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ついやってしまいがちなのが、ド直球のマジメ過ぎる返しです。
「サンタさんっているの?」という夢いっぱいの質問に「昔はいたけど今はいないよ」「童話にある作り話だよ」という答えはナンセンス。これはワクワクもドキドキもない、つまらない大人の対応です。むしろ「手紙を出してみたら?」と遠回しにサンタの存在を示してあげたり、「子どもの頃に見たような……」と乗っかってあげる、期待を裏切らない対応がベターでしょう。たとえ、相手が子どもでも気持ちを汲んだ返答をしてあげるのが、スマートな大人だというのは言うまでもないでしょう。
サンタを信じる子どもは9歳以降で減っていく?
あるアンケート調査によれば、サンタクロースを信じる子どもは9歳までが7割以上で、10歳を過ぎると途端に5割を下回るといいます。つまり、この手の質問をする子どもの年齢は10歳以下がほとんど。それゆえ、(そんな説明ではすぐにバレてしまうよ……)という方は10歳前後の子どもにも通用する、つまりは、鋭いツッコミが入っても問題ない落としどころを考えておくことが必要です。幼稚過ぎてもダメ、夢物語でもダメ、子どもの年齢や知識などに合った“ほどほど加減”がポイントとなるのです。
夢を壊さない、10歳前後の子どもにもツッコまれない返し……。
そんなふうに言われても実際問題、ハードルが高すぎる!という方もいるでしょう。そこで過去にYahoo!知恵袋に投稿された小学六年生からの質問で、それに対するベストアンサーをご紹介します。さまざまなネットニュースで紹介され、あちこちで反響があった、夢がある “名回答”です。
『サンタはいます。
正確には初代サンタクロースではなく何代目かのサンタなんですが細かい話は置いといてとりあえずサンタはいます。
ただ最近の場合プレゼントにサンタが直接は関わっていない事も多いです。昔のようにサンタさんがおもちゃを作り、運び、配っていた時代とは変わりました。
まず家の中に入れません。煙突とか無いし鍵かかってるし、そもそも勝手に入ったらダメだし。 サンタがプレゼントを持ってきたとしても玄関で親御さんを呼んで受け渡してサンタさんの代わりに枕元へ置いてもらうことになります。(以下略)』
出典Yahoo!知恵袋:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12117896667
読み終えたときには、心がほっこり温かくなって、自分の心に刻みたくなる返しです。一言一句覚えるのは難しくても、この趣旨に共感できれば、同じような返答ができるのではないでしょうか。
説明はなんとかできたとしても、何か形で証明する方法はないの?という方もいるはず。
でも大丈夫。世の中にはそうしたリクエストに応えてくれる団体もあります。たとえば、NPO法人チャリティーサンタでは、申し込みのあったところにサンタからの手紙という形で、オリジナルメッセージを届けています。申込期限があるので、早めの確認が必要ですが、子どもの夢を大事にしたいのであれば、とてもぴったりの内容です。
出典:https://letter.charity-santa.com/
遅かれ早かれいつかは知ってしまう現実なのかもしれませんが、それでも夢を見せるのが大人の務め。忙しさに追われて心を失わないためにも、夢あるカッコいい対応をしてみてはいかがですか?