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ビジネスシーンでイノベーションを起こしている経営者たちと、クリエイティブの世界でイノベーションを起こしてきた宮藤官九郎さんとの異業種対談企画「Innovative Lounge」。今回、同番組に登場したのは、株式会社Arc・pro、プロ・グレス株式会社 代表取締役・山口貢さんです。
宮藤官九郎さん(以下、宮藤):株式会社Arc・pro、そしてプロ・グレス株式会社。ふたつ会社があるんですね。どんなことをされている会社なんでしょうか?
山口貢さん(以下、山口):Arc・proは建設業ですね。プロ・グレスは環境事業です。消臭・除菌剤の製造・販売をメインにやっている会社です。
宮藤:建設業と環境事業。これ全く違う業種ですけど、もともと山口さんは建設業に関わられていたと。
山口:もともとは建設メインでやってたんですが、あるところから環境事業の話がありまして、そこから始めました。大手のアパートメーカーにいたりしたんですが、そこを退職して、設計事務所の手伝いもしました。その間に母親が具合悪くなって、「地元に戻ってこい」と。それで静岡に戻ったはいいですけど、また他の会社に入るのも嫌だったんです。それでなんとかやりくりしてArc・proを立ち上げました。
宮藤:消毒剤の製造・販売を手がけるようになったのはコロナがきっかけだったんですか?
山口:そうですね。コロナが一番のきっかけであり、たまたま知り合いから、エアコンの中に入れるタブレットみたいな二酸化塩素の商品があって「そういうのをやってみないか?」という話がありまして。面白そうなのでいろいろ調べて、高校の先輩に「こんなのあるんですけど」って言ったら、「そんなの俺やってるよ」っていうところから始まったんです。それで、「じゃあ、一緒に先輩やりましょう」ってことで。
宮藤:除菌剤、消臭剤というのは、どういう商品ですか
山口:物は「亜塩素酸ナトリウム水溶液」で、簡単に言うと二酸化塩素を使った商品になります。ウイルスとかのたんぱく質を破壊して、死滅させる効果や消臭の効果があります。
宮藤:こういうのって、コロナ禍ですごく増えたじゃないですか。どれを使っていいかがいまひとつわからないんですよね。「置いてあるからそれで」ってやってるけど、全部違うんですよね?
山口:全部違いますね。アルコールもありますけど、アルコールだとアレルギー反応が出たりっていうのがありますよね。他の除菌剤はにおいが結構強かったり、乾いた後もベトベトするっていうのがありまして。うちのは、大量につけすぎるとどうしても塩素系のにおいがしますけど、手にかけるぶんでしたらほぼにおいはしないですね。で、ベタつきもないものですから。
宮藤:そんな山口さんだからこそ感じる、強い思いがあるとのことで教えていただけますでしょうか。
山口:お客さんが安心して使える除菌剤がもっと増えて欲しいと思います。
宮藤:使う側もあまり知識がないんですよね。「これがよくて、これがよくない」っていうのってわからないです。なんとなくつけてる感じに…。
山口:うちの商品はにおいもしないですし、一番わかりやすいのが消臭ですね。例えば、生ゴミとか、ペットを飼っているお宅でしたらおしっこのにおい。気になるところにかけていただければ、ちょっと時間が経てばほぼにおいが消えているっていう、いろいろ使った方からの話がありますので。
宮藤:なるほど。「Virus Clo-z(ウイルス・クローズ)」。
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株式会社Arc・pro、プロ・グレス株式会社
Arc・pro URL : https://www.arc-pro1.com/
プロ・グレス URL: https://progress-cloz.com
代表取締役 山口貢 静岡県三島市出身。大学卒業後、建材メーカーや大手建設会社、設計事務所で経験を積む。2018年に株式会社Arc・pro設立。2020年に消臭・除菌剤「Virus Clo-z」を販売するプロ・グレス株式会社 設立。