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6月11日、パナソニック株式会社が「エオリア熱中症対策セミナー」を開催。熱中症の実態や、発症を予防するためにエアコンを正しく使う方法の解説などが行われた。
2024年夏、熱中症による救急搬送者数は過去最多を記録。熱中症の発症は猛暑の7月下旬〜8月上旬に集中しているが、見落とされがちだが注意すべきなのが梅雨型熱中症だ。梅雨は気温こそ低いものの、湿度が高いため熱中症を発症することがある。
数時間野外での運動・労働によって発症する熱中症は早期発見されやすく、若年層中心のため軽傷で済みやすい。しかし高齢者に多い日常生活での発症は、発見が遅れ重症化しやすく死亡に至ることも。
さて、熱中症はどのようなメカニズムで発症するのだろうか。救急・集中治療領域専門家の三宅康史氏は「我々の身体では、エネルギーのもとを作る細胞1つが時に熱を作り出してしまうことがあります。通常であれば下げられますが、暑い夏ではうまくその機能が働かず、体内の熱を下げられません。ですから、外の温度が低い・湿度が低いことが重要です」と解説した。
しかし電気代高騰の影響もあり、エアコンの使用を我慢してしまう家庭が増えている。自宅で「熱中症かもしれない」と感じたことがある人は51%にのぼるが、そのうち44%がエアコンを使用していなかったことが判明した。
つまり今のエアコンに求められるのは、猛暑日に躊躇なく使える省エネ性能であることだ。さらにエアコンをつけっぱなしにする家庭が増えていることから、カビやお手入れのしにくさを解決する清潔・快適性が求められている。
エオリアとは、長時間運転の省エネとワンボタンでのお手入れを可能に、長く使える高い品質を追求したエアコン。省エネ性能では、新開発されたエコロータリーコンプレッサーにより、小さなパワーで効率よく空間を冷やすことが可能に。従来のコンプレッサーはベーンとピストンの間から圧縮冷媒が漏れてしまい、低回転時になかなか安定性を出すことが難しかった。しかしベーンとピストンを結合させることで、冷房運転時の最小出力を約40%削減した。
また、集中おそうじ機能では、ボタン1つで「フィルターお掃除」「熱交換器洗浄」「ナノイーX内部クリーン」といった内部清掃機能が全て起動。嫌なニオイも除去されるため、エアコン使用前や夏じまいのお手入れが簡単に行える。
エアコンのカビを抑制するには、使い方も非常に重要だ。エアコン運転後に自動で作動する内部クリーンを「まだ作動している」と取り消してしまう人は多いが、実はこの機能がカビ抑制にはかかせない。24時間運転で内部クリーンができない状態が続くと、カビが増殖する大きな原因となる。
パナソニック エアーマイスターの福田風子氏は「夜間や外出時など、1日に一度は停止させて内部クリーンを作動させてほしい」とのこと。また、高温多湿時に自動で高温加熱・乾燥させる「カビみはり」機能の設定がおすすめとのことだ。
さらにエオリアはアプリでの管理が可能。「室内みはり通知」で外出先からも運転できる便利機能のほか「電気代の見える化」や電気代を比較できる「つけっぱなし判定」で省エネを加速させる。
熱中症対策にはかかせないエアコンを、この機会にぜひ正しく活用してほしい。