ブシロードとグリーがゲームアプリの共同開発で資本業務提携!


 株式会社ブシロードのオープニングステージ・事業戦略説明会が15日、千葉・幕張メッセで開催された『東京ゲームショウ2016』内で開かれ、司会は森嶋秀太が務めた。


 オープニングステージでは現在、稼働中のタイトルの説明がなされることに。


 続く、事業戦略説明会では、ブシロードが株式会社グリーとの資本業務提携を結んだことへの説明のため、ブシロードの代表取締役社長の木谷高明氏と、グリー 代表取締役会長兼社長・田中良和氏が登壇。グリーはブシロードが実施する第三者割当増資を引き受け、約20億円(出資比率10%強)を出資することとなった。


 今回資本業務提携となった経緯について、木谷社長は、この前日にグリー100%子会社である株式会社ポケラボとスマートフォン向けゲームアプリ『戦姫絶唱シンフォギア XD UNLIMITED』で共同開発することになったことが要因と挙げ、「シンフォギアを一緒にやりましょうとなって、その中でお話ししている中でブシロードが持っていないものをたくさん持っているなと。このタイトルのみならず、一緒にやらせていただいたらと思いました」と、説明。


 さらに木谷社長は「グリーさんは守りにも強く、ブシロードは7割攻めで3割が守リという感じなんです。ちょうど増資したいなと思うタイミングでしたし、信頼しリスペクトできる田中社長にお願いしたいなと思った次第です。国内のみならず、海外にも目を向けていけたらと思っています」と、ざっくばらんなトークも。


 一方、田中社長は、「IP(Intellectual Property=知的財産権)コンテンツをどう生み出すのか、音楽をどうしていくのかというのを取り組んできましたが、とにかく作るのが難しいというのを感じています。第1弾としてシンフォギアのゲームを作ることになっていますが、より大きな成功を生み出すべく資本業務提携とさせて頂きました。その中で、ブシロードさんのIPを生み出す力など、引き続き、勉強させていただきながらと考えています」と、思いを語った。


 また、木谷社長は、「私は作品は心で作っているものだと思っています。心で作っている人が、何人真剣に作っているかによってその作品の爆発力は、違ってくると思うんです。シンフォギアというタイトルをキャスト・スタッフともに愛してくれる人が多くて、すごいコアなところでだんだん大きくなっているタイトルだと思います。アニメは1期がよくて2期、3期と落ちていくのが多いですが、シンフォギアは2期、3期とあがっていっているので、これから先行きがあればもっと爆発するんじゃないかと思っているんです。ビジネスとかIPとか言っているとこの人達お金のことしか考えてないと思われるんですけど、会社をやっている以上、仕方なくて、考えるしかないんです。でも、そのなかで、心で作った人たちを膨れ上がらせることができるか、それがわれわれの使命です。IPとかお金とか言うしかないけど、その中の核を作ってくれた人たちのものを、生きざまをどれだけ広げることができるかが使命なんです。ビジネスと言いながら、ビジネスと言ってることがわれわれの生き様だと考えてもらえればと思っています」と、熱弁を振るっていた。

情報提供元: News Lounge