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「ぼくがラーメンたべてるとき」(作・絵:長谷川義史)
小生も大好きなナンセンス系絵本作家、長谷川義史様の作品でございます。すこぶる大胆なタッチの画風とユーモアあふれるストーリーで絶大な人気を誇る絵本作家様でございます。あの「情熱大陸」にも出演されております。
長谷川さまといえば、「どこいったん」「ちがうねん」「みつけてん」など、世界的に注目を集めている若手絵本作家ジョン・クラッセン様の絵本の翻訳(関西弁での翻訳)も担当されており、こちらでも有名かもしれません。これまでに数々の絵本を出されております長谷川様ですが、こちらの「ぼくがラーメンたべてるとき」では、日本絵本賞を受賞されております(2008年)。
内容はというと、とにかく設定がスゴイのでございます!
平和の大切さをいかに身近に説教臭くなく伝えるか、それを120%満たしている絵本でございます。主人公の少年が部屋でラーメンを食べています。その時、隣のネコは…、となりの家では…、となりの街では…、と、自分が平和にラーメンを食べている時に、他の世界では何が起こっているのか?というお話でございます。
そして、もう一冊は…
「あいうえおの き」(作・絵:レオ・レオニ 訳:谷川俊太郎)
こちらは、オランダ出身のアメリカの絵本作家、レオ・レオニ様の作品でございます。レオ・レオ二様といえば、小学校の国語の教科書にも載っている「スイミー」でもお馴染み。ちなみに、「はらぺこあおむし」のエリック・カール様を見出したのもレオ・レオ二様でございます。
内容はというと…。副題の「ちからを あわせた もじたちの はなし」、こちらのとおりでございます。木の葉っぱの上にいる文字達が、風で飛ばされたり、集まったり、言葉を作ったり…、そんなお話でございます。木の上を住処とする文字たちが、いかに平和の大切さを紡ぐのか…。是非本を手に取ってご確認くださいませ。
(文:N田N昌)