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「あさになったので まどをあけますよ」(作・絵:荒井 良二)
こちら、出版社の紹介文にあるように、なにげない日々の繰り返し、その中にこそある生きることの喜びを描いた絵本でございます。様々な場所で迎えられる新しい1日“朝”が次々に紹介されているだけなのですが、自分がその素敵な朝を実体験しているかのように錯覚してしまうのでございます。「素敵な1日にしなきゃ」と思えてしまうのでございます。
日本を代表する人気絵本作家、荒井良二様の圧倒的な絵の力があるのでございます。ちなみに、荒井様は、日本絵本賞、ボローニャ国際児童図書展特別賞、小学館児童出版文化賞、講談社出版文化賞絵本賞など数々の賞を受賞。2005年には日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞されております。
「あさの絵本」(作:谷川 俊太郎 写真:吉村 和敏)
こちらは写真絵本です。 様々な朝の美しい写真が存分にお楽しみいただけます。眺めているだけで癒されるのでございます。それだけではございません。文を担当されているのが、絵本作家としても数々の作品を残されている詩人、谷川俊太郎様でございます。
美しい写真に綴られた美しい日本語、…たまりまセブンでございます。美しい朝の風景の中に、はっと気づかされる言葉がちりばめられております。
眠って夜が明ければ、また新しい一日が始まる。…明日が楽しみになる朝絵本でございます。「あさイチ」ロスの方は、是非ご処方ご検討くださいませ。
(文:N田N昌)