ささきいさおが新曲発売イベントを開催!


 歌手・ささきいさお(74)が25日、東京・池袋のHMVエソラ池袋 イベントスペースでデビュー55周年記念曲『今の向こうの今を』(日本コロムビア)発売記念インストアイベントを開き、新曲や往年の名曲など5曲を熱唱し詰めかけたファンを魅了した。


 今年デビュー55周年を迎え“アニメソング界の大王”ともいわれるささき。今回の新曲『今の向こうの今を』では『ラブライブ!』などの楽曲を手掛けるヒットメーカー・畑亜貴氏を作詞に迎え、いまだ最前線で歌い続けるささき自身の挑戦心をそのまま歌ったかのような仕上がりになっている。


 時間になると司会の白滝まつりから「アニメソング界の大王、ささきいさおが池袋に降臨でございます!」のアナウンスとともに、ささきが拍手に迎えられ登場。まずは、あいさつとばかりに『宇宙戦艦ヤマト』を熱唱し、ファンの気持ちを一気にアゲることに。


 MCで、ささきはイベントの開催へ「新曲が出せると思っていなかったし、この年で声が出るのは幸せです」と、しみじみ。白滝から昨年行ったデビュー55周年を振り返ってどうだったかと問うと、「俳優をやったり、アニメの曲を歌ったり、かいつまんで飛び飛びにいいことを思い出すんですけど、その間、間にはつらいこともありました。やっと落ち着いてきたと思ったら、70代であっという間の55周年です」と、深みのあるコメントも。


 


 さらに、55周年記念イベントも開いたが、その感想を、「30何曲選んでやれば3時間ぐらいで終わるだろうと思ったら4時間になってしまって(苦笑)。大阪に新幹線で帰る人が、電車がなくなってしまってバスで帰ることになってしまって、非常に悪いことをしてしまって。悪い習慣を作ってしまった(苦笑)」と、少し申し訳なさそうにしていたが、その4時間のコンディションはどうだったかと尋ねると「喉は意外と大丈夫だったんです。この年で4時間を歌うのは、北島三郎さんや加山雄三さんぐらいかいないかもしれない(笑)」と、楽しんでいたようだ。


 さらに、『銀河鉄道999』、『秘密戦隊ゴレンジャー』と往年の名曲を披露した後は、作詞を担当した畑氏のことへ、「畑さんは一生懸命書いてくれました。彼女はアニメティックな歌とか有名な曲があるけど、たぶん本人は本質的には阿久悠先生が好きと言ってらして、真面目な詩も書ける人だなと思っていました。今回はすごい良い姿勢で取り組んでくれました。『始まりは何度でも』でも、僕がエルビス・プレスリーのことを好きというのを知ってて、気に入ってくれて、ロックを作ってくれた」と、話していた。


 そして、いよいよ新曲へ。先にカップリングのロカビリー調の『始まりは何度でも』を披露した後、曲のことを話すささき。「雰囲気がおもしろい歌なんです。始まりは何度だってあるんだから、次の自分があって、もっと未来に行ったら良かったんだなって。ですから、みなさんも元気を持って生きていきましょうということで。エルビスみたいに近づいていけたらと思って」と、曲へ込めた思いを。


 ラストに『今の向こうの今を』を雰囲気たっぷりに歌唱し、ファンを熱狂させたままサイン会へと臨んでいた。


 楽曲『今の向こうの今を』は25日より好評発売中!


情報提供元: News Lounge