女優・後藤郁(ごとう・かおる、20)が24日、東京・恵比寿の弘重ギャラリーで写真展 Vol.1『~a girl~』の開催にあたり、報道陣向けに囲み会見を開いた。
18歳の2014年6月に『アイドリング!!!』を卒業しその後、活動を休止。そして、今年2月、舞台『ダンガンロンパ THE STAGE2016』舞園さやか役のオーディションに受かり記者会見に登場して女優活動を再開させた後藤による初の写真展。カメラマン・魚住誠一氏が撮影し、後藤自らチョイスした150点の未公開カットが同所で楽しめる。四季折々の写真で、実家のある大分から東京、関東近郊で撮影したものになり、それぞれに、タイトルのようなコメントがついており、撮影禁止と書かれた張り紙の下にも「ほれてください」としたためてあるなど、遊び心満載になっている。
写真展の開催に、後藤は、「きのう搬入があってお手伝いをしたんですけど、ここまで自分の顔があって、身震いしました。でも、泣くのは最後まで取っておこうと思っています(笑)」と、率直な感想を。
18歳の活動休止に入ってから髪を切り、魚住氏に撮ってもらったところから始まったそうだが、魚住氏としては、「撮影していた時は思っていなかったんですけど並べてみると成長が分かりますね」と、目を細める。
女優として芸能界で活動を再開するということへ後藤は、「休止して1年ぐらいはやることもあったので、何も考えず過ごしていましたけど、去年の秋ぐらいから、もう一度したいな。女優になって演技をしたいなと思ったんです。もともとの性格は変わらないとは思いますけど、二十歳にもなったので、1歩1歩成長したい」という後藤。目標とする俳優は外国の俳優だそうだが、具体的に挙げてもらおうとすると、数が多いことで悩み「いっぱいいて、選びきれないなぁ」と、苦笑い。
テーマは『アイドルから女優へ』という本展覧会。写真の中にアイドルな感じで写っているものはあるかと問うと、魚住氏は「アイドルはないんじゃないですかね(笑)。18歳の終わりから19歳の顔は何でもない、どこにも所属してない後藤郁だったんじゃないか、すごく貴重な顔が撮れたんじゃないかと、今思えばそういうふうに思いますね」とのことで、「女優の顔をしているのは二十歳を超えてからの写真ですね。そこが境界線になっていると思う」と、解説もあった。
今後へは、「この仕事に戻ってきたいというのがあって、目立っていきたいなと思いますし、アイドルから女優という方もいま多いので、その中から抜けた存在になりたい。目標としては朝ドラや居合一級も所持していますので時代劇、アクションとかもできれば」と、抱負を語り、6月からの『ダンガンロンパ』の本公演へアピールしていた。
ちなみに、かつての『アイドリング!!!』メンバーとは会ったりしているそうで「『アイドリング!!!』時代の」、メンバーは来るのかと尋ねると、「みなさんに告知をしたら来ると行ってました。ただ、それぞれスケジュールはあるので。でも、後輩には絶対に来い!と言ってます(笑)」と、厳命しているそうだ。
写真展 Vol.1『~a girl~』は24日から29日まで弘重ギャラリーにて開催中!