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出典) 「ネスレシアター」より https://nestle.jp/nestle-theater/
そこで今回は、「Branded Shorts 2018」のプログラムの中から、ショートフィルムの発展と作品制作に力を入れてきた“ブランデッドムービーの先駆企業”ともいえる「ネスレ」が贈る「ネスレシアターDAY」にお邪魔し、ブランデッドムービーの世界を体感してきました。
「ネスレシアターDAY」では、ネスレが運営するWEBコンテンツ「ネスレシアター」から選ばれた『いつか、会える日まで』と、スペインのイベリコ短編映画差祭2012にて最優秀賞&最優秀女優賞をはじめ、多数の映画賞を受賞したコメディ短編映画『結婚式』の2作品を上映。
ゲストとして『いつか、会える日まで』の監督 たじまなおこさんと主演の奈緒さんが登場し会場を盛り上げました。
写真) アンダーズ東京AndazStudio(港区虎ノ門)にて 中央)奈緒さん 右)たじまなおこ監督
『いつか、会える日まで』は、2017年10月に海外初のキットカット専門店「キットカット ショコラトリー 韓国ソウル店」をオープンした際に、日韓合同で制作されたブランデッドムービー。現在までに視聴回数が累計300万回を超える人気コンテンツとなっています。
たじま監督は、ライオンのタテガミをつけて赤ちゃんをあやすペットの愛犬が印象的な「アマゾンプライム」のCMをはじめとし、国内外で映画、PVを制作する、今、注目の監督。一方、奈緒さんは、NHK朝の連続テレビ小説『半分、青い』でヒロインの幼なじみ役を演じるなど、期待の若手女優さんです。
物語では、奈緒さんが演じるキットカットのショコラティエを中心に、彼女と彼の不思議な夢にでてくる韓国人の男性(韓国のアイドルグループJJCCのEddyが演じています)との運命的な出会いを描きます。
一見すると、甘い夢物語のようにも感じられる作品ですが、そこはたじま監督。物語が進むにつれて、決して“甘い”だけではない厳しい現実や(未来)を受け入れなければならない男女の葛藤や心模様が鮮やかに描かれます。
もともと韓国が好きで、語学学校にも通っていた経験のある奈緒さんですが、運命の人、Eddyさんと激しく口論するシーンを振り返り「私生活では怒らない性格で、ましてや韓国語で声を荒げるなど経験がないので、どう演じるか悩みました」と話し「そのシーンは、演技指導をする監督自身の表情もすごく苦しそうで…悩む私に全身で寄りそってくれました」と、感謝する場面も。
また、物語のキービジュアルのひとつである、クーベルチュール作りのシーンでは、チョコレートの甘くとろけるような“しずる感”が魅せどころで、実際に「キットカット ショコラトリー」の全面監修を手がける高木康政氏が指導にあたったそうです。
「実は、あんまりお菓子作りが得意ではなくて…(笑)」と苦笑いする奈緒さんでしたが、「キットカット ショコラトリー」の世界観を見事に表現。実際にオープンする韓国ソウル店のサービスの質や、雰囲気の良さを感じさせてくれる丁寧で自然な韓国語の演技は、「キットカット ショコラトリー」銀座店と、韓国ソウル店の両方をつなぐ架け橋の役として申し分のないチャーミングさでした。
「Branded Shorts 2018」では、最終日、6月13日(水)に東京ミッドタウン日比谷内の「BASE Q ホール」にて、広告業界や映画業界などの垣根を越えて集まった審査員9名により選出される「Branded Shorts of the Year」と、新設された「SUNRISE CineAD Award」の発表を行います。
発表後には、審査員らによる「Branded Shorts 2018」の総評や、ブランデットムービーの未来と可能性ついて語り合うトークイベントも開催されます。残念ながら、すでに両プログラムのチケットは完売となっていますが、WEBコンテンツ「ネスレシアター」では無料でショートフィルム配信してるので、興味のある方はぜひ、その世界観を体験してみてはいかがでしょうか。
詳細は https://nestle.jp/nestle-theater/
モバイル機器の普及により、ブランデッドムービーのみならず、短い時間で記憶に残るメッセージやドラマを伝えるコンテンツは今後も大きく発展しそう。SSFF & ASIAをはじめ「Branded Shorts」の増々の進化と、新しい作品やスターの誕生に期待です。