マーリンズからフリーエージェントとなっていたイチロー選手が古巣のマリナーズで復帰することになりました。背番号は、「51」。44歳で、止まりかけたイチローのメジャー人生が再始動いたします。イチロー選手はかねてより「50歳まで現役」と目標を掲げておりましたが、このところ急速に若返りが進むメジャーリーグで、44歳でのメジャー契約は異例とのこと。絶対に頑張って頂きたいのでございます。

イチロー選手も、今季への思いについて「僕が今まで培ってきたすべてをささげたい」と語っております。そこで今回は、そんなイチロー選手に是非読んで頂きたい野球絵本をご紹介させて頂きます!(イチローファン、野球好きのお子さんをお持ちの方も是非!)

と、その前にイチロー選手の絵本があるのをご存知でしょうか…

「イチローへの手紙」(作:ジーン・デイビス・オキモト 絵:ダク・キース

訳:吉池 幹太)

こちらは、2002年にアメリカで出版、翌年に日本で翻訳版が出版された絵本でございます。なんと!物語の舞台は、マリナーズ戦の球場でございます。

主人公の少年、ヘンリーはマリナーズの試合に行く当日、友達とけんかをしてしまいます。その後、球場で祖父と野球を観戦しながら、祖父から戦争体験、さらに、許すことの大切さを教えられるという物語でございます。もちろん、物語のなかにイチローは登場いたします。それだけではございません。なんと佐々木主浩選手も登場しております。野球好きの方には、この辺りも魅力かと…。

そして、イチロー選手に読んで頂きたい絵本というのがこちら。

「ホームランを打ったことのない君に」(作:長谷川 集平)

野球がテーマの絵本は何冊がございますが、こちらはかなり本格派でございます。野球経験者、野球が好きな方をターゲットにした野球絵本でございます。

ルールを知らない方には「?」な部分もございます。その反面、野球経験者、野球好きには刺さる絵本でございます。ちなみに、人気絵本情報サイト「絵本ナビ」の読者層データでも圧倒的に「大人」が多い絵本でございます。

試合でなかなか打てない主人公の少年と、事故でケガをしてもプロ野球選手への夢をあきらめない青年との交流を描いた物語でございます。作品中に「やるまえにあきらめるのか?」というセリフがあるのですが、この辺りは、夢をあきらめず追いかけている大人にも「ぐっ」とくるはずでございます。

また、ぼくとつなタッチの長谷川様の絵によって、登場人物たちの野球に対する一途な想いがより心に響くのでございます。古巣で再スタートをきるイチロー選手に是非読んで頂きたい一冊でございます。

(文:N田N昌)

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 古巣にもどったイチロー選手に是非読んで頂きたい野球絵本とは