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1作目の「だるまさんが」は、今年1月で発売からちょうど10年。累計541万部を突破する大人気シリーズとなっております。ちなみに今、10周年を記念して読者プレゼントキャンペーンを実施中とか。
そんな絵本界で人気のアイテム、「だるま」ですが、今回は、大人が笑える大人が楽しめる「だるま絵本」をご紹介させて頂きます。実は、だるま絵本には大人が爆笑できる大人向けのものが多いのでございます。
その中から大人絵本マニア、ナンセンス絵本マニアの小生が厳選!だるま界を揺るがす(だるまだけに…)、だるま絵本をご紹介させて頂きマングース!でございます。ランキングはあくまで個人的な感想でございます。厳しいご指摘はご容赦くださいませ。
まずは、第三位。
「もりのだるまさんかぞく」(作:高橋 和枝)
こちらは森に引っ越してきただるまさん家族のお話でございます。だるまさんの家に同じマンションの住人(動物達)が招待されるのですが…。訪問してビツクリ。完全にだるま仕様にリフォームされているのでございます。匠の技が全開でございます。そのリフォームが笑えるのでございます。
イスは真中がくぼんでいて、座りやすかったり、お風呂では浮かばないように底に手すりがついていたり。さらに寝室は…。万全のリフォームになっております。どちらかというと、こちらは、大人女子向け、かわいく、ほのぼのする女子的な笑いの絵本でございます。好評につき、第二弾の「だるまさんかぞくうみへいく」も出ております。
第二位は…
「だるまだ!」(作:高畠 那生)
こちらは、男性の笑いのツボもおさえているナンセンス絵本でございます。絵がオシャレでございます。高畠様は今人気の若手絵本作家様のおひとり。日本人離れしたポップでハイセンスな画風とナンセンスなストーリーが特長でございます。高畠様が描くだるまの顔も日本人離れしております。だるまに髪型があるのかどうか未確認ですがリーゼントでございます。
お話はというと、突然、海の沖から続々とだるま達が上陸してまいります。その量がゴイスーなのでございます。そのだるまが街のいたるところに出没。時には、花瓶になったり、ボクシンググローブになったり…。モウレツな勢いで繁殖、街はだるまパニックでございます。
だるまに全土を侵食された地球はどうなってしまうのか…。是非、ご自身の目でお確かめくださいませ。大人が楽しめるハイセンスなだるま絵本でございます。こちらも好評につき続編、「まねきねこだ!!」がでております。
そして第一位は…
「だるまなんだ」(文:おおなり 修司 絵:丸山 誠司)
こちらは、遊びの「だるまさんがころんだ」のパロディーでございます。シュール度高めで、大人ウケする絵本でございます。「絵本は子どもの読むもの」と思っていらっしゃる成人男性に是非一度、読んで頂きたい絵本でございます。お笑い番組好きの方にも納得の内容になっております。そして、是非とも「絵本って面白いね」と思って頂きたいのでございます。
ちなみに、こちらも好評につき続編「だるまなんだ2」がでております。「絵本なんて」と思っている方に読んで頂きたい3冊でございます。是非是非、「大人絵本ブーム」をこちらの絵本でご体験くださいませ。
(文:N田N昌)