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女子会や自分へのごほうびに人気なのが、一流ホテルなどでいただく、アフタヌーンティー。紅茶と一緒にサンドウィッチなどの軽食やスイーツを楽しむスタイルのものです。三段のケーキスタンドなどに美しくスイーツが並べられているので、目でも楽しめておしゃべりも弾むちょっと贅沢な時間ですが、最近、和の要素も取り入れられるようになってきたようです。
『OZ』 2018年12月号の特集は「知らなきゃ損するホテルの楽しみ方」。都内のいくつかのホテルのアフタヌーンティーが、大きな画像で紹介されています。それらを眺めて気づくことは、和風の器やスイーツが増えてきたこと。
もともとアフタヌーンティーはイギリスの上流貴族の習慣だったので、和のテイストが入っているものは今まであまり見かけませんでした。けれど、日本でもだいぶ親しまれるようになってきたので、どんどんアレンジが進んできたようです。
例えばアマン東京や目黒雅叙園の器は、真っ白や銀色のプレートではなく、格調高い感じの漆黒で、まるでお殿様が味わうかのような高貴なイメージです。スイーツも、アマン東京の「柚子と金柑のマフィン」やウェスティンホテル東京の抹茶のクリームケーキなど、ところどころに和の味わいをのぞかせているところも、日本人としては嬉しい限り。
なかでも注目は、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町のアフタヌーンティー。なんとサンドウィッチやスコーンの代わりにひとくちサイズの色とりどりのお寿司が付いているのです!目にも美しいし、お寿司の新しい楽しみかたとしても興味深いメニューです。お寿司に和菓子と一緒にティラミスが添えられているのも、どんなハーモニーになるのか、ワクワクします。
ちなみに私のお気に入りは、新宿にある小田急ホテルセンチュリーサザンタワーのアフタヌーンティーです。新宿の高層ビル群を眺めながらのお茶は、とてもダイナミックで、いつ行っても楽しいし、いろいろな種類を少しずついただけるので、楽しめるのです。抹茶味のケーキが付いていたこともあったはず。オンラインで手軽に予約できるのもありがたいのです。
オリンピック開催がいよいよ来年に迫っているなか、外国人観光客も増えています。こうした和風アフタヌーンティーは、きっと外国からのお客様にも目新しいはず。抹茶やあんこなど、日本が誇るスイーツで午後のひと時をゆったり過ごしていただくのも、素敵なおもてなしとなりそうです。内容は季節ごとなどに変更になることもあるので、事前にホテルのサイトでチェックしてから向かいましょう。