株式会社COC(以下、COC)が10月9日、東京駅構内にスナック菓子の新ブランド「RAMEN CLUB」(ラーメンクラブ)の常設店舗「RAMEN CLUB 東京駅店」をオープンする。それに伴い、メディア向け説明会が行われた。

「RAMEN CLUB」は、和洋菓子を手がける同社が初めて開発に挑戦した、口の中でスープが広がる進化系ラーメンスナック。「東京醤油ラーメンスナック」と「札幌味噌ラーメンスナック」の2種類のフレーバーが販売される。

COCグループ代表取締役の長沼氏は「元々洋菓子メーカーとして生ケーキやチョコレートなどの製造販売をしていました。2年前に、かりんとうの工場の事業を承継し、102年の歴史ある工場でした」と回顧。しかし現在、日本国内でのかりんとうの需要が減少しているという背景から、「かりんとうの製造は中止しています。それがキッカケで、揚げ釜や、製造ラインを活かして、スナック油菓子に挑戦しようと、立ち上げたブランドが『RAMEN CLUB』です」と説明した。

開発期間は1年6ヶ月だといい、これまでスナック菓子の製造経験はないながらも「洋菓子製造のノウハウを駆使し、我々ならではの視点で新しい付加価値が作れるのではないかと感じています」と語った。

常設店オープンに先駆けて、9月中旬には札幌大丸と、新千歳空港にて先行販売を行ったそうで、「おかげさまで大好評でした」と報告。1ヶ月間、販売をしたとのことで、「2箇所合わせて14万袋ほど販売し、想定を超える売り上げを達成しました」と胸を張った。

同商品の最大の特徴は、麺にコーティングされたオリジナルスープとのことで、「口の中で広がる“メルトスープ製法”によって実現した新感覚の味わいです。口の中で温度が約33度になるとオリジナルスープがじゅわっと広がる独自の製法です。これは1℃単位で温度調節が大切なチョコレート洋菓子の技術から着想したもので、『東京醤油ラーメンスナック』は煮干しの香りと鶏の旨味が決め手のオリジナルスープ、『札幌味噌ラーメンスナック』はニンニクと豚肉が2種類の味噌を引き立てるオリジナルスープを採用しています」と熱く語っていた。

麺は、数種類の小麦粉を独自の配合をした自家製麺で、中温、低温、高温の3段階の揚げ工程を経て、ガリッとした食感を実現。「東京醤油ラーメンスナック」は中太ストレート麺、「札幌味噌ラーメンスナック」は中太縮れ麺を使用しており、スープとの相性も抜群とのこと。

リアルなラーメンの再現に近づけるべく具材にもこだわりっており、「『東京醤油ラーメン』にはオリジナルのチャーシュー、メンマ、なると、海苔、九条ネギを使用し、『札幌味噌ラーメン』には北海道由仁町のもやし、十勝の契約農家からのとうもろこし、など北海道を意識したこだわりの食材を採用しています。これらの具材を一部、真空フライ製法でスナック化しました」と述べていた。

実店舗は、東京駅構内にあり、朝7時から夜22時まで営業。オープンを記念して2000円以上の会計で、ノベルティ「ミニラーメンどんぶり」がもらえるキャンペーンも実施している。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 1ヶ月で14万袋販売した、進化系ラーメンスナック「RAMEN CLUB」の常設店が東京駅構内にNEWオープン!