2023 年 11 月 27 日(月)、第 12 回「岩谷時子賞」 授賞式が行われます。岩谷時子賞は日本の音楽界や演劇界に貢献した方を表彰する賞。授賞式の様子はオンライン配信にて視聴可能となっており、各パフォーマンスや受賞者の声をリアルタイムで視聴することができます。

岩谷時子賞

岩谷時子賞は日本の音楽や芸術の発展・振興に寄与することを目的とし、2009 年に設立した岩谷時子音楽文化振興財団が、2010 年に制定した賞。音楽・演劇界の明日を担う人材や、その向上・発展に功績のあった人物・団体に与えられています。

また、音楽・芸術を志す個人に対する奨学金「Foundation for Youth」も第2回から開始され、毎年、賞の受賞者とともに発表されています。

岩谷時子さん

賞の名前にもなっている岩谷時子さんは大正 6 年生まれの作詞家。昭和 27 年に越路吹雪の「愛の讃歌」で戦後初の女性作詞家としてデビューし、女性作詞家のパイオニア的存在として活躍しました。

作詞家として加山雄三さんの「君といつまでも」、沢たまきさんの「ベッドで煙草を吸 わないで」、郷ひろみさんの「男の子女の子」など多数のヒット曲を生み出すと共に、「レ・ミゼラブル」 「ミス・サイゴン」など多くのミュージカル訳詞を担当。晩年に公益財団法人 岩谷時子音楽文化振興財団を設立しています。

岩谷さんが生前最後に出席した第 4 回岩谷時子賞授賞式では、以下のような言葉を残しています。

「私の名をつけていただいた『岩谷時子賞授賞式』も第 4 回目の開催となりましたことを、心より感謝しております。物語が大好きで、言葉が大好きな私は、言葉が生き生きと踊りだすような歌を愛してやみません。そして今年も素晴らしい受賞者の皆様がいらしてくださいました。お集まりいただきました皆様、音の楽しみ、美しさを、ひと時でも感じていただけましたらありがたく存じます。そしてこの賞が、世界のしあわせ・平和に少しでも貢献できますよう、どうぞこれからもご支援をお願い申し上げます。」

過去の受賞者

第 12 回「岩谷時子」賞概要

第 12 回「岩谷時子賞」 授賞式は2023 年 11 月 27 日(月)に12:00~13:00の時間で開催。式の様子は配信サイト「カーテンコール( https://curtaincall.media/)」にて無料配信が行われます。

当日は「岩谷時子賞」受賞者 3 名と、奨学金「Foundation for Youth」 受賞者 1 名が登壇。受賞者の紹介映像や受賞コメント、パフォーマンスなどが予定されています。

 

音楽や芸術の発展に貢献した方々を表彰する「岩谷時子賞」。興味のある方はぜひ配信サイトにて授賞式の様子をご覧ください。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 音楽・演劇の分野で功績を残した人を表彰する第 12 回「岩谷時子賞」 授賞式が開催。配信サイトではリアルタイムで視聴が可能