コロプラの100%子会社であるBrilliantcryptoが、新たなブロックチェーンゲーム『Brilliantcrypto』を2024年2月に世界でローンチすることを発表。同社の代表を務める、馬場功淳氏が発表会に登壇した。

『Brilliantcrypto』は鉱山を採掘し、宝石やトークンの獲得を目的としたゲーム。獲得した宝石などはNFT化することで、他のメタバース圏に持ち込むことも想定しているとのこと。いわゆる“マイニング”は、高度なパワーが必要なハッシュ計算によってトランザクションを保証するため資本力が必要だが、個人でもマイニング“Proof of Work”出来る仕組みを考え生み出されたのが、“Proof of Gaming”なのだという。

馬場氏は、こうした取り組みに向けて「事前に結果を予測できない」「公開されたロジックで結果を再現可能」「開発者であっても宝石を生成できない」「AIによる非中央集権」

という重要な4つの仕様を提示。これらをクリアするために、ブロックチェーンデータの利用を考えついたという。

本ゲームのクローズドβテスト版は、2023年8月15日から1週間ほど行われる予定。リリースは2024年2月で、対象プラットフォームはPCで検討しているという。スマートフォンでもリリースを考えているとのことだが、規約の問題もあるため最後まで調整を行うとのこと。その後、NFT化を経て様々なメタバース分野に展開。実際に生成された宝石やトークンが市場で売買されるまでには、上手くいっても5年から10年はかかる見通しと口にした。

すでにさまざまなグローバルパートナーとの協業を経て、α、βテストを行われている。ゲームクリア率は85%、レコメンド率は73%、評価をした人は88%と、テストユーザーからの反応は上々だという。社内でゲームを4度にわたって作り直したそうで、馬場氏は「僕は普段、面白いゲームを作るを命題に頑張ってきたが、面白いんだけど面白くないんだけど何故かプレイしてしまうゲーム性を目指した。αテストでいけたので非常によかった」と語っていた。

また世界でさらに知名度を上げるために、このたび、フランス・パリに本拠地を置くプロサッカークラブ「パリ・サンジェルマン」(PSG)とパートナーシップ契約を締結したことも発表。PSGのアジア・パシフィック代表を務めるセバスチャン・バセル氏は「ゲーミング市場の開拓はサッカークラブとしては第一人者として自認している。我々としても自然な流れでプロジェクトに参加できて嬉しい」とコメントしていた。

クローズドβテストをクリアしたユーザーには、PSGのホーム試合観戦ペアVIPチケットが抽選で6組にプレゼントされる。

https://beta-user-registration.brilliantcrypto.net/?lang=ja

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 コロプラ子会社がブロックチェーンゲーム『Brilliantcrypto』を発表、メタバース分野への展開で新たな経済圏を創出