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KKCompany Japanの代表トニー・マツハシ氏(写真左)が、企業向け新製品「BlendVision AiM」を発表した。発表会当日はブランドアンバサダーに就任した林 修先生(写真右)も登場。
「BlendVision AiM」とは「動画」「音声」「文字」…あらゆるデータへのアクセスを容易にするマルチメディア対応AIプラットフォームだ。今まで難しかった動画内にある情報の中から必要な情報を抽出できるようにAIがアシストしてくれるため、企業における会議の録画、研修・トレーニング動画、企業・官公庁が提供している様々な動画マニュアル、教育機関などが提供するオンライン講習、メディア業界における動画資産の効率良い活用につながる。
KKCompanyは1999年創業のアジア太平洋圏におけるグローバルテクノロジー企業。事業分野には音楽配信事業「KKBOX」、マルチメディア事業「BlendVision」、クラウド事業「Going Cloud」がある。日本のKKCompany Japanは「KKBOX」がKDDI auスマートパスプレミアムミュージックを提供し、テレビ朝日公式コンテンツ配信のプラットフォームとして「BlendVision」が活用されている。
KKCompanyはAIテクノロジーをビジネスに取り込んでいて、ビッグデータ処理などを得意としている。今回の「BlendVision AiM」はこれらのAIテクノロジー活用の集大成の一つでもある。
最近の情報提供において動画が増えてきている。というのも画像は文字の7倍、動画は文字の5000倍情報を伝えられると言われているからだ。そのため、動画の活用は年率31%の成長を見せている。動画は効率はいいものの、情報量も多いため、動画から求めている情報をまとめたり、探すのに手間がかかってしまう。そして今までは動画にアクセスして情報を抽出する技術は充分ではなかった。
そこで今回、ビッグデータ処理としてAIの力を借りて適切な情報抽出ができる「BlendVision AiM」が生まれたのだ。
「BlendVision AiM」はAIとマルチメディアの組み合わせから名づけられた。ユーザーはナレッジベースを作成した後、チャットベースでAIとやり取りし、情報を抽出することが可能。販売は1企業あたり月額125,000円からとなり、次のような便利な機能を兼ね揃えている。
■動画・音声データの資産化
動画で会話している内容を文字起こし。PDFやWord等のテキストデータだけでなく、動画や音声コンテンツも解析・データ化し、組織の資産として活用できるようになる。言語も英語、日本語、中国語などマルチに対応している
■議事録(まとめ)を作成
会議録画のサマリーを即時に取得し、議事録を自動で生成する機能により、業務効率のアップに貢献する
■対話型AIコミュニケーション
日本語や英語など様々な言語に対応したチャットボットが、瞬時に問いかけや依頼に答える。たとえキーワードが曖昧でも、AIが質問の意図を理解して回答する
■動画関連箇所のピックアップ
ユーザーからの質問に対し、関連動画を探すだけでなく、動画内の関連箇所のみをピックアップして提案。もう、長い動画を全て見る必要はない
■動画ファイル文字起こし
動画だけでなく、音声コンテンツのテキスト化もでき、ファイルを再生することなくコンテンツ内容を即時に確認できる
■ナレッジベース構築
読込データを利用目的に応じて切り分け、個々の「ナレッジベース」として登録。更には、ナレッジベースへのアクセス権をユーザー別に割り当てることも可能
これらの機能により例えば会議録画の要約や議事録作成にも役立つ。更に、長い会議動画の中から必要な箇所をAIに尋ねてピックアップしてくれることもできるのだ。
また学習シーンにも大きな貢献を果たしてくれる。今回、学校法人高宮学園 代々木ゼミナールもこの「BlendVision AiM」をいち早くトライアル利用。講義の模様を収録した動画を生徒さんや提携先に向けてオンラインで提供していて、常時2万本ほどの動画をアーカイブしている。その膨大なコンテンツの効率的な管理や新たな活用法に対して「BlendVision AiM」が新しい可能性を見せた。
今回、この「BlendVision AiM」のブランドアンバサダーに林 修 先生が起用された。それに合わせてTVCMも4月4日(木)より全国で順次放送開始される。林氏は予備校の現役講師でもあり次のように述べた。
「動画での授業も行なっている中、動画検索ができるのはすごく便利。学生にはできる限り効率的に学んでもらいたいので、このBlendVision AiMの機能を使うと生徒の勉強の効率も上がるのではないでしょうか。昔は図書館に行って、目当ての本を探して情報を得たりしていましたが、このように情報を集めることに使っていた原始的な時間がなくなるのはすごいことですよね。個人的には同じネタを生徒に2回も聞かれたくないので、あのネタどこで使ったけ?と検索しておきたいですね」
と、笑いも交えながらコメントし、本当にいい商品だからアンバサダーになったと太鼓判を押した。
動画利用の概念や価値観が変わる新たな便利なアイテムが登場し、今後の可能性が楽しみだ。
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