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ニューヨークの不良グループのカリスマ、アッシュ・リンクスのソウルメイトといえば、カメラマン志望の日本人青年・奥村英二。
優しくおっとりした性格や天然の入った言動で周囲の空気を緩める英二は、東洋人特有の童顔のせいか、初対面の人間に「小学生かと思った」と言われています。
アッシュにとってはティーンエイジャーとして対等に付き合える唯一の存在、最大の心の拠り所であるが故に、何度も身を挺して助け、敵のアジトから救出しました。
アッシュを寵愛する男色家ディノ・ゴルツィネに囚われ、バックヴァージンを喪失しかけた一件も印象深いです……英二の貞操を奪っていたら、きっとただではすまなかったでしょうね。
本作のヒロインポジの和泉くんは不幸体質の少年。
物心付いた頃から大小様々な不運に見舞われる日々を過ごし、それにけなげに受難に耐えてきた彼を守っているのが、イケメン彼女の式守さん。
見た目はピンク髪の正統派ヒロインなものの、和泉くん限定で見せるナイトな一面は最高にかっこいい!
和泉くんのヒロイン力も高く、式守さんの壁ドンやお姫様抱っこにキュンとする、ピュアな表情が可愛らしいです。
『進撃の巨人』の主人公とヒロインを兼ねるエレン・イェーガー。
彼の性格の最大の特徴として挙げられるのは、人生を左右する悩みや問題を一人で抱え込みがちなことで、終盤の地鳴らしに至る決断にそれが顕著に表れています。
そんな痛々しいほど不器用なエレンを子供の頃から一途に慕い続けてきたのが、本作屈指のイケメン幼馴染、ミカサ・アッカーマン。
15歳時点でユミルの呪いを引き継ぎ、余命8年と宣告された想い人に尽くす姿は、純愛の最たるものとして感動を呼びました。
最期の瞬間まで悪役を演じきり人類に平和をもたらした悲劇のヒロイン、改め主人公、それがエレン・イェーガーなのです。
『ぶっちぎり?!』の主人公・灯荒仁は、可愛い女の子と付き合い童貞を卒業する夢を持った、ちょっとヘタレでリビドー全開な高校生。
隣の席の神まほろに絶賛片想い中の彼ですが、本気人・千夜に取り憑かれ、意図せずヤンキーハーレム状態に!
いずれ劣らぬ癖強イケメンたちが彼をモノにすべく、バチバチの争奪戦を繰り広げています。
その模様は回を重ねるごとにヒートアップし、学校内にとどまらず、学区全体を巻き込む抗争に発展しそうな予感。
まほろが正ヒロインなら荒仁は真ヒロイン、罪作りな魔性の男。
もとは正義感が強く勇敢な少年で、数年前とは見違えるように立派になった幼馴染の真宝に、憧れを交えた純粋な好意を向けられているのもおいしいですね。
第四次聖杯戦争にてライダーと契約したマスター、ウェイバー・ベルベット。
当初はヘタレ泣き虫の卑屈な青年でしたが、征服王イスカンダルと共に過ごす中で、素晴らしい成長を遂げていきます。
魔術師世界の基準では凡人にすぎない彼が、イスカンダルに臣下として認められ、勇気を奮い起こして顔を上げたシーンは胸熱!
「下策をもって上首尾に至ったなら、上策から始めるよりも数段勝る偉業ではないか!」と褒められ、照れる様子もまた最高でした。
まるで言うことを聞かないイスカンダルにトホホな顔、戦闘に巻き込まれた時の慌てぶりなど、コロコロ変わる百面相にも注目。
『K』のキーパーソン・伊佐那社はシロの愛称で皆に親しまれる学生。
大変人懐こい性格をしており、学校では周囲のお弁当のおかずを貰い歩き、猫と戯れる姿がよく目撃されています。
クロこと夜刀神狗朗と揃ってオセロコンビと称される風潮に、本人はまんざらでもない様子。
初対面時にはクロの美貌を目の当たりにしてぽ~っと頬を染めるなど、腐ったお姉さまがたを勘違いさせるリアクションを示していました。
『NARUTO』のうちはサスケは壮絶な人生を歩んでいます。
まずは幼少期、心から慕っていた兄のイタチが一族を皆殺しにしたのち出奔。
以降は真実を知りたい一心で消息を追い続けるも、イタチは各里の抜け忍で構成されたテロ組織「暁」に属しサスケと対立。
裏切りの真意が明かされたのは兄の死後……そこで初めてイタチに愛されていたこと、最期の瞬間まで守り抜かれた事実を知りました。
イタチの死を機に木ノ葉隠れの里から離反したサスケを、今度はナルトが追いかけてきます。
主人公とヒロインが敵味方に引き裂かれすれ違うのはお約束といえど、イタチとサスケ、サスケとナルトの二度に亘り波乱含みのロミジュリ展開が待ち受けていたのは衝撃でした。
『Fate/staynight』の衛宮士郎は、第四次聖杯戦争に被災して孤児となり、衛宮切嗣に拾われた経緯があります。
人の頼みは基本的に断らない(断れない)優しい性格で、学校では機械に強い助っ人として有難がられているとか。
そんな士郎の趣味特技は家庭料理。
切嗣存命の頃から炊事を担当していたらしく、しばしばエプロン姿で台所に立って絶品手料理を振る舞い、食いしん坊な女性陣の胃袋をがっちり掴みました。
イロモノ揃いの防衛部の貴重なツッコミ担当にして常識人枠、鬼怒川熱史。
名前に「熱」の字が入っているにもかかわらず、何事にも熱くなれない性格にコンプレックスを持っている……というのは表面的なプロフィール。
実際は情熱的な男で、一度走り出したら止まりません。
親友の由布院に対しては世話焼きおかんのように振る舞い、「俺にとってアツシは空気みたいなもん」と言われています。
幼馴染の草津とは一時期すれ違っていたものの、和解後は視聴者が照れるほどイイ雰囲気になり、BLフラグ建築士の底力を発揮しました。
ヒロインの呼び声高い『マクロスF』の主人公、早乙女アルト。
長髪ポニーテールと中性的な容姿が目を引く彼は、歌舞伎の名門早乙女家の出身で、嘗ては女形として将来を嘱望されていました。
学園の女生徒には「アルト姫」と呼ばれ、熱狂的な羨望の眼差しを注がれています。
そのヒロイン力は群を抜いており、ランカやシェリルより料理が上手く、歌舞伎の『藤娘』にちなむ妖艶なポーズをたびたび披露し、テレビの前のファンを悩殺しました。
女王の番犬を歴任する悪の貴族、ファントムハイヴ家の若き当主シエル・ファントムハイヴ。
一見クソ生意気なお子様ですが、過去の体験で壮絶なトラウマを負い、夜毎悪夢にうなされるなど精神的な脆さも垣間見せます。
シエルが弱味を曝け出すのは執事のセバスチャンだけ。
移動時はセバスチャンにおんぶやお姫様抱っこされることが多く、あざといまでの体格差が際立ちました。
公式プロフィールでは甘いものが好物となっているものの、少食な上に酷い偏食で、身体測定のたびにウェストの細さを更新している彼。
切り裂きジャック事件の際はとびきり可憐にドレスアップして舞踏会に潜入し、「女装似合いすぎ!」とファンを沸かせました。
日露戦争帰りの軍人・杉元佐一は、「不死身の杉元」の異名をとる戦闘狂と見せかけ、モフモフの小動物やお花ちゃんを愛でる乙女心を秘めています。
それもそのはず、子供時代の杉元は少女雑誌を愛読していました。
野田サトル先生が公式Xに投下した落書きには、白石と共に寝転がり、キャッキャッウフフと「少女世界」を読み耽る杉元の姿が!
遭難中に拾ったシマエナガを心の友として可愛がったり、コイバナにノリノリだったり、キュートなエピソードに癒されますね。
忍術学園六年は組の善法寺伊作は下級生の良きお兄さん的存在。
保健委員会委員長として保健室に訪れる者をせっせと手当てし、面倒見の良さから慕われています。
怪我人とあらば敵でも放っておけず、そこが戦場だろうとお構いなしに介抱することから、「忍者に向いてない」と指摘されることも。
何もない所で転んだり落とし穴に落ちたり貧乏くじを引いてばっかりの伊作ですが、生傷絶えない不幸体質や献身的な人柄が庇護欲をかきたて、「守ってあげたい!」と大評判。
過日の合戦場で助けた敵軍の忍・雑渡昆奈門に見逃してもらったり、お節介が報われるエピソードにはほっこりしました。
男性アイドルグループ「IDOLiSH7」のセンター、七瀬陸は素直でお人好しな頑張り屋。
18歳の割に世間知らずな面が目立っているのは、生来体が弱く寝込みがちで、幼少期の大半を病院で過ごしたせい。
当時の陸の心の支えは、二卵性双生児の兄・天が、病室で披露してくれたショーの真似事。
その後は資産家の養子になった天を「家族を捨てた」と恨み、ステージの上で本当の気持ちを聞こうと決意し、アイドルデビューを果たします。
生き別れの兄と対等に向き合うため、応援してくれるファンや仲間のため……。
何より自分らしくある為に歌やダンスを磨く姿は、逆境を乗り越える都度輝きを増す、ヒロイン属性の本領発揮でした。
7人で活動することに一際強い思い入れを持ち、個々の気持ちや団結を重んじるのは、片割れを失った過去の反動かもしれません。
松岡春は女の子に間違われる系男子。
同級生の千鶴と茉咲からは「春ちゃん」と呼ばれており、姉2人の影響か性格・趣味は女の子っぽく、お菓子作りが得意です。
天然パーマがコンプレックスで髪を伸ばしていたことや、茶道部の活動で女物の和服を着ていたことから、性別を誤解する生徒が後を絶たなかったとか。
友人に迷惑をかけた茉咲を叱るなど、可愛いだけじゃない芯の強さを垣間見せるのもポイント。
色恋沙汰にはめっきり疎く、中学生の弟の相談に赤面する他、茉咲が向けられる好意に全く気付かない鈍感ぶりが周囲の呆れを誘いました。
少女漫画家・野崎梅太郎のアシスタント、御子柴実琴。
学校にいる間はキザなチャラ男を演じ、女の子たちにモテモテな彼の正体は、作中圧倒的な赤面率を誇る照れ屋で少女趣味なツンデレ。
お花やレースの点描を得意とし、その仕上がりは野崎くんや千代ちゃんをも唸らせます。
女子への口説き文句を反芻し後で真っ赤になるのがお約束で、全自動墓穴掘りマシーンの純情っぷりは、野崎くんが女主人公のモデルにするほど。
実はギャルと話すのに苦手意識を持ち、女子への接し方を学ぶ目的で始めたギャルゲーにドハマりするなど、ズレた所も可愛いです。
炎を操る新人類・バーニッシュのレジスタンス組織、「マッドバーニッシュ」のリーダー、リオ・フォーティア。
プラチナブランドのボブカットが縁取る可憐な容貌から、長いことメインヒロインと勘違いされていたものの、中身はれっきとした男です。
……が、さりげなくライダースーツにフリルをあしらっていたり、ノーブルな純白のスカーフを結んでいたりと、意識高い系オシャレさんなのは間違いありません。
レジスタンス指導者の立場上厳しい表情をしていることが多かったリオですが、ガロとバディを組む中盤以降クールビュティ―の印象が崩れ、格段に表情豊かになっていきます。
ガロと喧嘩中のぷんすこ顔のラブリーさは言うに及ばず、ラストシーンの吹っ切れた笑顔は、爽やかっこよくて惚れ直しますよ!
以上、人気作品に登場するヒロインポジの男子を紹介しました。
ヒロインポジの男の子が読者の心を掴むのは、見た目の儚さやか弱さよりも、内面と外見のギャップによるところが大きいです。
絶対に譲れない信念信条を持ち、その不器用さ故に傷付いても進み続ける姿は、いじらしすぎて抱き締めたくなっちゃいますよね。
皆さんが推すヒロイン男子もぜひ教えてください!