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「リスはドングリをうめた場所をすぐに忘れる」、「ワニの性別は気温次第」、「ワニが口を開く力はおじいちゃんの握力に負ける」など、動物の残念な生態が次々に紹介されております。大人も楽しめる内容になっております。「トリビアの泉」、「雑学王」レベルでございます。
このヒットを受けてかどうか、2017年の夏に発売になった「せつない動物図鑑」も大ヒット中でございます。
コンセプトは同じでございますが、パクリではございません。こちらは2016年、アメリカで発売された「SAD ANIMAL FACTS」の翻訳本でございます。アメリカでヒットし、フランス、ドイツ、中国、韓国でも翻訳されております。
「カメはおしりの穴から息をする」「カバは好きな子におしっこをかける」「生まれた瞬間、キリンは2m落ちる」などのネタが用意されております。「ざんねんないきもの」が好きな方はハマること間違いナッシングでございます。
面白い動物図鑑といえば、2004年に発売になったこちらも!
「へんないきもの」でございます。こちらは、珍妙で奇怪な生き物たちをイラストと軽妙な語り口で紹介した動物図鑑でございます。大ヒット、一世を風靡いたしました。ひょっとすると、こちらが面白い動物図鑑のルーツかも…。
そして、お次もちょっと変わった動物図鑑でございます。ただし、これまでのものと一線を画すのが、こちらはアート系、大人が楽しめるアート系図鑑でございます。
「わくせいキャベジ動物図鑑」でございます。作者は、「しろくまのパンツ」、「パンダ銭湯」でもお馴染み!大人気絵本ユニット、tupera tupera様でございます。こちらの図鑑に登場するのは架空の動物でございます。
地球から831光年はなれた銀河のかたすみにある惑星、その名も「キャベジ」。このキャベジに生息する野菜と動物が組み合わさった不思議な動物達の図鑑でございます。ダイコンイカ、トマトン、ニンジン、モロコシギツネ、…。惑星に住む28種類の動物達をtupera tupera様独特のタッチでポップに描かれております。
もちろん、図鑑なので動物達の特長や生態の解説付きでございます。こちらも見逃せません。こちらは絵本売り場に並んでおりますが、大人からも大人気でございます。
(文:N田N昌)