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2020年の年末。未だに新型コロナウイルスの流行は衰えることはなく、むしろここ最近で感染者が全国的に増えている状況です。人の動きが活発になる年末年始も控えているため、より一層、感染に対して気を配ることが求められます。
また、特に高齢の方は感染してしまうと病状が悪化しやすいため、さらに注意が必要です。新型コロナによる死亡者の年齢を見ても圧倒的に高齢者が多くなっており、本人はもちろん、身近に高齢者がいる人も危機意識を持たなければなりません。
では、今年の年末年始の高齢者の方の過ごし方はどのようになっているのでしょうか。今回、社会福祉法人 聖隷福祉事業団が運営する有料老人ホーム「エデンの園」は、エデンの園入居者を含む60~99歳のシニア555名を対象に、年末年始の過ごし方に関するアンケート調査を実施しました。
社会福祉法人 聖隷福祉事業団(せいれいふくしじぎょうだん)は、昭和5年より続く福祉事業団体で、医療事業、保健事業、福祉事業、介護サービス事業などを行う団体。キリスト教精神に基づく「隣人愛」を基本理念とし、全国162施設・353事業において活動しています。
聖隷福祉事業団が運営する有料老人ホーム「エデンの園」は、老人の孤独死が大きな社会問題となり始めた1970年代に「高齢者にとって楽しく生きがいのある安心した生活の場が必要」という考えからスタート。浜名湖、宝塚、松山、油壺、浦安、横浜、藤沢の全国7エリア8施設からなり、世界一の長寿国となった日本の高齢者ケアの進むべき方向を探り、さらなる充実を図っています。
今回の調査では「今年と、去年までの年末年始の予定を教えてください。」と質問。以下のグラフのような回答が得られました。
今年の年末年始の予定については、1位は「家でのんびり」で69.2%(384名)、2位は「家族・孫に会う」 で19.8%(110名)、3位は「初詣に行く」 で17.7%(98名)という結果に。
去年までの年末年始ついては、1位「家でのんびり」 が53.7%(298名)、2位「家族・孫に会う」が45.4%(252名)、3位「初詣に行く」では44.5%(247名)でした。
今年と去年までを比べると、1位から3位までの順位に変化はありませんが、1位「家でのんびり」は、去年までを100%として28.9%増加。一方で、2位「家族・孫に会う」が56.3%減少。3位「初詣に行く」も60.3%の大幅な減少に。他にも「友人と会う」は74.0%、「旅行に行く」は81.8%の急減となりました。
今回の調査から、今年はシニア世代の方々は、新型コロナウイルスの影響で初詣や家族・孫に会うといった行事、外出を控え、人に会わないようにしている様子が伺えました。
やはり、調査でも高齢者の方々は新型コロナウイルスの影響を考え、自ら身を守る意識を持っていることが分かりました。まだ若い方も、年末年始は感染を起こさないよう意識して行動するようにしていきましょう。