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「ちっちゃな木のおはなし」(作:ローレン・ロング 訳:やまね もとよ)
こちらの自己啓発絵本のテーマは、“成長するためには何かを手放す勇気が必要である”。自己啓発本のテッパンのテーマでございます。しかし、通常の啓発本のように長々と文章を読むのではなく、短編映画を観ているような感覚で啓発されるのでございます。「プラダを着た悪魔」を観て、自分も頑張ろうと思う感覚に近いのでは…。
ちなみに内容は…。枯れ葉をおとすことのできなかったちっちゃな木が、ある時とうとう決断して枯れ葉を落として成長していくという物語でございます。何かを手ばなす勇気、大切さを優しく語りかけてくれるのでございます。
もう一冊は…。
「まめまめくん」(文:デヴィッド・カリ 絵:セバスチャン・ムーラン 訳:ふしみ みさを)
こちらの自己啓発絵本のテーマは、“みんなと違うからこそ、できることがある!”。仕事は他にもたくさんある。自分に向いている仕事はきっとあるはずだと思える、こちらも啓発本のテッパンのテーマでございます。
お話はというと…。人形の靴をはき、マッチ箱の中で眠るまめまめくんは、体は超小さいけれど、なんでもできました。しかし、小学校に入学すると、そうはいきません。友達たちと違い、自分がとても小さいことに気付きます。実感します。そして、まめまめくんは…。というお話。素敵なエンディングは各自、ご確認お願いいたします。
出版社の紹介文には「みんなとちょっと違う子にエールをおくる心あたたまるカナダの絵本」と紹介されておりましたが、小生は仕事で悩みをもつ人にエールをおくる自己啓発絵本でもあると感じたのでございます。小生だけではございません。人気絵本サイト「絵本ナビ」のアンケートでも、大人の読者が圧倒的に多ございました。
ちなみに、この「まめまめくん」の作者、デヴィッド・カリ様の名前を見てピンときた方もいらっしゃるのでは…。オシャレ放送作家でお馴染みの小山薫堂様が翻訳を担当した、アノ傑作大人絵本「まってる。」の作者でございます。ヨーロッパ各国で、絵本としては異例の売り上げを記録したアノ絵本の作者の絵本でもあるのでございます。
仕事に疲れた時、読むと癒されること間違いナッシングでございます。今注目の自己啓発絵本、是非、お部屋のベッドサイドにいかがでしょうか。この時期、クリスマスプレゼントにもいいかも…。
(文:N田N昌)