お正月に食卓に並ぶ食べ物といえばおせち。大丸・松坂屋では、料理家や専門家が手がける進化版おせちを多彩に揃え、多様化する現代のニーズに合う商品開発を目指している。


年末年始の過ごし方の多様化により、おせちの動向やニーズも年々変化していると語るのは、株式会社大丸松坂屋百貨店・フーズおせち料理担当 の浅川幸治氏。コロナ禍から大きく売上を伸ばしており、とくにオリジナル商品が好調でシェアの大半を占めているそう。


販売チャネルの拡大や全国配送おせちの強化に加え、2027年度は「コスパ抜群おせち」や「おつまみ・ペアリングおせち」「推しエリアおせち」「ユニークおせち」「冷凍おせち」など、オリジナルおせちの取扱い数を2020年度の2倍に増やし、顧客数の拡大を目指す方針を明らかにした。


「あかり、信じてるぞ」というワードがトレンド入りするなど、意外性のあるレシピに定評がある、料理家・管理栄養士の長谷川あかり氏監修の「ニューおせちBOX」は、味と素材の組み合わせの面白さに全振りした40品目を楽しめるおせちである。



食べていて新しい発見があり、普段の料理にインスピレーションを与えてくれるようなメニュー構成を考えたといい、蓋を開けたときに目を引く、ビビッドピンクのうずらの卵のだし梅酢や、人気レシピ・食べるオニオングラタンスープなど、長谷川氏らしさ満載のおせちが楽しめる。



「若い世代にも楽しんでもらえるニューおせちBOX、ぜひ手に取っていただけたら嬉しいです」と笑顔で語った。


サントリー株式会社・ウイスキーアンバサダーの佐々木太一氏監修のペアリングおせちも見逃せない。「和・洋風一段 酔いしれる新春ペアリング重」は、ウイスキーとの相性抜群の豪華なお重に仕上がっている。



ウイスキーの良い点は、ライトなハイボールや水割りから、ロック、ストレートと濃い度数まで、好みの度数に調整できること。おせちの魅力は、味の濃いものから薄いもの、甘いもの、しょっぱいもの、辛いものまで、幅広い味わいの料理を一度に楽しめること。



「ウイスキーのさまざまな飲み方と相性が良い食材を合わせていく過程がとても面白くて。冗談ではなく、実はウイスキーと一番相性の良い料理はおせちなのではないかなと思いました」と佐々木氏は語る。


ソムリエ料理家の石橋絵理氏が監修するのは「“えり” すぐりマリアージュおせち」。


2026年に引き続き、2年連続で監修を務めた石橋氏は「昨年とはまた異なる新鮮なおせちになるように意識しました」と語る。



「左上から右上の順で楽しむ、お正月のコース料理をイメージしています」とのこと。あえて料理のジャンルを設けず、自由な発想で構想を練ったそう。


「日本の伝統文化であるおせちという一つのお重の中で、まるで世界を旅しているように、いろいろな味との出会いを楽しんでもらいたいという想いを込めました」と石橋氏。



“えり” すぐりマリアージュおせちは全国配送にも対応しており、日本全国どこからでも取り寄せ可能という手軽さも嬉しい。


お正月の自分へのご褒美に、コース料理を食べに行く感覚でおせちを楽しむのもまた一興である。


地方の食の魅力を詰め込んだ「推しエリアおせち」にも注目したい。株式会社大丸松坂屋百貨店・北海道駐在バイヤーの本田大助氏がおすすめするのは、北海道の美食が味わえる「和・洋風おせち二段ぐるっと北海道満喫おせち」。



「23年間北海道で仕事をする中で多くの作り手や食材に出会いました。食といえば北海道。多くの出会いをおせちに詰めたときにどんな良いものができるのか、幅広い年代の方に喜んでもらえる逸品になったと思います」と手ごたえを語った。



開発の際にこだわった点は、作り手の想いや物語を詰め込み、北海道ならではの素材をふんだんに使ったこと、そしてご当地グルメとしてスープカレーやいももち、旭川名物の新子焼きなどをお重とは別添えにしたこと。


おせちを通して北海道のさまざまな味を一度に楽しめる、まさに北のオールスター。お正月がさらに待ち遠しくなりそうだ。


最後に、株式会社大丸松坂屋百貨店・執行役員営業本部・MD コンテンツ開発第2部長の臼井満氏が登壇。


「実は私、大丸・松坂屋百貨店ができたときのおせち担当者でして」と明かし、当時とは販売チャネルも消費者のライフスタイルも大きく変わり、品質管理もおせちの味も圧倒的に進化したと振り返った。


「20年以上かけてこのレベルの味になるまで取引先様と一緒に商品を開発してきた……これは競合他社と比較しても圧倒的な地位を築いていると私は感じています」と語り、これからも高品質なオリジナル商品をお客様に届けていきたいと決意の言葉で結んだ。


2026年9月中旬には、とある人気作品とコラボレーションしたメディアタイアップおせちも販売されるとのこと。ぜひ、自分の「推しおせち」を見つけて、特別感のある年越しを迎えてみてはいかがだろうか。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 進化するトレンドおせち|2027年大丸・松坂屋のおせち発表