株式投資と聞くと、資産を潤沢に持っている人がやっているギャンブルのようなイメージがありました。しかし、今回のイベントで大変興味を持ち、その足で漫画喫茶に行き、とりあえず「インベスターZ(講談社/三田紀房)」を読みふけったのです。

 

SMBC日興証券株式会社主催の実践的投資イベント「FROGGY LIVE #2-株式投資の本当の魅力-」が12月6日に都内で行われました。これは、「お金の常識をカエル。」をコンセプトに情報を発信している「FROGGY(フロッギー)」のオープン1周年を記念して開催されたもの。

 

「FROGGY」はお金や投資を前向きに考えるサポートとなる情報を提供しており、個人投資家やファンドマネージャーらを中心に支持を得ているメディアです。

 

今回のイベントには「ひふみ投信」で高い評価を得ているレオス・キャピタルワークス株式会社の藤野英人代表取締役社長、ハイスペックなアウトドア製品を手掛ける株式会社スノーピークの山井太代表取締役社長、訪日外国人観光客に向けたwebマガジンを運営する株式会社MATCHAの青木優代表取締役らが参加。

 

さらに、グラビアアイドルでありながら投資家の顔も持つ杉原杏璃さんと、経済コラムニストとして多数の投資本を執筆している大江英樹氏のクロストークも展開されるなど豪華なイベントになり、230人の一般参加者が集まりました。

 

世の中がカラフルになる“投資”

 

最初に登壇した藤野社長は「明日から使える、藤野英人流・会社を見極める3つのポイント」について講演。ファンドマネージャーとして、28年の実績と経験を持つ同氏の金言が次々と飛び出しました。

 

「情報の多くは現場にある。街を歩いて、本質的に会社の利益が上がるかを見れば良い」と藤野社長。個人投資家が実践したい3つの習慣は1.他人の目になりきる、2.関心事を増やす、3.物事を複合的かつ立体的に見ること。

 

具体的な手法として大手家電量販店を定点観測することで“消費の今”が見えてくるそうです。藤野社長は「社会や会社、人間を良く分かれば、世の中がカラフルに見える。それが株式投資の楽しみ」と話していました。

 

続いて行われたのは、山井社長と青木社長のトークセッション。椅子やテーブルなど、スノーピークのアイテムで作られた空間で「僕たちふたりは『好きなこと』で会社を立ち上げた」をテーマに語り合いました。

 

オートキャンプの生みの親と呼ばれる山井社長は、これまでの人生で1,500泊ほどキャンプをしている大のアウトドア好き。世界最大の訪日観光プラットホームを目指している株式会社MATCHAへ投資もしています。山井社長は投資について「基本的に好きな銘柄しか買わない。“バットを振る”ことが大切」と語ります。

 

一方、青木社長が山井社長と出会ったのは北海道、帯広。イベントで知り合い、移動の際に山井社長と先述の藤野社長が乗っているタクシーに強引に乗り込みました。青木社長は「あの2人が乗っているタクシーなんて、絶対面白い。このチャンスを逃すわけにはいかないと思った」と振り返りました。

 

 

杏璃式投資ルールに大江氏「いいね!」

 

最後に登壇したのは杉原さんと大江氏です。杉原さんは投資を始めたきっかけについて「上京したてのアイドルで、大人の人に世の中を知らないと言われたのが悔しかったから」と話します。対等に話せる共通点を見つけるために、2005年頃から独学で始めたのが株でした。

 

ゲームが好きで、新興系企業を買いながらも「銘柄に恋をしてしまい見切りをつけるのが下手」だという杉原さん。大江氏は「新興系企業は成長の可能性があるところも多い。それを軸にする方向性は悪くないと思う」とし「ゲーム業界を研究しているのはとても良いこと。自分の主観で体験したサービスを素直に信じることは間違っていない」と答えていました。

 

また、「何%の利益が出たら売る」、「自分の資産の4割ほどの中で運用する」といった杏璃式投資ルールを設けている杉原さんに対し、大江氏は「自分でルールを決めて運用するのはとても素晴らしい」と太鼓判を押していました。

 

世の中を豊かにするには、企業の成長が不可欠です。その企業を応援するのが投資。投資の形は、人の数だけあります。収益構造、世の中のトレンド。これらに高く敏感なアンテナを張っていると、今よりもっと社会を面白く感じることができるのではないでしょうか。

 

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 インベスターグラビアアイドル・杉原杏璃、SMBC日興証券「FROGGY LIVE」に参戦