クラフェスが開催!


 ホールイベント『TSUKINO CROWD FESTIVAL 2016 SUMMER』(通称:クラフェス)が18日、東京・科学技術館 サイエンスホールで開かれ約400人の大入り満員のファンが駆けつけるなか、ライブや、CDデビューをかけたファン投票の結果発表や重大発表などで盛り上


 次世代を担う男性声優の発掘・育成プロジェクトとして、ソニー・ミュージックエンタテインメントがアニメイトグループ協力のもと開催したリアルオーディション『ツキプロ Music Grand Prix 2016』。そこで、見事合格し『ツキノ芸能プロダクション(ツキプロ)』のアーティスト候補生『ツキクラ』メンバーとなった荒一陽、市川太一、井上雄貴、大島尚起、大海将一郎、小松準弥、徳武竜也、西野太盛、筆村栄心、古畑恵介、松岡一平の13人の新人声優で構成され、この日も司会の『Six Gravity』マネージャー月城奏役の山中真尋と『Procellarum』マネージャー黒月大役の間宮康弘とともに登場した。


 先輩タレントでもあり、7月より放送がスタートした大人気シリーズ『ツキウタ。 THE ANIMATION』に登場するキャラクターのように、歌って踊れる声優アーティストを目指し活動中の『ツキクラ』メンバーたち。その13人のうち上位8人がユニットCDデビューをかけ事前のWeb投票(6月1~30日に実施)に加え、イベント当日の会場投票数を踏まえた総合票で決定するという熱い展開に。それだけに、発売開始わずか3分で即完するという注目度も高いイベントとなっている。


 登場してそれぞれ個性を活かしたあいさつやパフォーマンスをした後、オーディション課題曲となった楽曲『グロリアス・ストーリー』(荒、糸川、井上、大島、西野、筆村、松岡)と『I need you』(市川、大海、菊地、小松、徳武、古畑)を全力パフォーマンス!さまざまな色のサイリウムが揺れるなか、キレのいいダンスと歌唱でファンを魅了。筆村は、「初めて披露させて頂いてから何ヶ月か経ちましたが、みんなでアクセント1つ1つ合わせて頑張りました」と、猛練習を積んできた様子を見せ、菊地も「お互い教え合ってやってきて完成度はどんどんあがっている」と、自分たちでさらにハードルを上げていく様子も。


 続けては、朗読劇『ある白雪姫の秘密』へ。普通とはちょっと違う白雪姫の物語が展開され、実は王妃が“元は彼”などハチャメチャ設定で、途中メンバーもところどろこにアドリブを入れてくるなど、客席から笑いの絶えないものに。ツキクラ初のオリジナルソングとなる『未来のPiece』をフルコーラスは初披露!市川によると、全員イケメンの顔で決めようと言っていた箇所もあるということが明かされ、笑いであふれる。しかも、自主練して完成度を高めてきたそうだ。


 そして、同日のメインイベントとなるCDデビュー者の発表へ。


 1位に輝いたのは中間発表で1位だった井上。「とりあえず本当にありがとうございます。中間発表で1位にしていただけて、でも1位って、考えてみると、もし順位が変わるとしたら、もう落ちるしかない順位なわけで。1位という順位をキープできるのかというのは正直、不安なところがありました。でも、そこで1位を頂けたということがすでに、たくさん応援してくださるみなさまがいるということだったので、そのみなさまの応援に恥じないように、自分にできることを1つ1つやって、自信を持ってとりあえず頑張ろうと思ってきょうまでやってきました。1位という順位を頂けて本当にうれしいです。本当にありがとうございました。1位にしかできないこともあると思いますけど、1位だからどうというのではなくて、僕達13人でツキクラだと思うので、このままみんなで協力しあってもっともっと13人で頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました!」


 2位は小松。中間発表では6位だったが大きくランクアップを遂げることに。「みなさんありがとうございます!めちゃめちゃ緊張しています!まだまだツキクラで挑戦したいことが山ほどあるので、まだかここは始めの第一歩だと思います。全力で駆け抜けていくので、応援よろしくお願いします!」


 3位は松岡。中間発表では8位以内に入らず圏外だったが、そこから大逆転の3位で、観客の声も一層大きくなり「頑張って!」の声も飛ぶ中でのものに。「ビックリしてます。ありがとうございます!中間発表には入ってなかったので……(涙をぬぐう)。まさか……。選ばれたからには悔いのないように頑張りますので、これからも応援をよろしくお願いします!」


 4位は大海。「中間発表では2位でドキドキ、ヒヤヒヤしていました。本当にみなさんの応援あってのこの順位だと思います。何卒、今後ともよろしくお願いします!」


 5位は大島。松岡と同じく中間発表では8位以内にはおらず、逆転を果たし、涙ぐむことに。それに松岡も共感したのか嬉し涙を流す様子も見られるなかでのものとなった。「中間発表でみんなが……(涙ぐむ)。これからみなさんい恩返しします!」


 6位は徳武。徳武も中間発表では8位から圏外だった。「過呼吸になりそうなぐらい緊張しています(苦笑)。『おじいちゃん』というキャラクターでみんなを前に出してきましたけど、自分も負けないぞという気持ちが無茶苦茶ありました。中間発表では入ってなかったですけど、まさか入れるとは思ってなかったので、みなさん本当にありがとうございます!選んでもらったからには全力で頑張っていきます!!みなさんよろしくお願いします!!!」


 7位は古畑。古畑は中間発表では西野と同立の7位。感極まって泣きながら涙声でスピーチも。「まずは、みなさん、ありがとうございます!俺は今回選んでもらったことに対して、メンバーに対して、後ろめたさを感じていません。なぜなら、重大発表の後から2ヶ月半メンバーとたっくさん話して、そのうえで、『ツキクラは13人で1つ』だという結論に至ったからです。だから俺は、選んでもらったからには全力でみなさんにお届けします!本当にありがとうございます!!」


 8位は糸川。糸川も中間発表では8位圏外から追い上げを見せての滑り込みに。「僕は中間発表で8位以内になくて、すごく悔しかったから、ファンのみんなに、絶対にクラフェスは『嬉し涙を流そう』と言ってました。有言実行できてよかったです。僕はツキクラのボーカル隊長として、絶対に誰が見ても恥ずかしくないツキクラを全国に提供したいと思います!(なぜか客席から笑い声が)なんで笑うんですか(笑)!これは僕だけが勝ち取った8位じゃありません、僕のことを応援してくださったみなさま、ツキクラを応援してくださったみなさま。本当にありがとうございます。頑張ります!」


 なお、Webでは事前に3万8095票が投稿されたとしており、ファンそれぞれが応援しているメンバーの結果に一喜一憂。涙するファンも多く、場内はドラマチックな空気に包まれていた。


 終盤には、サプライズで、3大発表が。ツキクラ初のオリジナルソングとなる『未来のPiece』がCD化。こちらは、メンバー全員で歌う、初のオリジナルCDとなる。2つ目は12月13日に赤坂BLITZにて冬のクラフェス『TSUKINO CROWD FESTIVAL 2016 WINTER』の開催。3つ目は、ツキクラ全員集合の運動会が10月1日に開催。アニメイト夏のオーディオ・ビジュアルまつりの景品となるという。


 ■朗読劇『ある白雪姫の秘密』配役


 白雪姫:徳武竜也


 王妃/魔女:古畑恵介


 鏡の精/森の動物A:松岡一平


 狩人/森の動物B:井上雄貴


 ○小人(という名の謎の男性ユニット)


 先生(小人1):菊地燎


 オコ・おこりんぼう(小人2):大海将一郎


 フフ・ごきげん(小人3):糸川耀士郎


 グー・ねぼすけ(小人4):筆村栄心


 ナル・てれすけ(小人5):荒一陽


 ハク・くしゃみ(小人6):小松準弥


 トボ・おとぼけ(小人7):西野太盛


 ナレーション1:市川太一


 ナレーション2:大島尚起




情報提供元: News Lounge