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1987年に竹抽出物による除菌剤を開発以降、約34年にわたり竹の研究開発を続けるタケックスから、驚くべき検証結果が公表された。
タケックスは、竹からの抽出物「モウソウチク抽出物」を含有するアルコール製剤を噴霧した部分について、15日後でも新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が付着・侵入しても、99.99%ウイルス不活性化できたことを確認した。
ここでいう「ウイルス不活性化」は、微生物などの病原体(この場合はウイルス)を熱、紫外線、薬剤などで死滅させる(感染性を失わせる)ことを意味する。
今回、検証試験で使われたタケックスの竹抽出物含有アルコール製剤は、「タケックスクリーン」商品シリーズ。ツルハドラッグやくすりの福太郎などのドラッグストアを展開するツルハグループ、キリン堂などで通常販売されている商品群のひとつ。
この「タケックスクリーン」シリーズに含まれるモウソウチク抽出物は、竹の茎の表皮を粉砕したものを、エタノールで抽出して得られる成分。モウソウチク抽出物は、安全性が高く、食品添加物や鮮度保持、除菌洗浄剤としても認められている。
「一般アルコール製剤で除去できないノロウイルスや雑菌にも幅広く効果を発揮」「水場でも効果を発揮。抗菌力は7日めでも持続し、二次感染を防止できる。また、天然由来で食品添加物としても認められ、食材に直接噴霧できる」と話すのは、タケックス岡田久幸 代表取締役社長。
タケックスは今後、介護施設や飲食店、個人むけにも「タケックスクリーン」をはじめとした商品ラインナップを拡充させていくという。