- 週間ランキング
「にんじゃ つばめ丸 はつにんむの巻」(文:市川真由美 絵:山本 孝)
実は、忍者が主人公の絵本はたくさんございます。幼い子供には忍者の情報はないはずなのに、なぜが子供は大好きなのでございます。そんな数ある忍者絵本の中から、この絵本をチョイスした理由は、忍者と同時に今の日本を知ってもらえるというところ、でございます。
なんと、こちらの物語、舞台は現代でございます。スカイツリーも登場しております。平成でございます。サラリーマンらしき父親、優しそうな母親、それに元気な男の子3人兄弟が典型的な日本家屋(一戸建て)に暮らしておりますが、実は、家族全員忍者!という設定でございます。
そして今回は、修行中の3人兄弟が父親から託された秘密の巻物を琵琶湖に住む祖父の元に届けるという任務を遂行するのでございます。
家の周囲をチェックする監視カメラやパソコン、コンビニも出てまいります。それでいて、昔ながらの提灯や手裏剣、竹で作った水鉄砲など忍びの道具も登場いたします。つまり、日本の伝統も学びつつ、現代の日本も学べる、というわけでございます。
まさに!外国人に日本を紹介するには最適な絵本なのでございます。
さらにこちら、東京から琵琶湖まで旅するため、途中「横浜」「箱根」「富士川橋(富士山)」「名古屋」「関ケ原古戦場」の風景も楽しめるのでございます。
一粒で何度も美味しいのでございます。
まさに、外国人観光客のための絵本ではないかと…。
もちろん、日本のお子様にもおススメでござます。人気もございます。その証拠に、こちらの絵本は、「にんじゃ つばめ丸」の好評第二弾(続編)でございます。
今後、外国人観光客の方へのお土産で、「何にしようか?」と悩まれた際には、是非、こちらの忍者絵本をご提案、プレゼントされてみてはいかがでしょうか…。
(文:N田N昌)