「機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起」初日が開催!


 アニメーション『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』(総監督:安彦良和)初日舞台あいさつが21日、東京・新宿ピカデリーで開かれエドワウ・マスとシャア・アズナブル役の池田秀一、セイラ・マス役の潘めぐみ、ガルマ・ザビ役の柿原徹也、リノ・フェルナンデス役の前野智昭、安彦総監督が登壇した。


 身分を偽りシャア・アズナブルとしてジオン自治共和国国防軍士官学校に入学したエドワウ・マス。同期となったジオンの御曹司ガルマ・ザビと親交を深め、学生たちからも一目置かれる存在になっていく。そして宇宙世紀0077年、学生たちが独立をかけ地球連邦軍治安部隊に対し武装蜂起し、シャアとしてのザビ家への復讐の幕が開けていく。


 上映終了後に、拍手に迎えられ登壇したキャストたち。柿原が「世界で一番愛されている“坊や”を演じさせていただいてます、柿原徹也です」と、お茶目にあいさつすれば、隣の池田は、「エドワウ・マスからついにシャア・アズナブルを名乗ることになりました。“坊や”を育てている池田秀一です(笑)」と、遊び心たっぷりの“育成計画”を語り、観客を爆笑させることに。


 そんな池田だったが、「きょう出がけに、3話を家で観てきたんですけど、『THE ORIGIN』を通じて、シャア・アズナブルという人物と再会できたことを大変嬉しく思っています」と、感無量な様子も。


 さらに、池田は柿原と前野を見て、「2人の若さを頂いて(士官学校での)同級生をやらせて頂きました。ファーストの劇場版三部作をやらせていただいた時に彼らの年代だったんです。そういうことを考えながら、演じさせて頂きました」と、目を細めつつ、2人に“同級生”として握手を求める。これらに、前野は「自分にとって大きな財産になりました」と感激すれば、柿原も、「せっかく殺られるんだったら、最高の“坊や”でいたい。ガンダムの歴史の血肉に少しでもと思います」と、さらなる精進を誓っていた。


 ほかにも、原作になかったリノを演じてみて前野は、「演じていて楽しかったですけど、彼が登場したことで、いろんな可能性が出てきたなと思います。今後そういう可能性もあるんじゃというのを示唆できたキャラだった」と、後出のキャラクターでもガンダム史に残るようなことがあると熱弁し、「リノは特殊車両評価が高いのでザクレロにでも……」と色気を出すと、安彦総監督は乗っかりつつ「じゃあリノがゲルググにでも乗って……じゃないや」と、言い間違えてしまうことに。しかし、前野は、「ゲルググの方が嬉しいです!」と、そのまま押し切り、安彦総監督も「じゃあゲルググに乗りますか」と、“何か”あるかもしれない様子を見せていた。


 一方、昨年10月の『II』の公開から約7ヶ月ということで藩は、「温かい拍手が響いて、1、2話と続けてきて、拍手を頂いて『お帰りなさい』と言ってもらえたような気分です」と、喜んでいた様子を見せることも。


 池田から、今後の作品展開について、「第4話はまだ録っていませんけど、夏にアフレコします。秋にみなさんにお見せすることができると思います。ララァも出てきますし、モビルスーツにもどんどん乗りますから、またワクワクする作品にもなっています」と、期待感をあおり、安彦総監督も「絵描きとしては現役でやれます。居直ってますから、できる限りガンダムに尽くしたいと思っています!」と、全力投球を誓っていた。


 また、イベントでは『IV』が今秋公開予定であることや、その先のルウム編の制作決定もアナウンスされ、最後は藩が音頭を取っての会場一体となった「ジーク・ジオン!」コールで終演となった。


 アニメーション『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』は21日より2週間限定で全国15館でイベント上映!



安彦良和総監督

情報提供元: News Lounge