小林聡美が子役・佐々木春樺ちゃんにサル役のススメ!?


 女優・小林聡美(50)、市川実日子(37)、高橋ひとみ(54)、佐々木春樺(7)、もたいまさこ(63)、俳優・伊東清矢(15)、光石研(54)が21日、東京・新橋のスペースFS汐留でドラマW『山のトムさん』(WOWOW)完成披露試写会を開いた。


 『ノンちゃん雲に乗る』などで知られる児童文学作家・石井桃子さんの自分自身の暮らしをモチーフにした同名作を、舞台を終戦後から現代に移して実写ドラマ化。血のつながりだけではない家族としての暮らし、近隣の人たちとの優しいつながり、美しくも厳しい自然との共存を田舎暮らしで描く。


 今年春に撮影されたという本作。小林は、「映画を撮影しているような、ゆったりしたペースでした」と、その日々を振り返る。


 


 ロケ地に1ヶ月泊まり込んだ自然に囲まれての撮影だったそうだが、小林は、「朝起きると目に飛び込んでくるのが鮮やかな緑で、気持よく仕事場に行けました」と満喫したようで、市川も「初夏の花が毎日咲いていく感じとか、つばめが巣を作っていく姿とか、静かな時間を過ごせました」と、そのゆっくりとした変化を楽しんだよう。


 逆に東京とロケ地を行き来していた高橋は、「東京は臭かったですね」と、空気がかなり違ったことを話して報道陣を沸かせると、市川も「たまに東京の香りを運んできてくれて臭いというか(笑)」と、相づちを打ち、小林は「通常は慣れちゃってるんですね」と、納得の表情だった。


 今回は『パンとスープとネコ日和』プロジェクトとして撮影となったが、今後、撮るならどんな作品がいいかという質問が飛ぶと、市川は「佐々木さんと次はサル山でみんなが『ウッキッキ』ってなるのがいいかなと言ってましたよ」というと、小林も乗っかり佐々木へ「サル役はどうですか?鍛えておいてくださいね(笑)」と、ほほ笑ましいやりとりも。


 ちなみに、タイトルの“トムさん”とは、やんちゃな猫のことだが、小林は「彼は本作がデビュー作で、生後6ヶ月なんですが、いかなる時もキョトンとした表情のままで、あっ、キョトンとしたままでも1本通せるんだなって彼に教わりました」と、学ぶものもあったり、「猫じゃない動物も出てきます」と、ほかの生き物も出てくるとも予告していた。


 小林から、「相変わらず何もおきないんですけど、だからこそ豊かさが広がっていて幸せもあるのかなって思います。携帯電話もテレビも出ませんが風の匂いとかを感じてもらえれば。この作品で幸せの小さな種をまいてくれることを願っています」と、メッセージを寄せていた。


 ドラマW『山のトムさん』は今月26日午後9時よりWOWOWプライムにて放送!





小林聡美


市川実日子


高橋ひとみ


もたいまさこ


伊東清矢


光石研


佐々木春樺


 


 


情報提供元: News Lounge