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全国の15~69歳に聞いた推し活の実施状況では、「推し活をしている」人は27.3%、「推し活をしていない」人は72.8%でした。
約3割が「推し活」をしていますが、年代別で見ると10代・20代は「推し活をしている」割合が多く、10代では53.0%、20代では44.0%を記録しています。
推し活実施者に聞いた”推し”ているジャンルTOP5は、上位から「アイドル」(41.3%)、「二次元キャラクター」(16.5%)、「俳優・女優・モデル・タレント」(11.9%)、「有名人(インフルエンサー)」(8.9%)、「作品」(4.6%)となりました。
1位の「アイドル」が圧倒的に多く、推し活実施者の約4割がアイドル推しということが判明。
またランキングからは、「有名人」「キャラクター」のような特定の人やキャラクターを推すジャンルが上位にランクインしている一方で、「作品」のように人物やキャラクターに限らない推し活をしている人も4.6%いることがわかりました。
推し活に関連するイベントの中には、「ゆるキャラグランプリ」に代表されるような複数の推し対象が存在する枠組みで人気を競い合う「総選挙・グランプリ」イベントが多く開催されており注目を集めています。
このような「総選挙・グランプリ」はどれくらい認知・投票されているのでしょうか。
各「総選挙・グランプリ」の認知率TOP3は「ゆるキャラグランプリ」(26.9%)、「サンリオキャラクター大賞」(25.3%)、「B-1グランプリ」(18.6%)でした。
常時開催のコンテンツでないためか、いずれも認知率3割以下となっており認知においては拡大の余地があることが伺えます。
1年以内の投票率TOP3は「サンリオキャラクター大賞」(8.0%)、「ゆるキャラグランプリ」(2.6%)、「Webマンガ総選挙」(2.4%)でした。
認知・投票経験・1年以内の投票の流れをみると、「サンリオキャラクター大賞」は認知率で「ゆるキャラグランプリ」を下回っているものの、認知から投票経験、投票経験から1年以内投票の離脱割合が他の「総選挙・グランプリ」よりも低く、高いロイヤリティを維持していることがわかりますね。
各「総選挙・グランプリ」に参加・投票している人には、どのような理由があるのでしょうか。
「Webマンガ総選挙」「ゆるキャラグランプリ」の参加理由1位は「おもしろそうだから」、「B-1グランプリ」は「ご当地グルメが好きだから」、「サンリオキャラクター大賞」は「好きなキャラがいるから」でした。
「サンリオキャラクター大賞」は1位の「好きなキャラがいるから」という理由が6割以上と圧倒的に高く、2位の「おもしろそうだから」という理由よりも30ポイント以上多い結果に。
「総選挙・グランプリ」自体への興味よりも特定のキャラクターを応援したいファンからの投票が多いことがわかりました。
推し活の実施状況の調査結果からは、全国の15~69歳で推し活をしている人の割合は約3割に及ぶこと、主な推し活の対象として約4割が「アイドル」を推していることがわかりました。
各「総選挙・グランプリ」の認知率TOP3は「ゆるキャラグランプリ」「サンリオキャラクター大賞」「B-1グランプリ」で、いずれも認知率2~3割程度。
また認知経路ではテレビ媒体をきっかけに知るケースが多く、Web媒体では拡散力の高いTwitterが多く占めていましたよ。