近年のアラフォーは若々しくおじさん・おばさんと呼ばれることがあまりなく、「お兄さん、お姉さん」の領域という風潮があります。が、正直40歳前後なんておじさん・おばさんです。自分が十代の頃、それくらいの年齢の人、そういう風に見ていたでしょう?若作りしていてもおじさんはおじさんです。それでも抗うなら、これから上げるものを知らないはずです。

ということでオジ・オバなら知っているはずの80~90年代に流行った物や言葉を紹介します。

文房具

かみつきばあちゃん

三菱のシャーペン替え芯を買うとおまけでもらえた消しゴム。ビジュアルはその名の通りおばあちゃんで入れ歯(これも消しゴム)が取り外せました。この入れ歯にペンを噛ませ本体に装着して遊ぶものでした。結構重いので装着しながら勉強はできなかったはず。

ホビーカンペン

カンペンの中蓋がゴルフのコースになっていて、付属の小さなボールとパターを使いミニュチュアゴルフが遊べました。同様にボールとキューが付属したビリヤードカンペン、10本ピンとボールが付属したボウリングカンペンなどもありました。

おもちゃ

ファミリーベーシック

84年に任天堂から発売されたファミコンの周辺機器。ロムカセットとキーボードがセットで、プログラムを打ち込むとちょっとしたゲームを作成できました。他のモードでは曲を作れたり、生年月日を入力して占いもできたりしました。が、当時、子供には持て余すおもちゃで、かく言う自分も買ってもらった割にはほぼ占いしかせず無力を感じざるを得ない難易度の高いものでした。

スライム

70年代後半にツクダオリジナルから発売。スライムは小さなゴミバケツに入っている餅のような練り消しのようなおもちゃ。正直、何が面白いのか? 遊び方もよく分かりませんでしたが、ただネバーッと伸ばすだけで子供心はうっとりでした。ヒット後はカエルやミミズの模型入りスライムなどイタズラ要素も。ホコリが付くと取り除くことが困難、デリケートな玩具でもありました。ちなみにドラえもんも作中で遊んでいました。

流行

どっちを選ぶ? 究極の選択

起源は鴻上尚史のオールナイトニッポンのコーナーだと思われる『究極の選択』。どっちを選んでもリスクのある二択を出題するというもの。代表的なのは「カレー味のうんことうんこ味のカレー」。当時、オールナイトを聞けない子供たちは発祥を知らないまま、この書籍だけを買い友達と議論するという者も多かったと思います。

新人類

80年代ごろに流行した言葉で、新しい感覚、価値観をもった世代という意味。その代名詞として取り上げられていたのは西武ライオンズの清原選手、渡辺投手、工藤投手でした。これがオモテ新人類。

これよりも「?」という意味で印象に残っているウラ新人類はファミコンの『新人類』。CMに長州力を起用した縦スクロールのシューティング。原始人が主人公で松明をビュンビュン投擲し敵を倒していきます。フィールドのあるアイテムを取るとキャラが長州力にパワーアップ。リキラリアットで撃破していくという怪作でした。

お菓子

宝石箱

雪印乳業から発売されたカップアイスクリーム。黒のパッケージで、ストロベリー味なら赤、メロン味なら緑の宝石(?)写真が蓋に転写されていました。何が宝石かというと、バニラアイスの中にそれぞれの色をした小さな氷が入っていて子供にはまさに宝石に見えました。美しさに心奪われぼんやり眺めていたものです。CMにはピンクレディーが出演していました。

S&Bスナック 鈴木くんと佐藤くん

何の変哲もないスナック菓子ですが、ネーミングに味や種別を前面に出さず姓名をつけるという斬新さでブームとなりました。パッケージに描かれた賢そうな鈴木くんは塩味。一方、粗野っぽく描かれた佐藤くんはチーズ味。リアル鈴木というだけでチーズ味を食べてはいけないというローカル縛りも発生したとか。

おじさん・おばさん検定クイズ

続いては検定クイズ3問です。答えは文末に。

問題1: ミニチュアの学校やバイクを背景に不良のような長ラン、ボンタンを着用した直立不動の猫が可愛らしいと大人気に。その写真を使った免許証やステッカーなどが爆発的にヒットしましたが、この猫の総称は?

問題2:マルハチの布団のCMで商品の特長を表すフレーズ「2倍、2倍」「2枚、2枚」が流行語になりましたが、このセリフを言ったお相撲さんは誰?

問題3:白黒の画面でシンプルなゲームが遊べ、また時計としても利用できる任天堂、初の携帯ゲーム機と言われものは?

アラフォーともなると節々痛いしほうれい線くっきりだし何だか眠いし、でも大体そんなもんだと思います。心身、年を取らないよう努めるのは大事なことですが、無抵抗でいる様も美しいと思います。たぶん。

昭和タイムズ
Fujisan.co.jpより

 

 

 

 

検定の答え

1:なめ猫/2:高見山/3:ゲームウオッチ

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 若作りも水の泡?若者が知らない、これ知ってたらおじさん・おばさん検定!