仕事上の付き合いを言い訳に、最近、暴飲暴食ばかりしていませんか?「飲んだ後のラーメンが止められない」とはよく言いますが、年齢も30代、40代を過ぎると、なかなか体重が落ちません。ろくに運動もしないし、気づけば年齢相応の下っ腹が目立つ体形になんてことも……。理想は食欲をコントロールできればいいのですが、いったいどんな方法があるのでしょうか?

 

「お腹が減った」「お腹がいっぱい」は2つのホルモンが指示している

 

朝から何も食べずにいてお腹が鳴った人という経験はあるでしょう。空腹で「お腹が減った」という状態のとき、胃は「グレリン」というホルモンを分泌します。これが脳の視床下部にある食欲中枢を刺激することで空腹を感じるのです。

 

一方で、満腹の場合、今度は脂肪組織に含まれる「レプチン」というホルモンが視床下部に働きかけ、満腹中枢を刺激することで、「お腹がいっぱい」という状態を引き起こすのです。つまり、身体の仕組みから考えると、この2つのホルモンをコントロールすることが、肥満体形のストップにつながるのです。

 

肥満気味の人はなぜ食欲が止まらないのか?

 

太りたくはないけど、満腹中枢を刺激するのは脂肪組織から分泌される「レプチン」なんでしょ?だったら、脂肪が多めの肥満体形の人は満腹になりやすいんじゃないの?そんな疑問を持った方いませんか。

 

じつは研究者の実験によると、レプチンは体脂肪量に比例して増加するが、肥満が進むと、レプチン自体の効き目が弱まり、食欲をコントロールできなくなるといいます。実際、有識者の調べでは、BMI35以上の人はレプチンがあまり効かないとか。

 

低カロリーで満腹感を実感する食べ物とは?

 

知り合いの女子学生は食事前に必須といってカバンからカロリーを抑える某健康食品を取り出して飲んでいましたが、それだけで簡単に体重が減らせたら苦労はしません。ポイントは低カロリーで満腹感を感じる食事。さらに、炭水化物を抜いた糖質制限が体の仕組み的にはいいといいます。

 

たとえば、ダイエットで必ずといっていいほど名前を聞くのは、「こんにゃく」「豆腐」「ところてん」「ささみ」といった食材。とくにささみはボクサーなどのアスリート選手が低カロリー&高たんぱく質と喜んで食べているのを目にします。最近では、コンビニの「サラダチキン」を食べる女子も増加中らしいですが、コスパもよく、手軽に&根気よく続けられるのが人気のよう。

 

下っ腹がヤバいという人は、秋冬の体形が目立たないうちから気長にチャレンジするのがいいかもしれません。

 

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 食べ過ぎて太りたくない人へ。下っ腹が気になる人は低カロリー食材で満腹中枢を刺激せよ