。
『ズ!!』に突入して真緒が生徒会長になり、生徒会室に入り浸るようになった凛月は、こんなことを言って、会長用の椅子を占領することも。
ま~くんのものは俺のもの、俺のものはま~くんのもの。ふたりは互いに支えあい愛しあう夫婦
それに対し、真緒は「とりあえず、何も知らない新入生とかが見たら誤解するからやめてもらえる?」と言いますが、ここで凛月の「面倒くさい彼女」のような言動が炸裂します。
誤解なんかじゃない! 俺たちは愛しあってるの……!
愛が重い……!
ちなみに、この後で真緒がツッコミを入れますが、それはなんと、「そうじゃなくて、生徒会長って名乗るなよ」という予想の斜め上のものでした。
「愛しあってる」ことは否定しないこのふたり、引き続き目が離せません。
日々、推しへの愛を溢れさせている四人。
思わず「怖っ」とつぶやいてしまうようなエピソードから、もはやオタクを超越したような発言まで、『あんスタ』アイドルたちの愛情表現の仕方はとても色とりどりです。
これからも、オタ活(?)を楽しむ四人の姿や、それぞれの関係性の展開を、彼らのオタクとして見守っていきたいですね。