小野大輔が“相棒”上田麗奈へ「すごい成長!」


 『「Dimension W」スペシャルステージ』が3月27日、東京ビッグサイトでの『AnimeJapan 2016』内BLUEステージで開かれマブチ・キョーマ役の小野大輔、百合崎ミラ役の上田麗奈、ハルカ・シーマイヤー役の梶裕貴が登壇し、司会は鷲崎健が務めた。


 今年1月から1クールで放送された漫画家・岩原裕二氏の同名作をアニメ化。西暦2072年、人類はX・Y・Zに続く第四の次元軸『W』に存在する無尽蔵のエネルギーを取り出すことに成功し、それを個人携帯用の次元間電磁誘導装置「コイル」に供給するシステムが完成されエネルギー問題が解決したかのように見える世界が舞台。正規ルートを通さない「不正コイル」を回収する回収屋のキョーマと相棒ミラのコンビが描かれる。


 キョーマのイメージでつくられた半纏姿で現れた小野は、鉄串を投げる仕草で登場。すると、梶も何かを投げる仕草で現れ、それに当たったかのように小野は倒れそうになるリアクションを取るなどサービス満点のなかイベントがスタートした。


 梶は『Dimension W』イベントに参加するのが初めてだそうだが、梶が、上田が自分の事を“クズ”と言っていると小野から聞いたという話をしだし、これに焦った上田が、「違うんです!梶さんは普段は優しいのですが、マイク前ではクズで…」と、釈明しさらに、観客を笑わせることに。梶は、「ハルカはクズですけど、僕は自身はみんなに言われるほどクズではないと思うんですけど…」と、補足していた。


 話題に挙がったハルカについて、梶は「狂気的な悪だったので、声の雰囲気とか高さを考えずに、演じられたと思います」と、新境地が開けたようで、小野は、「梶くんのああいう演技を見たことがなかったので、こういう演技できるんだって関心しました。スゲー梶くん!感じ悪い(笑)」と話した。


 続けては、本作がいよいよ佳境を迎えているということでおさらいPVの上映。すると鷲崎が、暗転した場内で音楽に合わせて本作オープニングのキョーマのようなダンスをしだし、上田も釣られて踊り出すという楽しげな姿がかいま見える一幕も。


上田が自由な発想で珍回答を連発!


 そして、特別企画として、作品にまつわるQ&Aクイズコーナーへ。「セントラル47には何人の回収屋がいる?(岩原氏による正解は50人程度)」「ミラの尻尾の正体は?(岩原氏による正解はミラの脳と直結しているデバイスで、弱点)」「ハルカの名前の由来と年齢は?(岩原氏による正解は響きが気に入った、22歳くらい)」という難易度の高い問題が出題されたが、小野はボケを狙った回答をしたり、上田は“上田ワールド”全開な天然回答を連発し、場内を笑いの渦へと引き込んでいた。


 最後に上田は、「キョーマとミラは、過去に悩んでいましたが、お互いが一緒にいることでどうやって過去に向き合っていくかが見どころだと思いますし、原作と比べてここはこうなんだ!というプチサプライズもありますので、そこを楽しんでもらえたら」と、思いを語り、梶は、「僕は終盤からの参加ですが、素敵な現場で、いい作品を作ろうという気持ちで満ちている現場で、全力で頑張りました。息を「ぜーはー」言いながらしゃべるシーンなど気合を入れて楽しませて頂きました」と、感想を。


 そして小野からは、「キャスト、スタッフの熱量が高くて、最終話を録っているときもなんて役者として幸せなんだろうと思いました。。それはバディであるところのミラ、上田くんを見てても思うことで、すごい成長したなと感じるんです」と、上田を褒め、これには上田もニコニコと嬉しそうにほほ笑む姿も。そうやって上田を持ち上げた小野だったが、「トーク的な部分はちょっと昔の自分を見ているようで同族嫌悪を抱くんですけど(苦笑)」と、しっかり落としつつ、「このメンバーで一緒にやれたことで新しいお芝居とか新しい熱量が出せたと思います。コイル=新しい可能性を描いている作品ですので、最終回はちゃんと未来につながっていくこれが『Dimension W』だというものになっています」と、思いを語り尽くしていた。





上田麗奈


梶裕貴

情報提供元: News Lounge