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女優の菜葉菜と夏川結衣が、実際に起こった誘拐事件からインスパイアされ、“10年に1本の脚本”と絶賛を浴びた映画『赤い雪 Red Snow』に出演している!しかも2日から公開ちゅう!急げ!急げ!劇場に!その前に都内で行われた主演・永瀬正敏、菜葉菜、共演の井浦新、夏川結衣、佐藤浩市、甲斐さやか監督らの公開記念舞台挨拶のレポートを読んでほしい、しかとっ!
永瀬はこれが長編映画監督デビュー作の甲斐監督について「新しい日本映画、新しい才能の誕生の瞬間に立ち会えた。甲斐監督は物凄い温和だが、撮影中は自分の中でヴィジョンがあるので、ニコニコ可愛らしいながらも、ブレない引かない監督だった」と才能絶賛。体当たり演技を披露した菜葉菜は「憧れの先輩方に囲まれて、プレッシャーもあり、自分の中の負のスイッチが全開。撮影中は孤独感が襲ってきて、もがいていました」と大役への心境を告白しつつ「でも先輩方がそれぞれの形で見守ってくれて、支えてくれた。だから役として駆け抜けることができた」とベテラン勢に感謝しきりだった。
井浦は「気づけば現場で若手をまとめる最年長になった中で、大先輩方に胸を借りる気持ちで、久々に夢中で芝居できた。僕が思い切り行ってもいなされる大先輩方でしたが、そこで思い切りぶつかることができたのは幸せだった」と俳優としての原点に立ち返ったような表情。佐藤の初日撮影をコッソリ見学したそうで「モニターに映った浩市さんの表情に背筋ゾクゾク。そりゃ殺されるわ…と。もう安心してこの人に殺されようと。それくらい浩市さんの笑みは怖かった」と佐藤の熱演に縮み上がっていた。
しかし当の佐藤は「正直あまり覚えてない」とはぐらかしつつ「灯油をまくために家を出る場面では、そこで息が切れてしまって大変だった」と苦笑い。極悪人を演じる上で、コーヒーで歯を黄ばませるという役作りを行ったそうだが「試写で完成品を観たけれど、なんか嫌な感じがして…。何が嫌なのかと考えたら『これ、三国連太郎だ!』と。疑似三国連太郎になっていると、それが嫌でした」と自虐で笑わせた。それに永瀬が「恐ろしく素晴らしかった」と感心すると、菜葉菜は「ゲスだろうが外道だろうが、自分の初濡れ場が浩市さんで光栄でした!ウチの母親が羨ましがっていました!」とぶっちゃけて、佐藤をテレさせていた。
夏川は「脚本も面白くて一気に読めた。それに監督が女性で、しかも長編監督という部分にも興味を持った。そんな現場に身を置きたいと思った」と出演理由を回想。子役を罵倒するシーンでは「本当に自分の娘なの!?というくらいの残酷さ。子役も演技初だったので、本気で何時間も泣いている姿を見て『トラウマになるのでは?』と心配でした」と子役のメンタル面を心配していたぞ。それほどの熱演だったわけだ!