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同イベントは、Twitter上で満20歳以上であれば誰でも視聴でき、抽選で当選した1000人がZOOM上のオンラインVIP席にて視聴できるという形で開催。出演者には平井大さん、iriさん、Creepy Nuts(R-指定さん・DJ松永さん)、菅田将暉さんが登場し、それぞれが歌やトークを披露しました。
イベントが始まり、最初に登場したのは今回司会を務める奥浜レイラさん。そして、SUMMER SONICの創設者である清水直樹さん。2人が揃うとまずは「アサヒスーパードライ」で乾杯。視聴している方も一緒に乾杯をしており、オンラインのイベントならではのやり取りでした。
清水さんは今年のSUPERSONIC延期について「どうにか開催できないかと思ってギリギリまで待って頑張ったんだけど、8月に新型コロナウイルスの感染が広がったり、渡航制限で海外のアーティストが来られなかったりという事で、やむなく延期という判断をしました。非常に残念でしたね。」と語りました。
そしていよいよアーティストのパフォーマンスがスタート。最初に登場したのは平井大さん。平井さんはサーフ・ミュージックを中心に活動しているシンガーソングライターで、夏のイベントは平井さんがいなければ始まらないと言えるほどの存在です。
「Slow&Easy」
イベントの1曲目は平井さんの「Slow&Easy」。静かなウクレレの音色から始まり平井さんの美しく力強い歌声で、オンラインの視聴者を一気にフェスの気持ちに。まるで静かな波の音だけが聞こえる砂浜を歩いているような気分にさせてくれる一曲でした。
「僕が君に出来ること」
続いて平井さんが披露した曲は「僕が君に出来ること」。ウクレレをギターに持ち替え、ラブソングを披露。ビールを片手に体を揺らしリズムを取っている視聴者の姿が直接見えるのが、このイベントならではで印象的でした。
iri(イリ)さんは女性のシンガーソングライター。ヒップホップの要素を取り入れた音楽をスモーキーな声で歌いあげるのが特徴。オンラインフェスを通してライブをするのは初めてだそうで、画面に映る視聴者などについて「シンプルにすごいなと思いました。」とコメントしていました。
「ナイトグルーブ」
iriさんの1曲目は「ナイトグルーブ」。力強い歌い出しで始まった歌は、色気のある声で視聴者をiriさんの世界へと引き込んでいました。また、曲調の変化に合わせて視聴者が写っている画面をモノクロにするなどオンラインフェスならではの演出も。
「Wonderland」
2曲目は「Wonderland」。この曲は息継ぎ無く韻を踏むヒップホップ的アプローチの曲調で、iriさんのカッコよさが存分に表れている1曲。演奏を聴き終わった司会の奥浜さんも思わず「iriさんカッコイイ!」と言ってしまうほどでした。
Creepy Nutsの2人はトークからスタート。DJが使うターンテーブルが壊れてしまったSUMMER SONICの思い出や、今年のSUPERSONICで見たかったアーティストなどについて語りました。また、今回はCreepy Nutsと菅田将暉さんのコラボ曲「サントラ」も披露されることから、Twitterには「サントラ」についてのコメントもたくさん寄せられていました。
「よふかしのうた」
Creepy Nutsの1曲目は「よふかしのうた」。ノリのいい曲にオンラインの視聴者は手を上下に動かしたり、一緒に曲を口ずさんだりとノリノリに。最後はDJ松永さんのソロプレイで華麗に終了。
「かつて天才だった俺たちへ」
2曲目は「かつて天才だった俺たちへ」。2020年8月26日に発売となったCreepy Nutsのアルバムタイトルにもなっているこの曲。Creepy Nutsのタオルを掲げながら観る視聴者もおり、ファンにはたまらないライブに。
DJ松永さんに「3人目のCreepy Nuts」と紹介され、苦笑いを浮かべながら菅田さんが登場。コラボ曲「サントラ」が誕生したきっかけのオールナイトニッポンについてのトークを披露しました。この曲はお互いのラジオ番組で互いをイジり合っているうちにコラボが決まり誕生したそうです。
その後、菅田さんがアサヒスーパードライのイメージキャラクターを務めていることから、3人のうち誰がアサヒスーパードライのサウンドロゴをうまく言えるかを競う「アサヒスーパードライ選手権」をやる流れに。3人の仲の良さがわかる面白いトークが繰り広げられました。
「サントラ」
そして、視聴者が待ちに待った曲「サントラ」がついにスタート。R-指定さんの軽快なラップと、松永さんのDJプレイ、紅白歌合戦にも出場したことのある菅田さんの魂を乗せた熱い歌が合わさり、イベント最大の盛り上がりに。特に菅田さんの歌は、ライブの生歌でここまでのクオリティを出せるのかと驚くほどの上手さでした。
パフォーマンスを終えると、R-指定さんは「お客さんの前でやりたいですね。早く。」とポツリ。客の入ったライブでやれば大盛り上がり間違いなしの一曲でした。最後は三人がビールを掲げ、「乾杯!」のコメントで綺麗に締めてくれました。
ライブ終了後のアフタートークでは、Creepy Nutsの2人が視聴者の質問に答えるコーナーも。「サントラ」の曲名の由来について聞かれると、松永さんは「Creepy Nutsと俳優の菅田さんの共通点を考えた時に『サウンドトラック』だと思って。かつ、我々の仕事はリスナーの人生を彩るサウンドトラック的な仕事だよなと思って、俺らの作るこの曲がみなさんの人生を彩るサウンドトラックになればいいなという想いをこめて『サントラ』とつけさせていただきました。」と、コメント。
また、アフタートークには菅田さんもビデオメッセージで登場。「いろんなイベントが中止になっている今だからこそ、こういうオンラインでのフェスだったり、みんなで顔を合わせて呑んだり歌ったり喋ったりという時間が凄く大事だと思います。すごい楽しかったです。」とメッセージを送りました。
約8万3千人がオンラインで参加した今回の「SUPER DRY VIRTUAL BAR presents SUPERSONIC ONLINE TALK&LIVE」。菅田さんが言うように、今のような時代でも多くの人が楽しめる大事な時間だったと思います。こんなイベントが他にもたくさん開催されるようになれば、楽しい時代になるのではないでしょうか。