東京・豊洲にある「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」では、ミュージアム内の2作品「Floating in the Falling Universe of Flowers」と「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity」が、2023年3月1日(水)から4月30日(日)までの期間限定で桜が広がる空間に変化する。

今回、桜が見られる作品は2つ。先ず、時間と共に刻々と変化しながら花々が咲き渡り、生命の宇宙が空間に広がる作品「Floating in the Falling Universe of Flowers」。この作品は季節ごとの花が空間いっぱいに映し出され、幻想的な世界が広がる。床が鏡になっているので天井に映し出された花々が床にも映し出され、空間一面に色とりどりの花が広がり、寝転びながら鑑賞するのも一体感が生まれておすすめだ。

移りゆく四季を感じる花々。その春の部分に桜が登場する。小さな花びらから大きな花びらまでひらひらと桜が舞う姿は圧巻だ。そして桜のピンクが一面に広がり暖かい気持ちになることだろう。季節と共に花が変化していくのでぜひ、春の桜になるまで鑑賞を続けて欲しい。

続いての桜スポットは来館者が水の中を歩く作品「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity」。こちらでは無限に広がる水面に鯉が泳ぎ、鯉は人々にぶつかると、桜に変化し散っていく。

一年を通して、咲いていく花々は季節とともに移り変わるため、桜は期間限定の今しか見れない。膝くらいまで水に浸かる作品で、歩きながら水面に映った鯉や桜を鑑賞する。鯉は自由に動き周り、人にぶつかると桜に変化する。その瞬間はピンクの花びらがふわっと広がり見事だ。

タイミングによっては鯉が人の周りをまわり、水面にカラフルな線となって人のまわりに円ができる。円の中心にいる自分はまるでこの世界に誘われたような気持ちになり、作品に没頭していくことだろう。

2つの作品ともにコンピュータープログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。今この瞬間の空間は2度と見ることができないのだ。

その他、ラン科の花々が立体的に埋め尽くされた庭園「Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体」も写真映えすると人気の作品の一つ。鏡の床が天井の花を映し出し、空間全体に花が広がり、ポッカリと自分たちが包み込まれているような気分になる作品だ。

そして夜にはまた違った姿を見せてくれる「呼応する小宇宙の苔庭 - 固形化された光の色, Sunrise and Sunset」も面白い。館内作品で日中と日没後で雰囲気がここまで異なるのはこの作品だけではないだろうか。日没後には作品が輝き始め、シルバーやオーロラに光る。地球ではない別世界にきたような、正しく宇宙空間を楽しんでもらいたい。

他にもフォトジェニックな写真が撮影できる人気の作品など魅力的な空間、作品が多数あり人々を魅了している。国内だけでなく、海外観光客の来場も現在、増え続けている。そんな「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」にて日本のシンボルでもある季節限定の桜を味わってみてはいかがだろうか。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 3月より「桜」が咲き渡る春限定の作品空間に!海外観光客にも人気の東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」