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2019年11月11日(月)フォレストテラス明治神宮にて『アメリカンピーナッツ協会 キックオフイベント』の記者発表会が開かれました。ピーナッツデーである当日は、食物学・学術博士の佐藤秀美先生とデーブ・スペクター氏が登壇。佐藤先生が食物学の視点からピーナッツの健康価値や食卓への取り入れ方を解説したあと、デーブ氏を交えたトークセッションが行われました。
はじめに、アメリカンピーナッツ協会 シニア・バイス・プレジデントのステファニー・グルネンヴェルダー氏による開会のあいさつのあと、アメリカンピーナッツ協会駐日代表・天野いず美氏が登場。「アメリカンピーナッツの最大のミッションは、ピーナッツのネガティブなイメージをポジティブにし、消費量を伸ばすことです。そのために、ファクトブックを制作したり、公式WEBサイトをオープンしたりしながら正確な情報を消費者に届けたいです」と日本でのプロモーションについて語りました。
その後は、佐藤先生によるピーナッツの栄養価に関する基調講演へ。
はじめに佐藤先生はピーナッツは“ナッツ”ではなく“豆類”であると話し、健康効果については「ガンや心臓病などのリスクが下がる」と解説。さらに「ナッツを食べると太る」と言われていることにも触れ「ナッツ類はたんぱく質や食物繊維が含まれているため満腹感が生じ、食べる量そのものが減るので太らないことが明らかになっています」と実際のデータを用いながら誤解を解きました。
日常生活にピーナッツを取り入れるなら、28gが適量。28gのなかにはアボガド3/4個分のビタミンEや卵1個分のたんぱく質が含まれているため、継続して取り入れやすい量でありながらしっかりと栄養を補給できることをアピールしました。
基調講演のあとはいよいよデーブ氏が登場し、佐藤先生とのトークセッションが始まりました。
デーブ氏は「子供のときはピーナッツバターサンドイッチを毎日のように食べていました」と語るほどのピーナッツ好き。大人になってからも食べているそうで「以前はそのまま塗っていたのが、一度トーストしてからピーナッツバターを塗るようになりました。妻はバナナを切ってトッピングしています」と新たな楽しみ方についても言及。時折ジョークを交えながら会場を盛り上げました。
さらに「ピーナッツバターは賞味期限がかなり持つので、いつでも食べられる嬉しさがあります。各家庭にあってもおかしくないと思います」と述べ「健康にもいいと広まってきているので、取り入れている海外セレブも増えています」と海外通ならではの豆知識を披露しました。
終盤では、手作りピーナッツバターの実演も行われ、最後にデープ氏が「ピーナッツだけにナッツ(懐いて)いてください!」とダジャレを話し、記者発表会は終了しました。
「ニキビのもとになる」「ナッツを食べたら太る」などと言われている、ピーナッツ。ですが、今回の講演を通して食物学の視点から健康効果を再確認でき、明日から食卓に取り入れてみようと思いました。