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日本テレビとTikTokは、縦型映像コンテスト「JAPAN VERTICAL MV CONTEST 2023 Powered by TikTok|日テレ」の授与式を3月11日に開催。
本コンテストは、日本テレビとショートムービープラットフォームであるTikTokがタッグを組んで実施する、プロ・アマチュア含めた全てのクリエイターに門戸を開いた映像コンテスト。
実写・CG・アニメーションなど自由な表現方法を用いた「縦型ミュージックビデオ」をテーマに、「縦型ならではの様々なクリエイティビティ、そして新たな才能あるクリエイターを発掘する」ことを目的としたプロジェクトとなっている。
コンテストの課題曲は、1995年に浜田雅功(ダウンタウン)と小室哲哉による音楽ユニット・H Jungle with tによる「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント」をJO1が新たなアレンジでカバーした曲で、応募者が曲に合わせたミュージックビデオを制作した。
2月13日までの応募締切までに、500件を超える応募作品がTikTokに投稿された。その中から、ファイナリストノミネート11作品が選出された。そして、授与式にてアーティスト賞、観客賞、準グランプリ、グランプリの受賞作品が発表された。
授与式には、JO1のリーダーである與那城奨も登壇し、JO1選出によるアーティスト賞を発表。同賞には、NAKAOさんによるラーメン屋と宇宙空間を舞台にCGで作られたミュージックビデオが受賞した。
與那城はアーティスト賞選出の理由について「ぼくたちも夢を追ってJO1になったので、動画を見たときに若者に向けた強いメッセージ性を感じました。あのオーディションを受けてた頃の『がんばるぞ!周りになんて言われても受かってやるぞ』という気持を思い出しました」と、自身の経験と照らし合わせて語った。
また、グランプリにもNAKAOさんの同作品が受賞し、アーティスト賞とのW受賞となった。グランプリの受賞理由について、審査員を務めた映画監督・上田慎一郎さんは「決め手は物語性の強さや世界観とか、技術、それらが一体となってNAKAOさんの伝えたいことを伝えられている点がまず一つ。それ以外にも、人柄みたいなものが作品柄みたいにあって、『あの作品が気になる』っていうのがみんなを引き付けたかなと思います」と述べた。
NAKAOさんは、受賞した感想として「見ている方に『諦めるなよ。挑戦しろよ』というメッセージが伝わればいいなと思います。縦画面という形式を活かしきれなかったという悔いはあります。もっと技術的なことに挑戦したい気持ちもありましたが、軸となるストーリーからブレないように気をつけました」と、話していた。