現役時代にあれば、もっと優しくできたのに・・・


 フリーアナウンサーの木佐彩子(45)が22日、都内で行われた頭皮ケアブランド『CLEAR』(ユニリーバ・ジャパン)が提唱する「着帽手当」プロジェクトプレス発表会に出席した。


 今年の夏は猛暑が予想される中、今年1月に発足した『帽子内環境研究会』(代表:佐藤明男・東京メモリアルクリニック平山院長)が実験したデータによれば、「着帽しての有酸素運動で、30分後には帽子内環境はコロムビア、シンガポールといった熱帯雨林気候などと同じ」とする過酷な環境であることが報告されたばかり。(5月30日に行われたシンポジウムで)


 そんな中、帽子やヘルメットなどをかぶって仕事をするスポーツチームや企業が、福利厚生の一環として、“頭皮をケアするシャンプーを支給する”という「着帽手当」を実施するというもの。


 この趣旨に賛同し「着帽手当」導入を決めたスポーツチームは、プロ野球『福岡ソフトバンクホークス』、プロ野球独立リーグ『四国アイランドリーグplus』、アメリカンフットボールから『オービックシーガルズ』、アイスホッケーから『日本製紙クレインズ』、剣道から『ALSOK剣道部』、レーシングチームとして『チームUKYO』の6チーム。


 企業は、『金谷ホテル』、『三和建設』、『ドミノ・ピザ』、つけ麺TETSU『YUNARI』、『浅草 時代屋』の5社。



 元メジャー・リーガー石井一久(42)の妻である木佐は、「うちのもすごく汗っかきで、今でも1日に何回もお風呂に入る。日々の小さな悩みが解消されれば、きっとパフォーマンスもあがるんじゃないかと思う」と、話した。


スペシャルMCを務めたフリーアナウンサーの木佐彩子


 また導入した企業では家族分のシャンプーが提供されているところもあるという話を聞いた木佐は、「(もらえたら)家族としてもうれしいだろうし、みんながハッピーになる。(おかずが)1品増えるかもプロジェクトだなと思う」と話し、「(夫が)現役のときにこの制度があったらもうちょっと優しくできたかもしれない」と、会場を笑わせた。


 アイスホッケーやアメリカンフットボールは、大きな衝撃から頭を守るため、ヘルメットを着用したまま練習でも試合でも長時間、密着させているため、「頭皮や毛髪への影響を気にする選手が非常に多くいる」という。


 また、『Team UKYO』は、「自転車ロードレースはヘルメット被って直射日光を長時間浴びで走るスポーツレース。チームとしての選手のケアを探していたところ」だったそうで、「着帽手当」の話を聞いて即導入を決めた手という。


 『四国アイランドリーグplus』の田中真澄選手(25)も「経済面が厳しい環境でプレイしている選手が多いので、給料以外の手当はありがたいし、新しいサポートの仕方だと思います」とうれしそうに語る。


 リーグ中のため欠席した『福岡ソフトバンクホークス』の本多雄一選手は、「選手一同とても助かっていますし、とてもユニークな取り組みだと思っています。たくさんのチームや企業に導入していただき、着帽手当の輪を広げましょう!」と、ビデオメッセージ。


 『ALSOK剣道部』大竹宏武選手は、「CLEARが練習のシャワー室に設置されたことにより、練習後すぐに髪を洗えるのがとてもありがたい。仕事でも帽子やヘルメットをかぶるので、その間スッキリしていると仕事に集中できてとてもありがたいです」。



 『ドミノ・ピザ・ジャパン』は、「店内で帽子をかぶり、デリバリー中でもヘルメットをかぶるので、仕事中は常に着帽している。お客さまとの接点が多いので、清潔感やイメージ向上に役立ちます。仕事終わってもさわやかになるので嬉しい企画です」。


 『浅草 時代屋』は、「人力車で真夏の日も観光ガイドしている。伝統的に饅頭笠をかぶり、その下に手ぬぐいを被るのでこの時期はすごく蒸す。毎日シャンプーが自由に使えるので助かってます」。


 つけ麺TETSU『YUNARI』は、「スープを煮立てているので、厨房の中はサウナみたいに熱い。それでも衛生上帽子をかぶらなければいけないので、蒸している状態だった。シャンプーを配布すると言ったら、我こそはと、(店舗から本部に)電話が殺到するほど、スタッフが喜んでいます」。


 『金谷ホテル』は、「料理人は伝統の味を守っていくという重要なやくわりがある。厨房の中でコック帽かぶり、火の回り、お湯の回りで頑張っているシェフに、空いた時間にシャンプーができる環境を作りたい。シャンプーを設置し、家庭持ちには配布している。社員の家族からも喜ばれた」


 『三和建設』は、「工事現場に出る前に、事務所で水シャンプーをして、すっきりとリフレッシュして仕事に出られるようになった」。


 MCの木佐さんが「“あったらいいな”が実現したプロジェクトなんですね。着帽手当は新しいサポートの形になりそうですね」と、まとめた。


 


「着帽手当」を導入したスポーツ団体


「着帽手当」を導入した5社の企業


世界初!?の「着帽手当」プロジェクト


頭皮ケアブランド『CLEAR』




情報提供元: News Lounge