デジモン第3章が公開!


 劇場アニメ『デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」』(監督:元永慶太郎/配給:東映アニメーション・東映)初日舞台あいさつが24日、東京・新宿バルト9で開かれ泉光子郎役・田村睦心、テントモン役・櫻井孝宏、高石タケル役・榎木淳弥、パタモン役・松本美和、元永監督が登壇した。


 約15年の時を経て、初代『デジモンアドベンチャー』シリーズの続編を全6章で描く劇場アニメーション『デジモンアドベンチャー tri.』。昨年11月に第1章『再会』、今年3月に第2章『決意』と、どちらとも好評のうちに上映され、その待望の第3章となる。メイクーモンが突如異変を起こし、レオモンを消滅させたことで動揺を隠せない主人公ら“選ばれし子どもたち”。さらにヒカリに宿った声を通してデジタルワールドにかんして重大な秘密を告げられることになるのだが……。


 上映後の少ししんみりした感じのなか、デジモンイベントではおなじみの、キャストたちによるかけあいからスタート。


 初日を迎えたことに、それぞれ感慨深げなコメントを寄せつつ、3章の好きなシーンへ、田村は「パソコンの前で苦しんでいた光子郎です。そこでテントモンといろいろお話できたのが絆を感じてよかった」と話すと、「ラストに至るバトルが印象的でした。カブテリモン大きいんだなと思いました。あそこは見せ場ですね」と、櫻井。


 一方の榎木は、「パタモンが『感染しているんでしょ?』というのは悲しくて泣いてしまって、アフレコ中に横を見たら、松本さんが号泣していて。僕以上に号泣していてすごいと思って」と、号泣必至なシーンがあるといい、松本も「家でご近所の人にヤバイんじゃないかと思うくらい泣いてました。でもこれだったんです」と、はにかむ姿が。


 さらに、見どころへ松本は、デジモンたちが集まって話し合いをするシーンをあげ、「リブートということを説明していてテイルモンに『みんな分かっているのか?』と聞くんですが、誰かは知ったかしているんです。アフレコでも『私、これ分からないで言ってるセリフなのかな?』とか話し合ってました。よかったら、探してみてください」と、これから見る人へポイントを挙げることも。


 本作のタイトルの告白にちなんで、キャスト間で何か告白することはあるかという話題となると、田村は1章から櫻井と徐々に距離を詰めていったという話をすると、櫻井は、「僕、ほかの作品でも田村さんと現場一緒になることが多いんです。それで、田村さんに注目していて、現場で1回は必ずほんわかエピソードが起こるんです。そういうのを僕はじっとり観察しています。本当にいい役者さんでいい子なんです。田村さんがいるだけでほんわかする、結果僕のラジオ番組のネタにされていたりして」と、ニコリと笑うと、田村は恐縮しつつも注目されているということには嬉しそうで、櫻井へ何度も頭を下げる様子を見せていた。


 また、上映の最後には『デジモンアドベンチャー tri. 第4章「喪失」』が2017年2月25日より劇場公開ということも予告され、田村が「意外な人が意外な態度をとっていますね。その態度が見たことない新しいものだったので、台本を読んでビックリしました。こう続いている、かつ変わっているなと」と、予告するのだが、元永監督は「微妙ーに違うような(笑)」とのコメントが。さらに、櫻井は「4章はウーロン茶という流れと思っていますよ」と、こちらも謎の予告をしていた。


 最後に田村から、「つらい話もありますけど、テントモンの頑張りとか、パタモンの泣ける笑顔とか、いろんな表情を観てもらえたら」と、呼びかけると、櫻井は「けっこう、衝撃的な第3章で、いままでのデジモンの中ではなかったようなハードな展開もありますが、キャラクターの魅力が詰まっているので、ぜひ大きなスクリーンで観てもらえたら」と、アピールしつつ、テントモンぬいぐるみを胸に抱いて手を振りながら「おおきにー!」と、サービス満点のあいさつも。


 榎木は、「感動して涙を流しました、スタッフさん一同、魂を込めて作ったのでいっぱい感動してもらえたら嬉しいなと思っています」と話すと、松本は「次観たら楽しめる部分も違うと思います」。そして元永監督からは、「物語が真ん中なのところで、ショッキングな展開もありますが狙ってやっていて、後の話数につながっているところがあるんです。無印にもつながる話があります。悲しいだけの話じゃなくて、前を向く話をと思っていて、劇中で『butter-fly』がかかる瞬間があるんですが、あそこから、前をむき出します。4章以降も期待してもらえれば」と、メッセージを寄せていた。


 劇場アニメ『デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」』は全国11館にて劇場3週間限定上映!

情報提供元: News Lounge