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2024年8月17日から18日にかけて、東京ビッグサイトにて、「モクモクワクワクのぞいてみよう木と森のしごと WOODコレクション2024 JAPAN ReWOOD」が開催された。開会セレモニーでは、主催者の挨拶と来賓者数名による鏡開きが行われた。
「WOODコレクション」は国産の木材製品の展示や販売を行うとともに、木の魅力やそれにまつわる仕事について楽しく学べるイベント。登壇予定だった東京都知事の小池百合子氏が欠席となったため、この日は、東京都・産業労働局長の田中慎一氏が登壇しコメントを代読した。
田中氏は「地球温暖化の進行は各地の災害の多発化・激震化に拍車をかけています。国土強靭化と気候変動への取り組みは、極めて重要な課題です」と口に。続けて、「森林には木材の供給だけでなく、災害の防止など私たちの生活を支えるはたらきがあります。木材の需要が拡大傾向にあり、国内の森林資源が充実している今こそ、全国が連携して国産木材の利用拡大を図るチャンスです」と、環境循環の重要性を語った。
また、木村氏は「東京都はJAPAN ReWOODに加え、木材の魅力発信拠点MOCTION(モクション)の運営などにも取り組んでおります。全国各地が力を合わせて木の国日本、木の国東京を実現しましょう」と現在の取り組みや今後の展望について話した。
続いて、来賓を代表して林野庁長官・青山豊久氏は「多様な森林の整備、効率的な路傍の形成、木材需要の拡大、担い手の育成確保など川上から川下まで総合的に取り組みを進めているところでございます」と挨拶。さらに、「木材需要の拡大につきましては、木材利用の町の木造化推進法に基づきまして、建築物における木材利用の促進に努めますとともに国民の皆さんに木の良さを知っていただいて、暮らしの中に木を取り入れるということを通じて、日本の森林作りに繋げていく気づかい運動を展開しております」と、林野庁の取り組みについて話した。
続いて行われた鏡開きは、青山豊久氏と来賓者、さらに大人気キャラクターのガチャピンとムックが務めた。木製の木槌で臼を叩くと、会場内では拍手が巻き起こり景気のいいイベントの幕開けとなった。
また、開会式後に行われたステージイベント「ガチャピン・ムックと学ぼう!木のしごとショー」では、軽快なトークやクイズを交えながら木にまつわる仕事の紹介や木製の椅子ができるまでを披露。
一見難しく思える環境課題における取り組みを、大人から子どもまで楽しく学べる「JAPAN ReWOOD」。自由研究や環境学習、そして夏休みの思い出づくりに役立ててみてはいかがだろうか。