アニメーション『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』プレミア上映会が開催!


 アニメーション『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』プレミア上映会が8日、神奈川・神奈川県民ホール 大ホールで開かれエドワウ・マスとシャア・アズナブル役の池田秀一、セイラ・マス役の潘めぐみ、ガルマ・ザビ役の柿原徹也、リノ・フェルナンデス役の前野智昭、『II』の『風よ0074』を歌った歌手・石田匠、安彦良和総監督が登場した。


 身分を偽りシャア・アズナブルとしてジオン自治共和国国防軍士官学校に入学したエドワウ・マス。同期となったガルマと親交を深め、学生たちからも一目置かれる存在になっていく。そして宇宙世紀0077年、学生たちが独立をかけ地球連邦軍治安部隊に対し武装蜂起し、シャアの復讐への幕が開ける。


 イベントがスタートすると、潘と池田による『II』のラストシーンを生朗読劇で再現。それが終わった直後には、石田による『風よ0074』の生歌唱が続き、臨場感たっぷりの開演に。


 そして本編上映後、キャストが登壇することとなるのだが、本作に合わせてジオン自治共和国国防軍士官学校の入学式という体で、1人1人呼び出されての登場となり、司会から池田を「新入生でございます」と紹介があると、観客は大爆笑。さらに、最後に安彦総監督がコールされ、歩いてきて空いている席に座るのかと思いきや、いきなりステージ後方のカーテンが開き、ほかの出演者より豪華な椅子に腰掛けている安彦総監督が現れ、場内は沸き返ることとなった。


 ついに今月21日に公開を迎える本作へ、池田は、「エドワウ・マスからシャア・アズナブルへ。まさにシャア・アズナブルへの入学式のように思います。大変気分が高揚しています」と、味のあるコメントが。本作ではシャアが青年期へと差し掛かるため、池田は「やっと我が世の春が来たと思います」と、少年期よりだいぶのびのびと声を出せるようになったようだ


 一方、ガルマ役を演じることになった柿原は、「身にあまる光栄です。ガルマのオーディションのお話を頂いた時に、自分ならこうしたいなというのを出しきりました。全身全霊を置いてきた作品だと思います。最後の最後に秀一さんに殺しがいがあったよと言ってもらえるように」と、気合十分でアフレコに臨んだことをアピールし、「ヘタな小細工をする必要が本当にない。その役に自分の気持ちを寄り添わせて、役者なので相手のキャラクターだったりとかを考えつつも、だけどスタジオの中で生きるということをするだけで成立する作品だなと改めて思いました。その1日の時間帯で、秀一さんに『柿原ガルマを作りなさい』と言われたので、1日で一緒に作っていけたと思います」と、アフレコ時の話を。すると池田から、「いまは優しくしておかなきゃなと思います」とニヤリと笑い、今後のガルマの宿命を思わせるセリフが飛び出し、笑いが巻き起こる。


 ほかにも、安彦総監督が、本作から加わった柿原と前野へ、「楽屋でお聞きしたんですが、前野さんと柿原さんは専門学校の同級生だそうですね。これって設定通りです」と、ガルマとアニメオリジナルキャラのリノが同期生という設定をうまく使い、場内も盛り上がっていた。


 終盤には6月12日に神奈川・パシフィコ横浜で開かれる『ガンダム LIVE EXPO』の予行ということで、「ジーク・ジオン!」を場内一体となって叫ぶという演出が。そこで池田が音頭を取ることになったが、池田は「場違いかもしれませんが、みなさんのご健康とこれからのご活躍を願って、それでは行きます!『ジーク・ジオン』!」と、お茶目さを見せていた。


 ちなみにこの日は、4章の予告編はなかったが、安彦総監督は、「観たい方はぜひ劇場で。なんかあざとくなってきた気がする」と苦笑いを浮かべると、池田は「戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ」と、シャアの名ゼリフも飛び出しフォローしきっていた。


 劇場アニメーション『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』は21日より2週間限定で全国15館でイベント上映!

情報提供元: News Lounge