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と、強い思いで今の道を目指したと話してくれた渋谷さんは、壁にぶち当たった時も“自分自身で道を切り開いてきた”という自信を感じました。でも、世の中はやっぱりそんなに甘いものじゃない?!
なんのつてもない、なんの仕事もない、”ないない”だらけで日々不安が募ったそうです。そんな中、チャンスを手にしたきっかけも自分発信。「新宿で働けば出会いがあるだろう」と、新宿のビリヤード場で働き始めたのが第一の転機になったそうです。
「最初は単なるバイトを日々繰り返すだけで勿論不安はぬぐえませんでした。でもある日、上京してからできた知り合いにバイト先を紹介されて、働く場所を変えてみたんですよね。そうしたら、歌の仕事に関する業界の人達と出会うようになったんです。そこで『自分、歌をやってるんです』と、とにかく売り込みました。それと同時によく聴いていたJ-POPだけでなく、周りの人の話に出るようなオールディーズなんかもを聴いたり練習したりしているうちに、歌う仕事が舞い込んできたんですよ」
と、欲しいものを手に入れた渋谷さんでしたが当時、やりたいことが少しずつやれるようになると共にどんどん自分の欲求が高まり、新たな夢が出来たんだそうです。
「出来ることが増えてくると、今度は人の下で働くと言うよりは、自分の力で自分のやりたい事をしたいとか思い始めたんですよね。歌以外の事にも興味を持ったりして、バーテンをしていたこともあるんです。でも、やっぱり歌がやりたいと思って歌の世界に戻るんですが、今度は誰かの指示じゃなく、自分のスタイルで歌っていこうと決めました」
色々な経験を積み重ねた中で、気を使いながら自分のやりたい事が出来なかったり、誰かとモメたりするのがとっても嫌だったので個人でやっていく道を選んだんだと言います。
そんな経験の中で渋谷さんが大事にしていることが『出会い』だそうです。
「“思い通りにいかない事”“大変なこと”も沢山ありましたけど、今も歌が歌えているのは、昔お世話になったバンドマスターとの出会いが大きいんです。今でもアドバイスやチャンスを頂いていてます」
そんな先輩の影響からなのか、今後は周りの人たちが色々な場所で活躍できるような仕組みを作る役割を果たしたいと、さらに新たな夢に向かって動き始めているそうです。
最後に、同じ人前に出るお仕事をしている渋谷さんに、どうやったらファンの方が増えてくれるのか? お聞きしてみると
「あまりファンを増やしたいという意識はしていないんですよ。でも一つ気にかけているとすれば、バンドがいないと歌えない仕事なので、仕事の場ではグループ活動になるじゃないですか。そんな中で同じキャラクターや担当の人は二人もいらないって思っているんです。
自分しか持っていないもの、自分にしか出せないところ、これだけは誰にも負けないというところを見つけて、どれだけ出していけるかが勝負じゃないですかね? いい意味で開き直って、今の自分にはこれしかできません!と、自分の特徴を全力でアピールする姿を見せていくことが大切だと思うんです。
周りにやめたら、と言われても自分がやりたいならやるべき。とにかくガムシャラに! 一生懸命な姿は誰しも応援したくなるはずですよ」
と、当たり前のことながらなかなかできない事だったりする部分を、今回のインタビューで改めて再確認することができました。
“今応援してくれているファンに、毎回毎回ワクワクしてもらうには?”“これからファンになってもらうためにはどんな活動をすればいいのか?” 渋谷さんの話しを聞いて、毎回魅力ある恥じレスを一つ一つのLIVEに反映させていこうと思いました! 『やりたいからやる』というポリシーを大事にしてきた渋谷さんの『私はこういう人です』と堂々とした姿が、シンガーの先輩としてとてもかっこよかったです!
※インタビューを務めた星埜なつみ 写真:Twitterより @
渋谷三成
横浜ケントスをはじめとするライブハウスで活動中。
恥じらいレスキューJPN Presents「恥じレスなめんなよ!vol.6」~ブラダ祭~
日程:6/18(日)
会場:新宿MARZ
時間:11:00 OPEN 11:30 START(予定)
出演:恥じらいレスキューJPN、and more