俳優・青木玄徳(28)、山田裕貴(25)、波岡一喜(37)、津田寛治(50)、女優・MEGUMI(34)、冨手麻妙(22)が21日、東京・新宿バルト9で映画『闇金ドッグス 3』(監督:土屋哲彦/配給:AMGエンタテインメント)初日舞台あいさつを土屋監督(37)とともに開いた。


 裏社会を描いた本シリーズ。元ホストの須藤司(青木)は元ヤクザの安藤忠臣(山田)が経営する「ラストファイナンス」に雇われ、女性の扱いの上手さを生かし、女性債務者を次々と増やしていた。そこに現れたのが夢を捨てきれない元アイドル・えりな(冨手)と、愛娘をスターにしたいステージママ・ツバキ(MEGUMI)が現れる。闇金の扉を叩く彼女たちの背後には、悪徳芸能事務所とその社長・沢村(津田)の存在があり……。


 スーツ姿で現れた青木は、「楽しんでいきましょう!」と、元気よく声を張ると山田もそれを真似し、以降全員が「楽しんでいきましょう!」と、叫ぶなど和気あいあいな感じでスタート。


 これまでの『2』は山田演じる安藤が主人公だったが、本作では青木演じる須藤を主人公にしており、青木にとっては本作が映画初主演。その座長を務めた気持ちを問われると、青木は、「『2』から『3』にかけての時間がなくてあまりなかったので怒涛の撮影でした。それでも変に気負ったりせずに『3』に行けたんです。ただ、主演というのはやってるうちに荷が重くなって来ることはありました。それでも、すごくいい人達が集まってくれたので、僕の中では頑張ってやれたなと思います」と、手応えは十分にあったよう。


 本作はMEGUMIがゲストだったが、青木は「そこはすごいテンションが上がりました。僕『Dragon Ash』すごい聴いてたので」と、まさかのMEGUMIの夫・降谷建志(37)が所属している『Dragon Ash』のことを語りだし、MEGUMIは、「あたしじゃないの?あっちの方ね!?オッケー」と、苦笑い。さらに、MEGUMIは撮影中の青木について、「『降谷建志さんの身長何センチですか?』と青木さんが聞いてきて、いま身長気にするの?って、とてもチャーミングな方でした」と、暴露し、山田は「ほんまに『Dragon Ash』が好きやねんな!」と、笑いながらツッコんでいた。


 


 撮影については過密スケジュールだったようで、青木は「ナチュラルハイになってたよね。その部分はわかると思いますよ(笑)」と言うと、山田は「監督もナチュラルハイになってて、『いまのテスト?本番?』って(笑)。それ言っちゃっていいの?と思って」と、裏話も飛び出した。


 ほかにも『1』に登場していた冨手は「監督からちょっと太ったねということを言われて痩せろと言われて、撮影中は何も食べずに挑んだんです。そこで劇中で飲んだり食べたりするシーンがあったんですけど、それがおいしく感じるぐらいでした。監督からそんな“仕打ち”を受けました。青木さんとも直接対決して、戦って行こうと思いました」と、“ダイエット指令”が飛んでいたことや、浪岡が「青木との“BL”的なものがね。血が出るぐらいの“BL”。『ヤミ金ウシジマくん』とは違うぞと。こんなこと言ったら(山田)孝之に怒られる」と、ギリギリの線を攻めて笑いを誘うことも。


 そんな笑いの絶えないあいさつだったが、津田は、「『ヤミ金』と名前が入っている映画ですが、この映画はすごく人を描いているんです。俳優を描いているんです。俳優のドキュメントとして成立している匂いがして面白いですね。土屋監督のすごいところは若い俳優がめちゃくちゃ輝くように撮影しているところなんです。男性俳優陣3人が暴れやすいように作っている。それぞれの空気を切り取っているというのが秀逸だなと思います」と、締まりのあるコメントをして、青木、山田、浪岡を感激させていた。


 映画『闇金ドッグス 3』は21日より新宿バルト9にて一週間限定公開!




山田裕貴


波岡一喜


津田寛治


MEGUMI


冨手麻妙


土屋哲彦監督


 


 

情報提供元: News Lounge