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クラッシャー上司の特徴として“実際に業績をあげていて、能力のある人”なので、まだまだ自分の仕事に自信が持てない部下である立場の人が意見がしづらいことから始まるんです。
実績から生まれた自信により、自分の意図するものが若者のアイデアと違っていれば耳を貸さない。若者も反論ができずに従ってしまうというのが最悪の環境を作り出します。そんな状態に心折れた部下は心を閉ざしていき、ひどい場合にはうつ病になってしまうケースも少なくないんです。
クラッシャー上司は成功を収めている人が多いので、会社のためにという正当な理由を持っています。ですので、古臭く言うと、“愛のムチ”のようなものと認識しています。成功を収めるために自分の手法を部下に伝えたいと言う思いからですので、ちょっと部下が角度を変えた対応をすると現場は劇的に変わるんですよ。
方法は2つあります。まずは一般的に言われているのが、周りの人にクラッシャー上司の存在を相談し、見方を増やしていく方法。また、クラッシャー上司に自分と同じような環境を与えられている人に声をかけ、助けてあげること。
そんな仲間と共に上司のどこが嫌なのかをはっきりさせることができれば対処法を考えやすくなるのです。さらに、互いにカバーをすることができるため、一人じゃないという前向きな気持ちになれます。そしてもう一つは、とことん上司と付き合ってみる方法。この方法は“自分が赤ん坊になる”ことが大事。
自分の納得いかない内容に対し“WHY?”を常に言い続けていくこと、「知らない、わからない」を正直上司へ伝えてとにかく「助けてください」、ということで相手にほっとけないと思わせたらクラッシャー上司は攻略! むしろ、大きな見方が出来るわけです。
そして、クラッシャー上司と付き合う中で、気を付けなくてはいけないのが“理論的に説明できるのか?” というところ。クラッシャー上司にされて辛い事、その辛いことはなぜ起きたのか? 分析し、説明できることが重要です。でないと、あなたの力量が足りないということを周りにただただ紹介しているだけになってしまう恐れもありますからね。
あるテレビドラマで有名になった先生が「人と言う字は、人と人が支え合って生きている」と言っていましたが、人生の先輩に甘えてみるのもいいかもしれませんね。