超歌劇『幕末Rock』東京公演ゲネプロが開催!


 「超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末Rock』黒船来航」(脚本・演出:吉谷光太郎)東京公演ゲネプロが3日、東京・EX THEATER ROPPONGIで開かれた。


 『幕末Rock』とは、“幕末”という時代設定のもと、志士(ロッカー)たちが音楽で新しい時代を創るという、斬新な設定の作品。2014年2月に原作ゲーム『幕末Rock』がリリースされ大ヒットし、同7月にはTVアニメが放送。舞台版は同年12月に、超歌劇(ウルトラミュージカル)として、吉谷光太郎氏の脚本・演出で舞台化。本格Rockの楽曲の数々と圧巻の雷舞(ライブ)演出を若手実力派俳優たちがミュージカルで表現し、全公演満席とこちらも大ヒットし、立見もでる注目作となった。原作ゲーム、アニメの世界観をそのままに、劇中の演出シーンの一部として、観客が実際にペンライトを振りながら公演を楽しむという観客参加型のライブ要素を取り入れた演出が好評となっている。本作は、8月20日からの京都公演で開幕している。


 ゲネプロ前には、報道陣向けに坂本龍馬 役の良知真次、高杉晋作役の糸川耀士郎、桂小五郎役の三津谷亮、土方歳三役の輝馬、沖田総司役の佐々木喜英、マシュー・カルブレイス・ペリー・ジュニア役の兼崎健太郎が囲み会見を開いた。


 まずは、それぞれが自己紹介をすることとなり、兼崎は自身の長い名前を言い切ることができ、キャストの間でも温かい笑い声があがるという和気あいあいといった雰囲気の中、スタート。


 8月の京都公演のことへ、良知は「2週間前に京都で作った熱さを、東京でもさらに熱く、パッションを届けたいと思います!」と話したり、糸川も、「東京でもぶちかましたいです!」と、意気込んだり、佐々木は「沖田のイメージカラーのペンライトを振ってくれてすごく嬉しくて、東京公演でも楽しみにしています」と、感激した思い出を語った。


 『幕末Rock』初出演となった三津谷は、最初は不安だったそうだが、「そういう不安を取っ払うぐらい、お客さんが熱くて」と、劇場に足を運んでくれたファンのおかげでリラックスしながらできたとのこと。兼崎も初出演だが「お客さんのノリがエネルギッシュで、いい意味でお客さんに乗せてもらった感じがあります。『幕末Rock』はすごい舞台だなと。お客さんとさらに一体化して盛り上げていきたいなと思っています」と、ファンの声が支えになったようだった。


 東京公演に向けては、三津谷が、「お客様の熱に負けないぐらい熱く!」と、さらに熱くすることを誓うと、糸川は「この中では誰にも負けない気持ちでロックを歌いたいと思います。EX THEATERを俺色に染めてやるぜ!」と、力強い雄叫びが。


 そして良知から、「初演・再演を経てお客様には、1年待って頂いて続編ができました。それはお客様が熱く応援してくださったおかげで、そして新たにキャストを迎えて、お客様も僕らキャストも不安もあるかもしれません。でも、前回演じていたキャスト自身が観て、この続編出たかったなと思えるような熱い作品にしたいと思います。それに、お客様にも初演、再演よりも続編、面白かった、楽しかったと思ってもらえるように、キャスト・スタッフ全員で作り上げたものを一生懸命演じたいと思います」と、思いとともに呼びかけていた。


 ゲネプロではキャスト陣が汗をしたたらせての熱演と歌唱、観客をも巻き込むライブ演出や、これまでの公演でおなじみの“ある演出”なども見られた。


 「超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末Rock』黒船来航」東京公演は3日から9日までEX THEATER ROPPONGIにて上演!


 ■STORY


 太平洋──。


 他国へと繋がる大海の荒波を突き進む四隻の蒸気船があった。


 「イッツロケンロゥ!ゴキゲンな荒波だ」


 メリケンの使節の一人、ペリー・ジュニアが一人、船の舳先に立ち逆巻く荒波を楽しげに眺めている。


 黒船は浦賀の港へ突き進む。


 これが後の世に黒船来航と呼ばれる出来事の始まりだった。


 時は経ち、ロック修行の旅へと出ていた坂本龍馬が、久しぶりに江戸の地へと訪れるとそこでお登勢と再会を果たす。


 お登勢とともに、高杉晋作、桂小五郎の住む老中・勝海舟の邸宅に向かう龍馬。


 二人とも再会した龍馬のもとに、帰宅した勝海舟がこう告げる。


 「雷舞(ライブ)でペリー・ジュニアに勝ってほしい」と。


 龍馬たちは 超魂(ウルトラソウル)の誇りを胸に戦いを決意する。


 雷舞(ライブ)当日、新選組の土方歳三、沖田総司とも再会を果たした龍馬たちは、 超魂團(ウルトラソウルズ)再集合を果たしジュニアに戦いを挑む。


 だが、超魂團はジュニアの本場のロックに全く太刀打ちできなかった。


 ジュニアの胸元にはなんと複数の超魂が光り輝いていた…。


 ■出演キャスト


 坂本龍馬 役:良知真次


 高杉晋作 役:糸川耀士郎


 桂小五郎 役:三津谷亮


 土方歳三 役:輝馬 


沖田総司 役:佐々木喜英


 誠仮面 役:輝馬


 お登勢 役:山岸拓生


 勝海舟 役:岩﨑大


 井伊直弼 役:吉岡佑


 徳川慶喜 役:Kimeru


 マシュー・カルブレイス・ペリー・ジュニア 役:兼崎健太郎


アンサンブル:山沖勇輝 山田諒 佐藤優次 仲田祥司 池田謙信 吉田邑樹 新開理雄 狩野新之介 市川耕大 竹井弘樹


 ※記事内画像は(c)2014 Marvelous Inc./幕末Rock製作委員会 (c)2014 Marvelous Inc./超歌劇『幕末Rock』製作委員会


 公式HP:http://bakumatsu.marv.jp/stage/





情報提供元: News Lounge