- 週間ランキング
人生に様々な彩を与えてくれる愛犬という存在。いつまでも長生きしてほしいですよね。ところで、皆様は一番多い犬の死因は何かご存じでしょうか。
犬の死因の一位は「がん」。年齢ごとに見ると特に5~6 歳以降急激に上昇しており、10 歳で は全体の 21%が、がんが原因で亡くなっていることがわかっています※。そのためがんの早期発見が重要視されています。
※アニコム家庭どうぶつ白書 2023 犬の死因 10 歳
この度、犬のがん早期発見に繋がるサービス「N-NOSE わんちゃん」を展開する株式会社 HIROTSU バイオサイエンスでは、アニコム損害保険株式会社の保険金請求情報に基づき「N-NOSE わんちゃん」利用後の請求データから、がん発見率※の検証を行いました。
※以下の条件に当てはまる請求があった頭数の割合。
・腫瘍での手術の保険金請求があること
・5 回以上腫瘍での継続的な保険金請求があること
株式会社 HIROTSU バイオサイエンスでは、線虫 C. elegans が人の尿中に含まれるがん特有の匂いを高精度に検知することを利用した、がんの一次スクリーニング検査「N-NOSE」を展開。その技術を応用して愛犬用がん検査「N-NOSE わんちゃん」と愛猫用がん検査 「N-NOSE ねこちゃん」も展開しています。
こちらの検査では、尿を提出するだけで複数のがんのリスクを調べることが可能となっています。
https://lp.n-nose.com/animal/
この度、株式会社 HIROTSU バイオサイエンスでは、「N-NOSE わんちゃん」利用後の腫瘍請求について検証を実施。アニコム損保のペット保険契約者の方で「N-NOSE わんちゃん」を利用した方のうち、2023 年 6 月中旬~9 月中旬までに判定結果を送付した 883 件(契約情報と紐づく検査結果のみ)について、「実際に腫瘍治療を行ったか」の調査を行っています。
この調査結果は、腫瘍に関連した診療後にアニコム損保に請求された保険金請求情報に基づき算出されています。また、調査は 2023 年 6 月中旬~9 月中旬までに判定結果が開示され、かつ 12 月までの保険金請求データに基づく調査結果の速報値となっています(検査結果開示前からの継続治療、過去治療歴のある再発疑いの治療を含む) 。そのため受検数 883 件には、結果開示後に動物病院で検査を受けていない、あるいは診断が確定していないケースも含まれています。
「N-NOSE わんちゃん」の検査の結果、低リスク(A,B)となった群では腫瘍発見率が1.2%、中リスク(C)では 3.6%、高リスク(D,E)では 6.3%となり、高リスク群の腫瘍発見率は低リスク群の 5.2 倍という結果に。
腫瘍発見率は A 判定と比べて、E 判定は約 13.5 倍という結果に。(「N-NOSE わんちゃん」の結果は、低リスクから順に A,B,C,D,E の 5 段階で判定)
今回の調査では「N-NOSE わんちゃん」を利用した 883 件のうち、その結果開示後に腫瘍治療をしたと推測されたのは 22 件という結果に。そして、リスク群ごとの結果から、高リスク判定を受けた犬の方が、低リスク判定となった犬に比べて発見率が大幅に高いことがわかりました。
犬も人間同様、健康寿命が延びる中でがんの罹患率が非常に高くなっています。犬は言葉で痛みを伝えることができないため、どんなに大切にしていても飼い主が病気に気付くことができない場合もあります。愛犬と一緒に過ごす素晴らしい時間を少しでも長くするためにも、手軽に調べることができるサービスを定期的に利用し、愛犬の健康に気を付けてみるのはいかがでしょうか。