夏といえば、お化けでございます。今、書店の絵本コーナーでは「夏の絵本」の特集をしているところ多いと思いますが、その中にもお化けものの絵本、並んでおります。


 


そこで今回ご紹介するのは、大人におススメのお化け絵本でございます。


 


この夏一番注目を集めているお化け絵本、そして、トラウマ絵本として話題の「たべてあげる」の作者のお化け絵本、この2冊をご紹介!毎年のように、この時期、お化けものの絵本が登揚しますが、お化け絵本の新定番として、この夏、大きな注目を集めているのが、こちらでございます。


 



 


「ばけバケツ」(作:軽部武宏)


こちら、76日に出たばかり。月夜の不思議な出来事を描いた物語で、夜の闇の幻想的な絵も大人好みございます。アート絵本としても楽しんで頂けます。


 


主人公は、バケツからこぼれ出た水たまり。ナンセンスでアート、典型的な大人絵本でございます。オシャレ書店の代表格、「代官山蔦屋書店」でパネル展が開かれるほどでございます。オシャレなプレゼントにも、もってこいでございます。


 


そして、大人お化け絵本、もう一冊は、こちら。


 



 


「いちにちおばけ」(作:ふくべあきひろ 絵:かわしまななえ)


トラウマ級に怖いとTwitter、ネット上で話題になっておりますトラウマ絵本、「たべてあげる」の作者の作品でございます。こちらは、主人公の男の子が気になっているものに1日だけなってみる「いちにち」シリーズと言われる作品のひとつでございます。


 


「おばけって、こわいな。ぼくもおばけになったら、おばけがこわくなくなるかな?」と、男の子が、一日だけ、おばけになっていく物語でございます。


 


ある日は、からかさおばけに、ある日は、かっぱに、ある日は、くちさけおんなに…。こちらは、トラウマ度は控えめ、その分、ナンセンス度高めになっております。大人が楽しめる大人絵本でございます。


 


ここで、訂正がひとつ。


お化け絵本をご紹介と言っておきながら、2冊目の「いちにちおばけ」は、正確には、お化けではございませんでした。訂正してお詫び申し上げます。


 


お化け、幽霊、妖怪の定義をすこぶる簡単にご紹介すると…。「お化け」は、本来あるべき姿から大きく変化したもの。(キツネやタヌキなど人を化かすため変化するものも含む)。「幽霊」は、人間の霊魂。実態のない霊体。「妖怪」は、あやしい事や得体のしれないものとなっております。


(文:NN昌)


 


情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 お化けと幽霊の違いとは…大人が読むべき上質なお化け絵本の新定番!