昨今の大人絵本人気からか、有名人、特にお笑い芸人の方々の絵本参入が相次いでおります。有名なところでいうと、キングコングの西野亮廣様でございます。去年10月に出版された「えんとつ町のプペル」は、クラウドファンディングを利用したことでも注目を集めましたが、現在、発行部数は絵本としては異例の33万部を超える大ヒットを記録しております。



 


そのほかにも、10月には、最近女優としても活躍されておりますシュール系女芸人、鳥居みゆき様も絵本「やねの上の乳歯ちゃん」を出されております。



 


ちなみに、こちら文も絵も鳥居様が書かれております。乳歯の視点から描かれた成長物語でございます。また、芸人ではございませんが、ロック歌手でタレントのDAIGO様も9月に絵本「くまパンダものがたり」を出されております。


 



 


こちらは、なんと2作目でございます。去年12月に「ビッグフェイスくん」を出されております。ちなみに、小生は有名人の絵本の中でDAIGO様の絵本が一番好きでございます。大人が楽しめるクオリティの高いナンセンス絵本ではないかと思っております。


今回の「くまパンダものがたり」は、パンダの顔が体を探して旅に出るという、かなりシュールな設定でございます。しかし、最終的には心温まる物語にまとまっております。そこがゴイスーなのでございます。ちなみに、妻で女優の北川景子様も「すごくかわいい、けっこう才能あるんじゃない」と褒めてくださっているとか。


こんな感じで有名人の絵本出版、絵本作家デビューは注目され、メディアや書店でも大きく取り上げられている昨今ですが、そんな中、絵本を出版、それも、賞まで獲っているのにまったくメディアでとりあげられなかった方がいらっしゃいます。


その有名人とは、「めちゃイケ」でもお馴染み、お笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介様でございます。


 



 


 


小生もまったく存じ上げませんでした。先日の「アメトーーク!」(テレ朝)での本人の発言までは…。その発言によると、いとこが絵が上手で、一緒に絵本を作って(福徳様は文を担当)コンテストに応募したところ、なんと大賞を受賞したとのこと。


ちなみに、その賞というのは、「第14回タリーズピクチャーブックアワード絵本大賞」。あのタリーズコーヒージャパンが主催している賞でございます。実は、タリーズでは絵本を出版しているのでございます。今回の福徳様の絵本は400作品の応募の中から大賞に選ばれたとのこと。


その作品というのがこちら。


 



出典:https://www.tullys.co.jp/pb_award2016/index.html


 


「まくらのまーくん」でございます。寝る時間になっても眠たくないみっちゃん。そんなみっちゃんに、まくらのまーくんは絵本を読んであげたり、子守唄を歌ってあげたり…。そして、みっちゃんが眠りにつくと、…という物語でございます。


今回、アメトーークの放送でやっと日の目を見た感じになっておりますが、なぜ、ここまで注目されなかったのか?本人は、びっくりさせようと思って発表が行われるまで隠していたのが原因ではないかと分析されております。興味のある方は、タリーズで販売されているとのことなので是非、チェックしてみてはいかがでしょう…。


(文:N田N昌)

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 絵本を出版、賞まで受賞しているのに、まったくざわつかなかった有名芸人とは?