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東日本大震災から7年を迎えます。毎年様々な取り組みをしてきたYahoo!JAPANが、今年も非常に興味深い防災啓発を実施。3月より、スマホアプリで防災タイプを診断する「全国統一防災模試」をスタートさせています(31日まで)。
本木雅弘さんのCMが展開されているこのアプリは、スマホのあらゆる機能を利用して設問に答えていくテスト。「発災」、「避難」、「避難所」、「生活再建」の時系列に沿って、災害をリアルに感じながら防災力を高めることができます。
設問は全25問。まず、デモ画面に「地震発生 最大震度6強」の通知が。その後、画面が大きく揺れ動きます。最初の設問は「自宅にいると地震が発生!どこに移動しますか?」です。AR画面の部屋は360°見渡すことができます。スマホを回し、適切な場所を指定します。
その他、コンパス機能で逃げる方角を決めるものや、適切なスピードでタップする心臓マッサージなど、インタラクティブな問題がいくつもあります。また、解答スピードが点数に反映されるのも特徴。災害時には判断力が問われるためです。
設問を監修したのは東北大学災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授。「災害から命・生活を守るためには、普段から正しい知識やワザを覚えて、練習しておくことはもちろんのこと、実際に災害が起きたときに生き残って、生き抜いて、生活を立て直さなければなりません。このアプリは、その過程の中で起こりそうな場面を出してくれますので、普段と災害のときのことを改めて考えることができます。
ただ、災害のときは必ずこうなる、防災の正解はこれ、というものは残念ながらありません。このアプリで出された問題の正解が、いつでも正解とは限りません。いろんな機会の中で、災害について学ぶこと、試してみることが命を守ることにつながります」と話しています。
防災力は点数で表示されます(100点満点)。さらに、正解した問題の傾向から、防災に必要な「防御力」、「行動力」、「協働力」、「知識力」、「判断力」のチャート分析が出ます。その特性から「守りに徹する防災の番人」や「気配り上手な防災おかん」といった全33種の親しみやすいキャラクターで、自身のタイプが診断されるのです。
早速、私も体験。正解は解答後、すぐに分かります。「えっ?違うの?」という驚きが何度もあり、認識の甘さを痛感しました。
結果は42点。判断力と防御力は高いですが、協働力がほぼ皆無です。「危険を察知し、身を守るため、逃げる・隠れるといった力に長けています。スピーディな決断力も強みです。ただし、小さなミスも多いよう。いざというとき、早とちりな行動をしないよう、正しい知識を見直しましょう」とコメントされました。
タイプは「俊足の逃げ足、防災忍者」でした。