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2028年のロサンゼルスオリンピックへとつながる、ワールド・スケートボード・ツアー(以下WST)世界選手権2026パーク種目の決勝が、現地時間10月10日にパラグアイの首都アスンシオンで開催され、長谷川瑞穂(15歳)が女子で唯一の90点台となる91.00点で優勝。自身初の世界選手権優勝を果たした。

長谷川は現地時間10月3日に行われたバート種目でも優勝を飾っており、今大会2冠を達成。

今年9月のアジア大会金メダルに続き、世界選手権でも頂点に立った。


前回の世界選手権優勝者のイギリス、スカイ・ブラウン(18歳)が準優勝。

開心那(18歳)が3位で表彰台入り、決勝初出場となった13歳の佐竹晃が4位の好成績をおさめた。


準優勝のスカイ・ブラウンは、イギリス人の父と日本人の母を持つ選手。日本にルーツを持つスカイを含め、上位4人に日本勢3人が名を連ねる結果となった。

奇しくも1位から3位までの順位は今年6月のワールドカップ・ローマ大会と同じ結果。


パリオリンピック金メダリスト、オーストラリアのアリサ・トルーは今年7月のX Games Chiba大会の練習中に左膝の前十字靭帯を損傷してしまい、今大会には出場していない。


今大会は今年6月からスタートしたWSTオリンピック予選フェーズ1の第2戦にあたる大会となり、獲得ポイントが最も大きい世界選手権となる。

※オリンピック予選フェーズに関しては、このあとの「ロス五輪への道」にて。


今大会に出場した女子日本代表選手は以下の通り。

ワールドスケートランキング上位から、長谷川瑞穂、開心那、四十住さくら、草木ひなの、貝原あさひ、菅原琉衣。

ワールドスケートジャパン強化選手から、岡本碧優、佐竹晃、菅原芽依、以上9人が出場。





 


 

 



 

 


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男子はスペインのエゴイツ・ビフエスカ(15歳)が優勝し、前回の世界選手権に続いて2連覇を達成。


準優勝はパリオリンピック銀メダリストのトム・シャー(27歳)、3位はブラジルのギー・クーリ(17歳)となった。


日本勢唯一の決勝進出者となった、6月のワールドカップ・ローマ大会優勝者の櫻井壱世(17歳)が6位でフィニッシュ。


男子の日本代表はワールドスケートランキング上位から、永原悠路、猪又湊哉、笹岡建介、櫻井壱世。

ワールドスケートジャパン強化選手から、永原依弦、志治群青、乾瑠玖、以上7人が出場権を持つ。





 


 

 



 

 


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10月1日から3日にかけて行われた、バート種目の世界選手権でも長谷川瑞穂が優勝。

河合珠佳(かわい・しゅか)が準優勝、3位はブラジルのヘレナ・ラウリーノ。

能瀬想(のせ・こころ)が9位という結果になった(全17選手中)。


男子はアメリカのJDサンチェスが優勝。

ブラジルのギー・クーリが準優勝、3位はオーストラリアのハドソン・ウォーカー。

日本勢では、乾瑠玖(いぬい・るく)が5位、西川有生(にしかわ・あお)が7位、三竹陽大(みたけ・ひなた)が16位という結果を残した(全27選手中)。


【現在のパーク世界ランキング】





 


 

 



 

 


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10月12日時点、ワールドスケートのホームページに記載されている主な選手のワールドスケートボーディングランキング(以下WSR)は以下の通り。

※()内は今大会前後の順位


パーク女子

長谷川瑞穂(1位→1位)、スカイ・ブラウン(2位→2位)、開心那(4位→3位)、アリサ・トルー(3位→4位)、ミナ・ステス(7位→5位)、ナイア・ラソ(8位→6位)、ライカ・ベンチュラ(9位→7位)、ナナ・タブレ(5位→8位)、リリアン・エリクソン(10位→9位)、ヘイリ・シルビオ(13位→10位)、草木ひなの(6位→11位)、佐竹晃(24位→12位)、四十住さくら(11位→13位)、リン・イーファン(22位→16位)、貝原あさひ(18位→19位)、菅原琉衣(19位→24位)、岡本碧優(33位→36位)、菅原芽依(39位→44位)





 


 

 



 

 


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パーク男子

エゴイツ・ビフエスカ(1位→1位)、トム・シャー(2位→2位)、ギー・クーリ(7位→3位)、櫻井壱世(6位→4位)、カラニ・コーニック(5位→5位)、永原悠路(3位→6位)、キーガン・パルマー(8位→7位)、ルイジ・チニ(4位→8位)、テイラー・ナイ(9位→9位)、ギャビン・ボッガー(12位→10位)、アウグスト・アキオ(31位→11位)、アレッサンドロ・マッザーラ(13位→12位)、テイト・カリュー(26位→13位)、キーファー・ウィルソン(10位→14位)、猪又湊哉(15位→20位)、ハンプス・ウィンバーグ(24位→21位)、ペドロ・バロス(16位→22位)、ビクター・ソルムンデ(21位→27位)、笹岡建介(20位→28位)、天野太陽(33位→41位)、乾瑠玖(130位→42位)、志治群青(38位→45位)、永原依弦(76位→80位)


・WSRの対象になる大会は、過去18ヶ月間に行われた大会。

パーク種目はこの期間に行われた中で、獲得ポイントの高い3大会が現在反映されており、ランキング上位8名は次回大会の予選が免除される。


【ロス2028五輪への道】





 


 

 



 

 


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・ロサンゼルスオリンピックに出場するには、WSTでポイントを重ね、WSR上位に入ることが必須となる。


・オリンピック予選フェーズ1(2026年6月11日から2028年3月31日)。

まずはWSTフェーズ1に出場し、各種目、男女44人のみが進めるフェーズ2に進出する必要がある。

フェーズ1に出場できるのは各種目、国の代表3人と、WSRの上位30人。

※ただし、WSR上位であっても各種目1カ国6人までの制限有り(国代表と合わせて1カ国最大9人まで)。

※WSRは、過去18カ月間のWSTのポイントが反映される。


・オリンピック予選フェーズ2(2028年4月1日から2028年6月11日)。

各種目の男女44人がフェーズ2に進み(ここで各国の代表は1種目につき最大6人までに制限される)、ロサンゼルスオリンピックへの出場権を争う。


・ロサンゼルスオリンピックには、ストリート・パークの各種目22人が出場できる。

ただし1カ国最大3人まで、各大陸から最低でも1人、開催国からも最低1人、さらに代表選手団が小さい国のために割り当てられる、ユニバーサリティ枠が1人設けられている。

だいたいパリオリンピック予選の時と同じ流れになっているが、パリの時と大きく違うのはフェーズ1から各種目につき、各国6人までの縛りがあることと、フェーズ2の存在が初めから告知されていること。


【WSTパークのルール】





 


 

 



 

 


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・WSTパーク種目は、45秒間コース内を自由に滑りながら技を披露するランを3本行う。

決勝ではラン3本を終えた時点で上位の5人が4本目のラン(ゴールデンラン)を行い、4本の内のベストランで順位が決まる。


・技を失敗した時点で試技は中断、そこまでのトリックが採点される。

※ゴールデンランでは最初のトリックをミスした場合、もう一度ランをやり直すことができる、ファーストウォール・リベート(やり直しは1回のみ)。


・5人の審査員が100点満点(小数点以下2桁まで)で採点をし、最高点と最低点を除いた3つの平均点で順位が争われる。


・段階的に年齢制限が設けられ、2025年は11歳以上。2026年は12歳以上。2027年は13歳以上。ロサンゼルスオリンピックが開催される2028年は14歳以上となる。

※各年の最低年齢は選手の正確な生年月日ではなく、誕生年に基づく。

要するに2014年12月31日までに生まれた選手はWSTへの参加資格があり、2015年1月1日以降に生まれた選手はWSTには参戦できないということになる。


・WSTには2種類のイベントがあり、ワールドカップと最もポイントを獲得できる、世界選手権がある。

各大会で得られるポイントによって、ワールドスケートランキングが決まるため、2028年ロス五輪までの期間中、WSTの大会で好成績を上げていくことがオリンピック出場には不可欠となる。


※パリオリンピックと明確に変わったところは、決勝のゴールデンラン方式と、年齢制限が設けられたところ。


【日本の新星がトップ通過/予選】


WST世界選手権パラグアイ2026パーク女子予選の映像


(YouTube:https://www.youtube.com/live/7AOzQtkD_bs?si=gdGPrz7j683W-kjp)


女子予選。

※()内はスコア


佐竹晃が唯一の80点台(82.00)で首位通過。

フィンランドのヘイリ・シルビオが2位通過(75.50)。

他、日本勢は岡本碧優が19位(59.50)、貝原あさひが21位(59.35)。

四十住さくらが予選通過ラインぎりぎりの32位(51.17)で、それぞれ準々決勝へ進出。


菅原琉衣36位(46.60)、菅原芽依49位(31.00)が残念ながら予選敗退。

他、海外勢では2大会連続でオリンピックに出場したブラジルのイサドラ・パチェコが46位(31.93)で姿を消した。


※予選32位までと、シード選手8人(日本勢は長谷川瑞穂、開心那、草木ひなの)の合計40人が準々決勝に出場する。


WST世界選手権パラグアイ2026パーク男子予選の映像


(YouTube:https://www.youtube.com/live/Yid6VL2yv5s?si=OoGgFtuUW6naYVvp)


男子予選。

※()内はスコア


リアム・ペースが首位通過(85.00)、2位はテイト・カリュー(83.50)、3位はJD.サンチェス(82.10)となり上位はアメリカ勢が占めた。


日本勢は猪又湊哉が17位(66.00)、乾瑠玖が通過ラインぎりぎりの32位(58.90)で予選通過。


笹岡建介が36位(50.35)、今月9月に行われたアジア大会銅メダリストの志治群青が42位(40.80)、アジア大会金メダリストの永原依弦が72位(13.24)で予選敗退となった。

他には、プエルトリコのスティーブン・ピネイロが35位(51.83)、ブラジルのペドロ・バロスが40位(44.65)、イタリアのアレックス・ソルジェンテが73位(13.12)と、海外の強豪勢も予選で姿を消した。


※予選32位までと、シード選手8人(日本勢は永原悠路、櫻井壱世)の合計40人が準々決勝に出場する。


【天候に左右された/準々決勝】


WST世界選手権パラグアイ2026パーク女子準々決勝の映像


(YouTube:https://www.youtube.com/live/naa-v2rzaAM?si=Ga1cILfqLMVQ64Te)


女子準々決勝。

※()内はスコア


ヒート4、最後から2番目の滑走者となるスカイ・ブラウン3本目のラン直前で雨が降ってきてしまい競技が中断。

最終滑走者の長谷川瑞穂は、この時点で2本のランをいずれもフルメイクできず準々決勝敗退の危機に立たされている中、この日は(現地時間10月8日)天候が回復せず、男子準々決勝も含めて翌日に持ち越しとなった。





 


 

 



 

 


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翌日に再開された3本目のランでは、長谷川が見事プレッシャーに打ち勝ち首位通過(83.66)。

2位はアメリカのリリアン“リリー”・エリクソン(83.00)、3位がフィンランドのヘイリ・シルビオ(82.00)、4位にブラジルのライカ・ベンチュラ(81.50)、5位がスカイ・ブラウン(80.50)、6位は佐竹晃(80.00)。

他にも日本勢は15位、開心那(71.22)、16位、貝原あさひ(71.10)がそれぞれ準決勝に進出を決めた。


ほかの日本勢では、四十住さくらが19位(69.82)、草木ひなのが39位(20.00)、岡本碧優が40位(13.36)となり、残念ながら準々決勝で敗退となった。


海外の強豪勢では、パリオリンピック4位のブラジル、ドラ・バレラが18位(70.10)、ドイツのリリ・シュテファジウスが26位(56.50)、スペインのフリア・ベネデッティが31位(51.80)、フランスのナナ・タブレが34位(49.16)、オーストラリアのルビー・トルーが37位(33.00)となり、ここで敗退。


WST世界選手権パラグアイ2026パーク男子準々決勝の映像


(YouTube:https://www.youtube.com/live/SNlvuf75sTY?si=fHN0UiTZHywEkn_t)


男子準々決勝。

※()内はスコア


首位通過はスペインのエゴイツ・ビフエスカ(94.33)。

2位はアメリカのテイト・カリュー(93.18)、3位はアメリカのトム・シャー(92.00)。

日本勢は6月のWSTローマ大会王者の櫻井壱世が10位(80.70)で準決勝進出。


乾瑠玖が20位(76.20)、猪又湊哉が27位(63.03)、永原悠路が31位(59.07)で残念ながら敗退となった。


他、海外の強豪勢ではアメリカのテイラー・ナイが17位(79.20)、JD・サンチェスが18位(78.50)、オーストラリアのキーファー・ウィルソンが21位(73.70)、キーラン・ウーリーが22位(71.70)、ブラジルのルイジ・チニが24位(67.66)、デンマークのビクター・ソルムンデが25位(63.66)、スペインのダニー・レオンが33位(59.00)とそれぞれ準々決勝で姿を消した。


【ネクスト世代の戦い/女子準決勝】





 


 

 



 

 


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※WST世界選手権パラグアイ2026パーク女子準決勝の映像。日本からは視聴制限があります。

(YouTube:https://www.youtube.com/live/dlL8k-WM0sM?si=DKzP6fLPNZRU4kFd)


日本勢は、貝原あさひ、開心那、佐竹晃、長谷川瑞穂の4人が準決勝に出場。


決勝に進出したのは…。

1位 長谷川 瑞穂(日本)-90.55

2位 開 心那(日本)-87.74

3位 スカイ・ブラウン(イギリス)-85.35

4位 ライカ・ベンチュラ(ブラジル)-84.60

5位 ナイア・ラソ(スペイン)-84.32

6位 ミナ・ステス(アメリカ)-84.00

7位 佐竹 晃(日本)-83.65

8位 リン・イーファン(チャイニーズ・タイペイ)-83.20

以上となり、3人の日本勢が決勝に進出。


初の決勝進出となった13歳の佐竹晃と14歳のリン・イーファン。

リン・イーファンは今年9月のアジア大会で銀メダルに輝いた選手で、台湾(チャイニーズ・タイペイ)勢で初となるWST決勝進出。

アジアの新星達が決勝でどんな滑りを見せるのかにも期待が集まる。


対照的にパリオリンピック5位、フィンランドのヘイリ・シルビオが10位(73.78)、日本の貝原あさひが13位(72.00)、オーストラリアのミア・クレッツァーが14位(71.40)となり、いずれも準決勝で敗退した。


準決勝終了後、ライカ・ベンチュラのインタビューで「今日の準決勝ではヒールフリップをする予定はなかったが、コーチなどから明日は雨が降るかもしれないからやってみるべきだと言われ…」と話しており、現地では天候にも大きく左右されている様子がうかがえた。

※ちなみに今年3月にサンパウロで行われた世界選手権では雨のため、女子決勝は2本のランを終えた時点での結果となっている。


【雨で命運が別れた/男子準決勝】





 


 

 



 

 


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※WST世界選手権パラグアイ2026パーク男子準決勝の映像。日本からは視聴制限があります。

(YouTube:https://www.youtube.com/live/CygccjSRwVQ?si=PIU1wgaH3c64_fOd)


日本勢は櫻井壱世が準決勝に出場。

ヒート2の3本目では、準々決勝に続いてまたもや雨が降り中断。

再開直後の滑走者はキーガン・パルマーだったが、滑走中にふたたび雨が降り始めた。

フロントサイドロックンロールスライドのアウトで滑ってしまい、キーガンはリスタートを求めて抗議の姿勢を見せたがその場では判定は覆らず、キーガンは苛立ちから自分のボードを折ってしまう。

最終的には抗議が認められ、翌日に順延となった3本目のランを滑ることになるのだが、フルメイクの滑りを見せることができずに準決勝で敗退となってしまった。


あまりにも雨が多いので、個人的に調べてみたらパラグアイは10月から雨量が増え始める時期とのこと。

今年3月に開催された2025年度の世界選手権も雨季のサンパウロで開催されており、雨が大敵のスケートボードの世界選手権を毎回なぜそんな時期に?という心の声が漏れまくってしまうのはさておき、競技に合わせてコンディションを整えている選手にとって中断と延期がどれだけしんどいかは計り知れない。

結局残る選手の滑走は翌日の決勝前に順延となったが、ヒート1で滑り終えていた櫻井は最終的に6位で決勝進出を決めた。


最終的に決勝へ進出した選手は以下の通り。

1位 テイト・カリュー(アメリカ)-95.00

2位 エゴイツ・ビフエスカ(スペイン)-94.60

3位 アウグスト・アキオ(ブラジル)-94.01

4位 トム・シャー(アメリカ)-93.48

5位 カラニ・コーニック(ブラジル)-92.75

6位 櫻井 壱世(日本)-92.50

7位 ギー・クーリ(ブラジル)-92.00

8位 トム・マーティン(フランス)-90.16

以上となり、決勝進出者は全員90点台という過去に類を見ないハイレベルな準決勝となった。


気になる海外の強豪勢では、オリンピック連覇のオーストラリア、キーガン・パルマーが9位(88.52)、アメリカのギャビン・ボッガーが11位(85.50)と、それぞれ準決勝敗退。


【最後まで読めない展開/女子決勝】





 


 

 



 

 


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※WST世界選手権パラグアイ2026パーク男女決勝の映像。日本からは視聴制限があります。

(YouTube:https://www.youtube.com/live/haYJzULkRBM?si=wc8EBb0Z_5kwazXg)


女子決勝はリン・イーファン(チャイニーズ・タイペイ)、佐竹晃(日本)、ミナ・ステス(アメリカ)、ナイア・ラソ(スペイン)、ライカ・ベンチュラ(ブラジル)、スカイ・ブラウン(イギリス)、開心那(日本)、長谷川瑞穂(日本)で争われた。

以下、上位4人のランを紹介。


ラン1本目。


[佐竹晃]

ボルケーノ越えのインディグラブ、ステイルフィッシュエア、フロントサイドテールスライド、レッジでフロントサイド50-50グラインドなどを決めると、ディープエンドでバックサイド540、ヒップでキックフリップインディ、レールでフロントサイドノーズグラインド、ディープエンドでマドンナ、オーリーアップからのフロントサイドリップスライドなど、フルメイク(ノーミスで滑りきること)の滑りを見せて80.30点。


[スカイ・ブラウン]

フルメイクの滑りを見せるが、ラブシート越えのキックフリップインディが着地で乱れ、ラストのロデオ540(フロントサイド側に540度回転するトリック)がタイムオーバーとなり77.89点。


[開心那]

ファーストトリックのキックフリップインディでミスしてしまい1.06点。


[長谷川瑞穂]

バックサイド540、キックフリップインディ、レッジでフロントサイド50-50グラインド、ボルケーノ上のレールでバックサイドブラントスライドなどを決めるフルメイクの滑りで87.66点を獲得し、首位でラン1本目を終える。


ラン2本目。


[暫定2位、佐竹晃]

ファーストトリックで、ボルケーノ越えのキックフリップインディにグレードアップさせるが、後半にキックフリップ フロントサイドエアをミスしてしまい66.00点。





 


 

 



 

 


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[暫定4位、スカイ・ブラウン]

ボルケーノ越えのフロントサイド360、インバートを決めると、ラブシート越えのキックフリップインディを今度はしっかりメイク。

続けてバックサイドテールスライド、フロントサイドスミスグラインド、アーリーウープのバックサイドエア、ステイルフィッシュエア、マドンナ、バックサイドスミスグラインドを決めるが、ここで減速してしまいパンピングしてからジュードーエア、最後はロデオ540をメイク。

ラストトリックはギリギリでブザー後のようにも見えたが(ルールではブザー前にセクションに前方のウィールが入っていればそのトリックはカウントされる)89.50点を獲得し、この時点で暫定首位に立つ。


[暫定8位、開心那]

序盤でミスしてしまい13.66点。





 


 

 



 

 


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[暫定2位、長谷川瑞穂]

バックサイド540、オーリーアップからのバックサイドテールスライド、キックフリップインディ、50-50グラインド。

ここで360バリアルを決めると、続けてキックフリップ フロントサイドエア、フロントサイド5-0グラインド、レールでバックサイドブラントスライド、バックサイドディザスター、コーナーでフロントサイドスミスグラインド、ステイルフィッシュエア、フロントサイドテールスライド、最後はボルケーノでクロスボーンのフロントサイドエアをフルメイク。

91.00点を獲得し、ふたたび首位に返り咲く。


ラン3本目。

決勝初出場となったリン・イーファンは3本目のランでヒールフリップインディ、キックフリップインディ、女子で唯一となるバックサイドシュガーケーングラインドなどを決めたが終盤にミス。

決勝ではフルメイクの滑りを見せることはできなかったが、台湾勢初となる大舞台で素晴らしい活躍を見せてくれた。


[暫定3位、佐竹晃]

ラストのキックフリップ フロントサイドエアを決めきれず63.73点。


[暫定2位、スカイ・ブラウン]

2本目のランでのロデオ540で膝を痛めてしまったようで、その影響からか序盤のキックフリップインディをミス(16.33点)。


[暫定8位、開心那]

ヒップでキックフリップインディ、バックサイドテールスライド、バックサイド50-50グラインド、オーリーアップからのバックサイドリップスライド、続けてオーリーアップからのバックサイドノーズグラインド。

コーナーでフロントサイドノーズグラインドtoリップスライドを決めると、ボルケーノでフロントサイドエア、バックサイドクレイルスライド、リーンtoテール。

レッジでフロントサイド50-50グラインド、フロントサイドスミスグラインド、最後はレールでバックサイドフィーブルグラインドをメイク。


追い込まれた3本目にフルメイクの滑りを見せ、88.50点を獲得して暫定3位に立つ。


[暫定首位、長谷川瑞穂]

ファーストトリックをジュードー540にグレードアップさせるが、途中の360バリアルをミス(27.40点)。


ラン4本目(上位5人のみのゴールデンラン)。

※最後は順位が下位の選手からの滑走となる。


[暫定4位、佐竹晃]

中盤のレールトリックをミスしてしまい、スコアを伸ばせず。


[暫定3位、開心那]

ファーストトリックのキックフリップインディをミスしてしまい、ゴールデンランのみとなるファーストウォール・リベート(やり直しラン)。

しかし、このランでもファーストトリックをミスしてしまいスコアは変わらず。


[暫定2位、スカイ・ブラウン]

ふたたびフルメイクの滑りを見せるが、膝の痛みが影響しているのかスピードに乗ることができず、ラストトリックが制限時間内に収まらなかったため83.00点となり、順位は変わらず。


[優勝確定、長谷川瑞穂]

ウイニングランとなった4本目、フルメイクの滑りを見せることはなかったが、バート種目に続いて世界選手権で2種目制覇という偉業を成し遂げた。


【悪天候の長丁場を制したのは/男子パーク】





 


 

 



 

 


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男子決勝はトム・マーティン(フランス)、ギー・クーリ(ブラジル)、櫻井壱世(日本)、カラニ・コーニック(ブラジル)、トム・シャー(アメリカ)、アウグスト・アキオ(ブラジル)、エゴイツ・ビフエスカ(スペイン)、テイト・カリュー(アメリカ)で争われた。

以下、上位3人と櫻井のランを紹介する。


ラン1本目。


[ギー・クーリ]

ウェドル540に加え、今大会で唯一となるウェドル900(空中で2回転半)、キックフリップインディ360などを決めるフルメイクの滑りで88.00点を獲得。


[櫻井壱世]

中継映像からフレームアウトしてしまうほどの540などを決めるが、途中フロントサイドフィーブルグラインドをミスしてしまい29.66点。


[トム・シャー]

フロントサイドハーフキャブでコースにドロップイン。

素晴らしい滑りを見せるが、ラストのブラント キックフリップフェイキーをミスしてしまい74.56点。


[エゴイツ・ビフエスカ]

バックサイド540、テールグラブ540、ボルケーノ越えのキックフリップ ボディバリアル360、ヒールフリップインディなどを決めるフルメイクの滑りで、いきなり93.04点を獲得。

一気に首位に躍り出る


ラン2本目。





 


 

 



 

 


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[暫定3位、ギー・クーリ]

ヒップでアーリーウープのフロントサイドエア、バックサイドテールスライド、ウェドル540、フロントサイドノーズグラインド、レッジでフロントサイド50-50グラインド。

ディープエンドでウェドル900を決めると、コーナーをフロントサイドスミスグラインドで流し、オーリーアップからのフロントサイドリップスライド、フロントサイドフィーブルグラインド、ボルケーノでバックサイドキックフリップ。

ここでボルケーノ越えのインディ900を決めると、立て続けにキックフリップインディ360をフルメイク。

900を2つ取り入れるランを見せると92.15点を獲得。

本人はこのスコアにあまり納得がいっていないようだったが、暫定2位につける。


[暫定6位、櫻井壱世]

ウェドル540でスタートすると、ステイルフィッシュエア、フロントサイドエア(インディグラブ)からフロントサイド50-50グラインド、ウェドルグラブのフロントサイドエア、コーナーでフロントサイドフィーブルグラインド、オーリーアップからのバックサイドテールスライドとバックサイドリップスライド。

ボルケーノでフロントサイドエア、コーナーでフロントサイド5-0グラインドを決め、レールでフロントサイド180 スイッチバックサイドKグラインド。

キャバレリアルバックサイドディザスター、ディープエンドでステイルフィッシュ540を決めるが、最後のバックサイドエアをまさかのミス。


フロントサイドエアからの50-50グラインドや、レールでのフロントサイド180スイッチKグラインドなど、予測のつかないランを見せるも得点は78.28点。

ここで暫定4位につける


[暫定5位、トム・シャー]

1本目に続きラストのブラント キックフリップフェイキーをミスしてしまい74.68。





 


 

 



 

 


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[暫定首位、エゴイツ・ビフエスカ]

バックサイド540でスタートすると、バックサイドスミスグラインド、オーリーアップからのバックサイドリップスライド、ギャップ越えのテールグラブ540。

ディープエンドのコーナーでバックサイドテールスライド、オーリーアップからのフロントサイドノーズグラインド、フロントサイドスミスグラインド、ボルケーノでキックフリップボディバリアル360、フロントサイドフィーブルグラインド、レールでフロントサイドノーズグラインド、フロントサイドブラント、フロントサイドロックンロールスライド、ヒップでインディ360、最後はなんとスイッチマックツイストを決めるフルメイク。

スコアを94.50点と伸ばし、優勝をさらに近づける。


ラン3本目。


[暫定2位、ギー・クーリ]

途中、ボディバリアル900にグレードアップさせるが、その後のトリックをミスしてしまいスコアを伸ばせず。


[暫定4位、櫻井壱世]

後半のキャバレリアルバックサイドディザスターをミスしてしまい、スコアを伸ばせず。


[暫定5位、トム・シャー]

ここまで立て続けに外していたラストトリック、ブラント キックフリップフェイキーを時間いっぱいで決めきり93.07点。

一気に2位につける。


[暫定首位、エゴイツ・ビフエスカ]

ファーストトリックでミス。


最終滑走者のテイト・カリューが3本目のランで85.37点を獲得し、78.28点の櫻井は6位に下がってしまい残念ながらゴールデンランには進めず。


ラン4本目(上位5人のみのゴールデンラン)。

※最後は順位が下位の選手からの滑走となる。


[暫定3位、ギー・クーリ]

ボディバリアル900をミスしてしまい、最終スコアは変わらず。


[暫定2位、トム・シャー]

ラストトリックで、スイッチキックフリップtoレギュラーに挑んだがミス。


[優勝確定、エゴイツ・ビフエスカ]

ファーストトリックでミスし、ファーストウォール・リベート(やり直しラン)。

やり直しのランではキックフリップボディバリアル540を決めるが、最後のスイッチマックツイストをミス。


最後のゴールデンランでドラマは生まれなかったが、スペインの15歳が今年3月にサンパウロで行われた世界選手権2025に続き、雨に翻弄された世界選手権で2連覇を成し遂げた。


【気持ちが交錯した世界選手権2026】





 


 

 



 

 


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前回の世界選手権は雨期のサンパウロ屋外で開催され、女子決勝は雨のせいでラン2本終了時点での結果が最終スコアとなり、ストリート男子決勝でもスタート直後から激しい雨で長時間の中断を余儀なくされるなど、天候に左右された大会となったが、パラグアイに場所を移しての世界選手権2026でも同じく雨での中断や延期が大きく選手に影響を与えてしまう形になってしまった。


キーガン・パルマーのような強豪が落ちる一方で、フランスのトム・マーティンのように初めて決勝に進む選手もいる。


準決勝では9位のキーガン・パルマーがラン3本目を雨のスリップでミスしてしまった直後、スタンドにいたフランスチームのコーチを務めるウィリー・サントス氏にインタビューが振られた際「やり直しは認められないと思う」と答えていた姿が特に印象的だった。

※この時点でフランスのトム・マーティンが8位で決勝進出圏内だった。

キーガンは最初リトライを認めなかった判定に苛立ち、自分のデッキを折ってしまう。


選手だけでなく、コーチにも大きなプレッシャーがかかるオリンピック。

出場権をかけて戦うWSTでは決勝だけでなく予選から選手、コーチそれぞれの感情が交錯する。


【WST世界選手権2026パーク女子リザルト】





 


 

 



 

 


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1位 長谷川 瑞穂(日本)-91.00

2位 スカイ・ブラウン(イギリス)-89.50

3位 開 心那(日本)-88.50

4位 佐竹 晃(日本)-80.30

5位 ナイア・ラソ(スペイン)-78.83

6位 ミナ・ステス(アメリカ)-77.62

7位 ライカ・ベンチュラ(ブラジル)-77.33

8位 リン・イーファン(チャイニーズ・タイペイ)-54.66


【WST世界選手権2026パーク男子リザルト】





 


 

 



 

 


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1位 エゴイツ・ビフエスカ(スペイン)-94.50

2位 トム・シャー(アメリカ)-93.07

3位 ギー・クーリ(ブラジル)-92.15

4位 アウグスト・アキオ(ブラジル)-91.35

5位 テイト・カリュー(アメリカ)-85.37

6位 櫻井 壱世(日本)-78.28

7位 トム・マーティン(フランス)-72.32

8位 カラニ・コーニック(ブラジル)-66.00


文 小嶋勝美(スケートボード放送作家)

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 【WSTパーク世界選手権2026パラグアイ】長谷川瑞穂がバートに続き2冠!開心那が3位、男子はエゴイツ・ビフエスカが2連覇 」